【イベントレポート】
「第5回 自治体DX展」に出展しました
2025年7月2日(水) ~ 4日(金)に東京ビッグサイトで開催された、第5回 自治体DX展にTOPPANグループとして共同出展しました。

今回の出展では「住民サービス」「まちづくり支援」「地域経済活性化」をテーマに、様々な領域の社会課題解決を支援した事例やソリューションを展示しました。
また3日目の最終日の特設会場では、2022年12月にTOPPANと行政DXの連携協定を締結し、通知物の受領から申請手続きまでを、デジタルで完結させる取り組みなどを推進している世田谷区を交えて、「世田谷区モデル(イノベーシング®)に学ぶ行政改革の最前線 ~実務担当者が語る真のDX化 BPR・通知物電子化の導入事例~」をテーマとしたセミナーを実施しました。本レポートでは、当日の様子をご紹介します。
TOPPANではこんな課題を抱える自治体をサポートしています
● IT人材・DX人材が不足している
● 何から手を付ければ良いか分からない
● 既存業務が忙しく手を付けられない
● 予算を十分に確保できない
● セキュリティへの不安がある
● 従来のアナログ業務から移行するハードルが高い
● 世代によりデジタル活用に関する情報格差がある
住民サービス ~行政DX / 教育 / 医療・健康~
情報のバリアフリー化|窓口のユニバーサルコミュニケーション
「ユニバーサルコミュニケーション」とは、言語や文化、身体的な制約に関係無く、誰でもスムーズに意思疎通できるコミュニケーションのことです。社会の多様化が進む中、すべての人が正しく情報を受け取り、互いの意思を円滑に伝えられる環境を支援するため、ユニバーサルコミュニケーションサービス「VoiceBiz® UCDisplay®」の体験ブースを用意しました。透明ディスプレイには音声入力とキーボード入力に対応した字幕表示ができ、外国人はもちろん、聴覚障がい者や言語障がい者などへの対応もできます。字幕と表情が同時に見える透明ディスプレイを介することで、お互いの表情を見ながら、コミュニケーションが可能になります。

行政DXリテラシー向上研修

パワーポイント資料から、誰でも、簡単に動画を作成できるサービス「PIP-Maker®」を活用し、和歌山県様とTOPPANエッジが共同で実施した研修サービスを展示しました。受講された職員からも「勤務中、時間のある時に視聴でき、動画も分かりやすかった」などの感想をいただき、結果、DX推進部署への相談件数が大幅に増加することができました。
その他出展サービス
まちづくり支援 ~減災・防災 / 交通物流 / 環境・自然保全~
リアルな災害体験で県民の防災意識を向上「災害体験VR」

「災害体験VR」は地震・津波・風水害といった自然災害を、実際にその場の空間にいるような感覚で体験することができます。防災訓練や各種イベントなどでの活用により、県民の防災意識向上に寄与した山口県の事例をご紹介しつつ、多くの来場者にVRを体験いただきました。体験いただいた方からは「 いつ災害が起きてもいいように、日頃からの備えや行動が必要」「水が来たと思ったら、もう逃げられない状況になっていた」「 他人事と思わないようにしようと感じた」といった感想をいただきました。
その他出展サービス
地域経済活性化 ~観光 / 地域振興 / 関係人口~
デジタルスタンプラリーでまちのにぎわい創出

多くのまちづくりで挙げられる課題として、にぎわいエリアの分散傾向があり、まちが持つ魅力の認知度や地域への消費の不足がありました。今回展示をした志木市の事例では、混雑状況可視化サービス「nomachi®」を活用し、まち巡りのデジタルスタンプラリーによる地域の魅力認知、消費活動に貢献しました。
農作業マッチングサービスで地域の農業継続を支援

人手不足や後継者不足の解消、耕作放棄地の抑制に貢献することで、農業を始めやすく続けやすい街づくりを支援する農作業マッチングサービス「農託®」のブースでは、大分県豊後大野市導入事例をご紹介しました。設備購入や人材雇用などの新たな投資をせずに、委託者・受託者双方の所得向上を実現したマッチング事例です。
その他出展サービス
世田谷区×TOPPAN特設セミナー

最終日の7月4日(金)には自治体向け出展社セッション会場②にて「世田谷区モデル(イノベーシング®)に学ぶ行政改革の最前線 ~実務担当者が語る真のDX化 BPR・通知物電子化の導入事例~」をテーマに、世田谷区職員様と対談セミナーを実施しました。自治体における人材不足という課題に向け、行政処分通知の電子化までの実際の取り組みを世田谷区の実例をもとにご紹介しました。

2025.07.17