【イベントレポート】
自治体・公共Week2024内
「第4回自治体DX展」に出展しました
2024年6月26日(水) ~ 28日(金)に東京ビッグサイトで開催された、第4回自治体DX展にTOPPAN株式会社・TOPPANエッジ株式会社で共同出展しました。
今回の出展では「行政事務代行」「マイナンバーカード活用」「観光振興」など様々な領域の社会課題解決を支援した事例やソリューションの展示と、2022年12月にTOPPANと行政DXの連携協定を締結した世田谷区のご担当者様を交えて、「自治体職員が不足する未来に、企画総務部門・所管部門・民間が連携して行政改革に取り組むためには」をテーマとしたセミナーを実施しました。本レポートでは、当日の様子をご紹介します。
行政事務センターの設立・運用
札幌市行政事務センター運営業務
札幌市職員様の業務負荷を減らし、コア業務への人的リソースを最適化するため「行政事務センターの運用体制構築」と「行政事務センターでのノンコア業務受託」を行った事例をご紹介しました。
マイナンバーカードを活用した認証・決済システム
マイナンバーカードを活用した地域の移動課題の解決
千葉県館山市・南房総市にて地域の交通事業者と連携し、実証エリア内を運行するバスに専用のリーダー端末を導入することで、マイナンバーカードによる決済を可能にした実証実験を行った事例をご紹介しました。
マイナンバーカードを活用したオフライン決済
全国初!神奈川県横須賀市とマイナンバーカードを活用した、災害時を想定したオフライン環境における決済システムの実証実験を行った事例をご紹介しました。
本実証は、災害時に店舗のネットワーク接続が遮断されキャッシュレス決済が利用できないなどオフライン環境でも利便性が高く、安全安心にキャッシュレス決済を行うことができる決済システムの構築を目的にしたもので、災害に強いまちづくりにも寄与します。
自治体フロントアプリ構築
長野市統合フロントアプリ構築事業
自治体と住民との接点の拡大を図るため、ASP自治体ポータルサービス「クラシラセル®」と仮想統合データベース「Con:tegration®」を活用し、統合フロントアプリを構築した事例をご紹介しました。
長野市の統合フロントアプリ「ながのプラス」の構築に、TOPPANの自治体向けポータルアプリ構築サービス「クラシラセル®」を採用いただきました。また、配信される情報は、仮想統合データベース「Con:tegration®」を活用することで防災メールや公式ホームページなどと自動連携しています。住民がアプリに設定した属性や関心カテゴリーに合わせて通知が届くため、情報取得の機会と質の向上が期待されます。特に子育て世帯に対しては、予防接種など子どもの生年月日に合わせた必要な情報をプッシュ通知で受け取れる「マイカレンダー」機能も搭載しています。
当日ご紹介した展示
【環境】効率的な審査と良質な助成サービスの提供を伴う定常型BPO業務
【ヘルスケア】市民の健康意識向上や生活習慣病の予防を促す特定検診受診勧奨
【デジタル人材育成研修】
・パワーポイントを動画に変換できる「PIP-Maker®」を活用したDX研修の実現
【防災】住民の防災意識を醸成させるリアルな災害体験VRコンテンツ制作
【観光振興】文化資源の魅力を伝える文化観光拠点開発・支援
・高野山エリアにおける文化観光周遊活性化のための拠点開発・関連業務
【社会福祉】ひきこもり当事者が気軽に参加できるメタバース空間での居場所づくり
世田谷区×TOPPAN特設セミナー
6月28日(金)の15:45~16:45(会場:自治体向け出展社セッション会場1)では、「自治体職員が不足する未来に、企画総務部門・所管部門・民間が連携して行政改革に取り組むためには」をテーマに、世田谷区職員様をお招きし、企画総務部門・所管部門・民間が連携して取り組んでいる「新たな行政経営への移行実現プラン」について特設セミナーを講演いたしました。
また、TOPPANブースでは、世田谷区様の補助金等業務の集約実施委託/幼保無償化通知物の電子送付の事例をご紹介しました。
補助金等業務の集約実施委託では、BPO(業務実施機能)+BPR(分析・改善機能)+DX(デジタル化推進機能)を連動させることで、対象業務のコストに対するスケールメリットや区民サービスの維持・向上、業務改善・効率化などの効果最大化を実現します。
また、幼保無償化通知物の電子送付では、保育施設を継続して利用するための現況確認、入園の内定非内定通知を電子送付にて実施。通知物の電子化だけではなく、申請を受け付けた世田谷区様及び保育施設の事務処理等も踏まえた業務全体の新たな運用フローを構築することで、世田谷区様と保育施設の事務作業効率化を実現しました。
2024.07.09