戦略PRとは?
単なる情報発信で終わらない、
世論を動かし事業を成長させる方法
広報・PR活動は、ただ典型的な施策を実施するだけでは差別化を図ることがむずかしくなってきました。消費者や顧客に注目してもらうためには、戦略的に広報・PRを実施する必要があります。
今回は、戦略PR(広報含む)の意味から、戦略PRが求められる理由、戦略PRの効果的な施策と共に、戦略PRでターゲット訴求した事例をご紹介します。これから戦略PRを実践したい方にとって基礎知識を得られるおすすめの内容です。ぜひご覧ください。
<目次>
1.戦略PRとは?
2.なぜ戦略PRが求められるのか?~ターゲットに確実に届ける必要性
3.戦略PRの効果的な施策
4.戦略PRでターゲット訴求した事例
5.まとめ
1.戦略PRとは?
まずは戦略PRの概要から確認していきましょう。
戦略PRとは?
戦略PRとは、文字通り戦略的にPRを行っていく手法です。
従来のPRをただ実践しているだけでは、競合他社との差別化を図ることができなくなってきていることから、より戦略的にPRを行っていく必要が出てきているのです。
そもそもPRとは?
そもそもPRとはどのような取り組みなのでしょうか。PRとは、社会やステークホルダーに対して情報発信することで良好な関係を構築する手法です。それにより自社のブランドイメージを良好にし、良い世論を作り出すことをゴールとします。
PRには、大きく商品PRと企業PRの2種類に分かれます。
・商品PRとは?
商品PRとは、コミュニケーションを通じて、消費者と商品との間に信頼関係を築くことを指します。
・企業PRとは?
企業PRとは、企業が社会に向けて、企業理念や事業内容、自社の価値を広く知らせることで、社会やステークホルダーとの信頼関係を築くことを指します。
一般的PRと戦略PRの違い
従来行われてきた一般的PRと戦略PRとはどのような違いがあるのでしょうか。
一般的なPRは、プレスリリースや広告等を通じて、商品や企業の情報を一方的に発信し、メディアなどに話題にしてもらいます。一方戦略PRは、ストーリーやシナリオを構築し、戦略的に商品・企業が話題になるように仕向けます。つまりメディアが取り上げたくなる仕掛けを作るのが戦略PRの最大の特徴です。
2.なぜ戦略PRが求められるのか?~ターゲットに確実に届ける必要性
昨今、戦略PRはなぜ求められるのでしょうか。その必要性をご紹介します。
インターネットやSNSの普及による情報過多時代
昨今はインターネットやSNSが普及しており、日々膨大な量の情報が蓄積されています。SNSを開けば、膨大な情報が流れ込んできます。こうした中、消費者は、自分の好みや必要性に応じた情報を取捨選択していく必要があります。また、企業にとっては、膨大な情報量の中で商品やサービス、自社の情報が埋もれやすくなっています。
このような状況の中、いかに注目を集められるかが重要になってきています。
市場の成熟と競争激化
多くの市場が成熟する一方、景気が低迷していることから、消費者は消費意欲が低下しています。価格競争も激化していますが、安ければ売れるという時代でもありません。質が高いもの同士が競争していることもあります。このような環境の中、競合他社に打ち勝っていくためには、より戦略的にPRを実施しなければなりません。
ブランドアイデンティティや価値への興味関心の高まり
近年、消費者のほか投資家においても、商品やサービスの性能、企業の業績や事業内容といった部分だけでなく、そのブランドの価値や企業の社会的な責任、環境や社会への貢献度などに興味関心が高まっています。
これは、企業側は発信する情報に、自社やブランドの価値観をうまく盛り込む必要が出てきているということです。そして、信頼や共感を勝ち取り、積極的にブランドイメージや世論を作り出していく姿勢が求められるのです。
こうした背景から『埋もれない』ため、ターゲットに確実に届ける必要があります。
3.戦略PRの効果的な施策
戦略PRの手法はさまざまですが、近年注目されている、より効果的な施策をご紹介します。
プレスリリース配信&メディアアプローチ
従来のPRの手法として、プレスリリースの配信やメディアアプローチは存在しました。しかし戦略PRでは、ただプレスリリースを配信してメディアに取り上げてもらうのを待つのではなく、戦略的にプレスリリースの内容をコントロールして、メディアに取り上げてもらいやすくします。その際、シナリオを設定しながら実施します。
ストーリーの設計・展開
戦略PRを進めるにあたって、効果的な情報発信の方法がいくつかあります。その一つがストーリーの設計を行う方法です。ストーリーを用いることで共感を高めることができるので、より効果的な戦略PRにつながります。
販促プロモーション・イベント
販促プロモーションやイベントも一般的なPR活動と同様に行います。戦略的に売り場や生活の場におけるコミュニケーションコンセプトと、売りにつなげるシナリオ策定を行いましょう。
例えば、世の中の関心事からのテーマの抽出と開発を行い、ターゲット層の関心事やメリットへの落とし込みを通じて、話題を喚起します。
4.戦略PRでターゲット訴求した事例
戦略PRでターゲット訴求した事例を2つご紹介します。
商業施設のオープンに際した広報戦略
ある企業は、新たな商業施設を設置したのをきっかけとして、まちびらき・テナントオープンに向けた広報戦略を進めました。具体的には、オープン直前に記者発表会とメディア内覧会を実施し、オープン日にはテープカットセレモニーを行いました。
ポイントになるのは、最先端のトレンドやカルチャーを発信するテナントが揃うタイミングで、情報拡散や認知、集客を目的としたPRを行った点にあります。
市のファン獲得に向けたPR施策~体験動画
ある地方都市は、人口減少が続いていた中、市内外の若者にとって魅力のあるまちづくりのために、市の価値を改めて見直し、魅力を発信するプロジェクトを企画立案しました。
この市で体験できる魅力を新しい言葉によって表現し、市内外に発信しました。また体験が市の魅力であることから、消費者にスマホで気軽に疑似体験してもらえる動画を制作してPRを行いました。
5.まとめ
PRは戦略的に実施する重要性が高まっており、情報過多時代に『埋もれない』ため、ターゲットに確実に届ける必要があります。
ぜひ効果的な施策を、ねらいを定めて実施しましょう。事例を踏まえて、ぜひTOPPANのサポートもご検討ください。
TOPPANの広報・PR戦略コンサルティングサービスでは、ベーシックなPR活動から戦略策定まで幅広くサポートしております。他にもご支援した事例のご提示が可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
2025.12.15






