パフォーマンスマーケティングサービス コラム

【完全版】ホームページリニューアルの進め方マニュアル!
成功するためのポイントとは?

近年、デジタル化の急速な進展などを背景に、非対面のチャネルが増えています。そのような中、企業の公式ホームページは大きな変革期を迎えています。

そのため、ホームページをリニューアルし、目的や意義を再定義することは、重要な取り組みといえます。

今回は、ホームページの役割の変化から、リニューアルのよくある目的とタイミング、メリット、進め方のステップ、成功事例から得られる成功のポイントまでをご紹介します。


<目次>
1.ホームページの役割変化とリニューアルの目的、タイミング、頻度
2.ホームページリニューアルのメリット
3.ホームページリニューアルの進め方ステップ
4.ホームページリニューアルの成功事例から知る成功のポイント
5.TOPPANが包括的に支援するホームページリニューアル・運用サービス


1.ホームページの役割変化とリニューアルの目的、タイミング、頻度

まずは、現代のホームページが担う役割と、リニューアルを実施する目的やタイミングについて解説します。

ホームページの役割と近年の変化

ホームページリニューアルを考えるとき、まず自社で構築したいホームページの種類を明らかにし、それぞれの役割を明確にすることが重要です。

なぜなら「ホームページ」と一口に言っても、現在は多様な役割を持つためです。例えばコーポレートサイトやサービスサイト、採用サイトなどがあります。

昨今は、コロナ禍を境に、ホームページやアプリ、電話やメールなどの非対面チャネルへのシフトによるチャネル改革が加速しています。その中で、ホームページは対面・非対面問わず、あらゆるサービスへと顧客を導く「ゲートウェイ」としての役割に注目が集まっています。ホームページの種類ごとに役割は違いますが、すべてをつなぐ“入り口”としての重要性が増しているのです。

このような背景から、ホームページをビジネスの超重要拠点として戦略的に構築することが求められます。

そのため、過去に制作したホームページは、市場ニーズや環境変化に応じた見直し・変革を、定期的に進めていく必要があります。

ホームページリニューアルのよくある目的

ホームページリニューアルは、次のような目的で進められることが多くあります。

・機能改善・デザイン最適化
・SEOの強化
・ブランディング強化
・企業イメージアップ
・ステークホルダーからの要請
・事業変革・会社統合・組織改編・周年時におけるロゴやビジュアル変更
・ホームページ運用の効率化

ホームページリニューアルにおすすめのタイミング

ホームページは定期的に戦略を見直す必要があり、その際にリニューアルが一つの選択肢となります。特におすすめの見直すタイミングをご紹介します。

●デザイン・ユーザビリティに課題があるとき
見た目が崩れていたり、メニューボタンが押しにくかったりと、デザインやユーザビリティに課題があるときは、会社やブランドのイメージを毀損するリスクがあるため早急に改善する必要があります。

●更新に手間と時間を要しているとき
担当者がホームページを更新する際に時間がかかったり、更新しづらい仕組みだったりすると更新頻度が下がる恐れがあります。いつまでも古い情報のみのホームページは徐々に訪れる人が減少します。

●デザインの古さを実感するとき
ホームページデザインは制作時の流行や機能などを反映することが多いため、数年から十数年経つと古さが感じられることがあります。放置すると前時代的な印象を与えてしまい、そのまま企業のイメージに繋がるリスクがあります。そのため、現代に適したデザインに改善する必要があるでしょう。

●新機能を追加したいとき
近年は、お客さま対応のためにホームページ上にAIチャットボットを導入したり、ホームページ内の検索性を高めたり、口コミ投稿ができるようにしたりする企業が増えています。その背景として、技術の発達や顧客ニーズの多様化などがあります。ツールを導入すれば解決することもありますが、旧来のホームページだとツールを実装できないケースもあり、全面的にリニューアルする必要が出てくるケースもあります。

●自社が伝えたいことが正確に伝わっていないと感じたとき
ホームページ全体を通じて、自社が伝えたいことがユーザーに伝わっていないというケースです。この状態のまま放置してしまうと、いざ、顧客から問い合わせがあったときに、正確な情報を伝え直さねばならず、余分なリソースを割かれてしまうことがあります。
この場合、部分的に修正をしても伝えたいことがちぐはぐになってしまうため、全面的なリニューアルを検討する会社も多いです。

ホームページリニューアルの理想的な頻度

リニューアルの頻度は特に決まっていませんが、一般的には、3〜5年程度でリニューアルする企業が多いとされています。3年未満であっても、戦略に応じて必要性があれば実施するべきといえます。


2.ホームページリニューアルのメリット

ホームページをリニューアルすることで得られるメリットをご紹介します。

増大している情報が整理され、わかりやすくなる

長年ホームページを運用していると、年数を重ねるごとにページ数や画像枚数が増えていきます。またカテゴリやジャンルも増え、階層が複雑化しがちです。リニューアルによって棚卸しし、カテゴリ分けなどを改めて行うと、情報が整理され、わかりやすくなります。ユーザーにとって使い勝手の良いホームページになるでしょう。
また、サーバーを圧迫していた古い情報やデータも一緒に整理されるため、コストカットにも繋がります。

“今”を正確に伝えられる

事業の優先順位や戦略ビジョンなどは、数年単位で変化していくものです。変化のタイミングでホームページリニューアルを行うことで、その時点の「“今”の会社」を正確に伝えられるメリットがあります。

ホームページの機能・ユーザビリティ改善で利便性が向上する

ホームページを長年リニューアルしていないと、ユーザーの利便性が低下することがあります。例えば、スマートフォンに最適化されていなかったり、競合他社がすでに導入している問い合わせ用のチャットボットが自社には未搭載だったりと、機能面での遅れが目立つようになります 。また、ユーザーから「メニューの使い勝手が良くない」「スマートフォンでの閲覧がしにくい」などの声が上がっている場合は、リニューアルによる機能やデザインの改善で利便性を大きく向上させることができます。

企業イメージがアップして顧客・投資家・優秀な人材を惹きつけられる

企業の第一印象を左右する重要な接点であるため、企業イメージを左右します。そのため、リニューアルを通じて企業ブランディングを強化することもできます。場合によっては、企業イメージのアップに繋がり、顧客はもちろんのこと、投資家や採用候補者からの印象も良好になるでしょう。

SEO強化でより多くの人に見てもらえる

SEOとは「Search Engine Optimization」の略称であり、検索エンジン最適化のことを指します。Google検索などで自社のホームページが検索画面の上位に表示されるための手法です。リニューアル時にSEO戦略を見直すことで、より多くのユーザーの検索画面に表示される効果も期待できます。

ただし、注意が必要なのは、リニューアルのやり方次第では、検索順位が下がってしまうリスクがあることです。上がるにせよ下がるにせよ、リニューアル後には検索順位が変動しやすいということをあらかじめ理解しておかなければなりません。大きく順位が下がってしまわないためにも、「旧URLから新URLへリダイレクト(転送)を設定する」「アクセス数の多いページを削除しない」などの予防策をあらかじめ行っておくことが大切です。

CMS刷新による効率化

運用担当者にとっては、CMS(コンテンツ管理システム※)を刷新することで、スピーディーかつ楽に更新できるようになります。人的、時間的コスト削減や業務効率化に直結するでしょう。

※CMS:「Contents Management System(コンテンツ管理システム)」の略称で、ホームページ上のコンテンツ(テキスト・画像・動画など)を一元管理できるソフトウェアのこと。


3.ホームページリニューアルの進め方ステップ

ホームページリニューアルを進める際には、次の手順で行うことで、リニューアルの目的達成や効果につながりやすくなります。

1. 目的の明確化と社内共有

プロジェクトの第一歩は、「なぜリニューアルするのか」という目的を明確にし、社内で共通認識を持つことです。単なるデザインの刷新だけではビジネス戦略と紐づかず、本来の意義を果たせません。「売上向上」「採用強化」「ブランディング」など、全社でブレない軸となる目的をしっかりと固めましょう。

2. 現状課題の洗い出し

次に現状のホームページの課題をすべて洗い出します。

アクセス数や滞在時間などのデータ収集・分析のほか、ユーザビリティを確かめるテストを行い、その結果を分析して問題点を洗い出すことも有効です。

社内から不満や改善要望のヒアリングをしたり、競合他社のホームページと比較したりして、あらゆる角度から現状と課題を明らかにします。課題が洗い出されたら、改善の優先順位をつけておくと良いでしょう。

3. RFP(提案依頼書)の作成

現状の課題とリニューアルの目的が固まったら、RFP(提案依頼書)を作成します。RFPとは、発注側が制作会社へ要望を伝えるための書類です。目的や課題、必要なシステムや機能などを盛り込むことで、自社が求めるホームページの要件を正確に伝えられます。プロジェクト進行中の認識のズレを防ぐための重要な指針にもなります。

4. 制作会社の選定

社内に専門スキルを持つ人材がいる場合は社内で実施できますが、制作会社に外注することも多くあります。

制作会社の選定は入念に行うことが重要です。費用や得意分野、デザインのクオリティ、制作実績などに加えて、次の選定基準を押さえておくと、より良いパートナーを見つけられるでしょう。

・ビジネス目標達成のために伴走してくれるか
・大企業のホームページ制作の実績はあるか
・運用後のサポートは十分か
・窓口担当者との意思疎通は問題ないか

特に重要なのは、ビジネスの目標達成するために、伴走してくれるかどうかです。またリニューアルして終わりにならないよう、運用後のサポート有無や充実度も重要です。

5. 要件定義・設計

制作体制が整ったら、ホームページの要件定義や設計を行います。CMSやインフラの要件定義、ホームページ上で受注する場合の仕組み構築などを、目的や課題に応じて行います。

6. 制作・開発

定義や設計をもとに制作やシステム開発を行います。

7. テスト・公開

テスト環境で動作やユーザビリティなどを確認した後に本番公開します。

8. 運用と効果検証・改善

公開後は、運用フェーズに入ります。重要なのは、作って終わりではなく、狙った通りの効果が出ているかを測定して改善を重ねることです。アクセス数や滞在時間、よく見られているページや場所の解析、ユーザーインタビューやアンケート結果などにより、効果測定を行います。

そして、測定結果をもとに改善を行います。PDCAサイクルを回すことで、着実に目的達成と課題解決につなげていけます。


4.ホームページリニューアルの成功事例から知る成功のポイント

単なるデザイン刷新で終わらせず、ビジネス課題を解決するための成功のポイントを、3つの成功事例をもとにご紹介します。

【成功のポイント1】ビジネスの目的達成の軸を明確に持って共有する

出光興産株式会社様では、経営統合をきっかけにコーポレートサイトのリニューアルを進めました。また、大きな目的として、中期経営計画で掲げた脱炭素への取り組み強化を含む2050年ビジョンを、世間一般に発信する必要がありました。

しかし、現行のコーポレートサイトには、どのような思いで、具体的にどのように事業変革を推進していくかの内容が記載されていませんでした。

そこでコーポレートサイトにおいて、会社が目指す姿や中期経営計画などで打ち出したい内容をいかに多くのユーザーに見てもらうかを、制作会社と頻繁に打ち合わせを重ねて検討しました。制作会社は、まず打ち出したい内容が詳細に記載された資料をもとにリニューアルの要件定義をしっかりと行い、確実に目線合わせをすることに努め、10ヶ月弱という限られた構築期間の中で、作業の優先順位と期限をうまく調整しながら、高頻度かつ高密度のコミュニケーションをとって、細かいニュアンスまで確認しながら進めていきました。

その結果、情報が整理されてわかりやすくなり、ビジョンを取引先などに的確に理解してもらえる結果となりました。

この事例から得られる成功ポイントは、コーポレートサイトはどうあるべきか、誰に何を伝えるべきかを、ゴールのイメージを明確にしながら、社内共有しておくことといえます。またデザイナーチームと共に活発にアイデア出しを行いながら進めていったことも、功を奏した要因となったことから、社内メンバーを巻き込んで進めることも有効といえます。

さらに「ビジネスの目的達成」を基準に提案してくれるパートナーを選んだことも成功の要因です。

【成功のポイント2】リニューアル後の運用更新性を改善

株式会社シグマ様では、既存のホームページの運用更新性の改善を目的にリニューアルを実施しました。
同社では製品発表サイクルが早期化しており、ホームページの更新性を向上させることが急務でした。
また、頻繁に更新する作業を外部ベンダーに委託しているとコストも膨れあがってしまうため、内製化を実現する必要がありました。
リニューアル後は必要なときに必要な箇所を速やかに、自社で更新できるようになりました。
また社内のカスタマーサポート部門などからの情報更新のリクエストに応えやすくなったという効果も得られています。

さらに、運用更新性向上と情報インフラとしての整備を受け、安心して次の施策検討に進むことができるようにもなりました。

この事例から得られる成功ポイントは、見た目や機能の改善のみならず、リニューアル後の運用更新性の改善を考慮することといえます。社内業務の効率化にも寄与するでしょう。

【成功のポイント3】ターゲットに合わせた情報整理と大規模サイトの最適化

ある企業は、顧客向けのサイトにおいて「情報が見つけにくい」などの声を受け、リニューアルを行いました。
制作会社による顧客ニーズの発掘情報をもとに設計し、4,000ページ近い情報を整理。ユーザーの見やすさ・わかりやすさに配慮して全面改修を実施しました。

また同時に採用サイトのリニューアルも実施しました。「自社の魅力を就職活動中の学生に向けて、十分に伝えきれていない」などの課題を解決するべく、自社の魅力を深くわかりやすく発信し、入社後のミスマッチを防止する設計を行いました。

この事例から得られる成功ポイントは、ターゲットに合わせた情報整理です。「誰に何を伝えるか」を吟味し、ホームページの役割を明確に分けることが重要といえます。


5.TOPPANが包括的に支援するホームページリニューアル・運用サービス

3つの成功のポイントの中でご紹介した企業様の実例はすべてTOPPANがご支援したものです。
ホームページのリニューアルは、近年、重要な意味を持っています。ターゲットに合わせたゲートウェイの役割を担わせるために、現状課題の洗い出しや目的の明確化から取り組むことをおすすめします。

しかし、課題が特定できたとしても、要件定義や設計が自社では難しいこともあるでしょう。そのようなときには、ぜひTOPPANにお声がけください。
本サービスの強みは、「貴社のビジネスの目的達成につながるか?」を唯一の判断基準としている点です。

リニューアル後をスタート地点ととらえ、構築からリリース後の運用、成果創出まで包括的に伴走支援しております。

大企業における豊富な実績・ノウハウで、貴社を継続的にサポートいたします。
何かお困りのことがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

2026.05.29