エクスペリエンスデザインサービス コラム

広報・PRとマーケティングの違いとは?
戦略的に売上を伸ばす
広報とマーケティングの連動で
成果を最大化する5ステップ

普段、何気なく行っている広報・PRとマーケティングですが、それぞれどのような違いがあるのか気になっていませんか。お互いの違いを理解した上で掛け合わせることで、売上アップも期待できます。
今回は、広報・PRとマーケティングとは何か、広報・PRとマーケティングの違い、広報・PRとマーケティングを掛け合わせる戦略が有効な理由、成果を最大化する広報・PR戦略と実行の5ステップをご紹介します。


<目次>
1.広報・PRとマーケティングとは?
2.広報・PRとマーケティングの違い
3.【広報・PR×マーケティング】広報・PR戦略が有効な理由
4.【広報・PR×マーケティング】成果を最大化する広報・PR戦略・実行の5ステップ
5.まとめ


1. 広報・PRとマーケティングとは?

広報・PRとマーケティングのそれぞれの定義をご紹介します。

広報・PRとは?

PRとは、Public Relations(パブリックリレーションズ)の略称であり、関係性を構築、維持するためのマネジメントという意味合いがあります。

企業が自社を取り巻く社会やステークホルダーと良好な関係を築くために、コミュニケーション活動を包括的に行っていく取り組みを指します。具体的には、企業理念やビジョン、パーパスなどを発信したり、メディアと良好な関係を構築したり、社会貢献活動を行ったりして、社会やステークホルダーとの理想的な関係を構築、維持することを目的とします。

PRは、広報と言い換えられることもあります。広報はPRの一つであり、主に自社や自社の商品やサービスを広く知ってもらう情報発信活動を指します。
活動例としては、インターネットを活用した広報活動や動画などデジタルコンテンツを使った活動が挙げられます。また、プレスリリースやイベントの開催、テレビやラジオ、新聞などのマスメディアへの露出、ポスターやパンフレット等の印刷物の配布等が代表的です。

マーケティングとは?

マーケティングとは、自社の商品やサービスを売れる仕組みを作ることを指します。対象は商品やサービスを購入する顧客や見込み顧客、一般消費者などになります。しかし、ただ売るための活動ではなく、長期的な関係を維持するために、顧客のニーズや課題を調査し、深く理解したりすることも含まれます。
マーケティングの活動例としては、市場調査や商品開発、ブランディング、販促活動など多岐にわたります。
これらの活動を通じて顧客のニーズに応えることで、顧客がおのずと商品やサービスを購入したくなるような状態を作ることを目指します。


2. 広報・PRとマーケティングの違い

広報・PRとマーケティングは、活動内容が似ていることから、その違いが曖昧になりがちです。しかし、広報・PRとマーケティングは目的の時点で異なることから、複数の項目で違いがあります。主な違いをご紹介します。

目的

大きく異なるのは目的です。先述の通り広報・PRの目的は社会やステークホルダーと良好な関係を継続的に築くことです。一方、マーケティングの目的は、おのずと顧客が購入したくなる仕組みを作り出すことにあります。
もっと言えば、広報・PRは、自社の商品やサービス、自社自体のイメージ形成や、ブランドイメージ向上などを行い、「良い世論を作る」ことがゴールです。一方、マーケティングは「売る」こと、つまり売上を上げることがゴールといえます。

指標(KPI)

目的が異なれば指標も異なります。広報・PRの場合、良い世論を作ることがゴールであるため、KPIはSNSの投稿量、メディアの掲載数、ブランド好感度などが挙げられます。一方で、マーケティングのKPIはWebサイトにおけるコンバージョンの獲得数やリード獲得数、アポ獲得率、SNSフォロワー獲得数などになります。

対象

広報・PRとマーケティングでは、対象者も大きく異なります。広報・PRは社会やステークホルダーといった広い範囲を対象としますが、マーケティングはもっぱらターゲット顧客が対象です。

実施内容

広報・PRについてはメディアリレーションズや広報活動、イベントの開催、社会貢献活動などを実施しますが、マーケティングは広告の出稿、販売促進、プロモーションなどを実施するのが一般的です。

このように広報・PRとマーケティングは目的や指標、実施内容などに大きな違いがあります。


3.【広報・PR×マーケティング】広報・PR戦略が有効な理由

広報・PRとマーケティングのそれぞれを連携させて実施する方法が、近年よく採用されています。ここからは広報・PRとマーケティングを連携させる手法についてご紹介していきます。

まず押さえておきたいのは、広報・PRとマーケティングは異なる目的を持ちながら、共通の目標に向かって連携できるということです。

前提として広報・PRとマーケティングには、共通点があることも知っておきましょう。共通点は、どちらも差別化のために有効な取り組みであるという点です。市場競争が激しく、簡単に商品やサービスが売れない時代になってきている中で、顧客に選んでもらい、顧客との関係構築を継続させるためにも重要な取り組みです。
さらに、戦略的に行わなければ、成果が出なくなってきたという点も共通です。

これらの共通点を踏まえると、広報・PRとマーケティングを効果的に連携させ、戦略的に実施することで。市場における優位性向上が見込まれます。この「市場優位性」という共通目標を携えて広報・PRとマーケティングをうまく連携させていくことが有効です。

しかし、広報・PRとマーケティングを連携するといっても、現実的には社内で広報・PRは広報部門が担当し、マーケティングはマーケティング部門が担当していることが多いでしょう。
部門が分かれていることから、実際にはどのように連携していけば良いのか迷うところも多いのではないでしょうか。その連携方法を、次の段落で解説していきます。


4.【広報・PR×マーケティング】成果を最大化する広報・PR戦略・実行の5ステップ

広報・PRとマーケティングを連携させる広報・PR戦略・施策実行において、成果を最大化する5ステップをご紹介します。

STEP1.それぞれの違いを理解する

広報・PRとマーケティングを連携させるには、まず双方の違いを正確に理解する必要があります。同じ情報発信の手法もありますが、それぞれ目的が異なるため、指標も測定する効果も異なります。それぞれが担う役割を明確にするためにも、まず違いを理解しましょう。

STEP2.お互いに全体の戦略を把握する

次に広報・PRを行う広報部門と、マーケティングを行うマーケティング部門がお互いに全体の戦略を把握します。つまり、広報とマーケティングがそれぞれ何を担うのか、全体的な戦略の中でどのような位置づけになっているのかを把握することが重要です。これにより、それぞれの活動が有機的につながり合っていることが理解できます。

STEP3.指標の共有を通じて部門間連携を進める

実行フェーズで重要なのは指標(KPI)の共有です。広報とマーケティングが個別の指標を追いかけている中、お互いにどの指標を見据えているかを把握していなければ、どうしても連携はむずかしくなります。部門間連携を強化するには指標の共有が先決です。

STEP4.施策の実行時に情報交換を行う

ただ指標を共有するだけではなく、施策を実行するときにお互いが持つ情報を交換することも有効です。例えば、プレスリリースをマーケティング部門が作成配信する際に、社内から依頼があった内容を単にプレスリリースのテンプレートに当てはめて作成することが多いと思われます。しかしながら、それでは経営戦略に基づいていないため、表面的な内容にとどまってしまいます。そこで広報・PRを行う広報部門が、経営戦略に基づく社内の深い意図をヒアリングし、その結果をマーケティング担当者に伝えることで、深みのある経営視点のプレスリリースの作成・配信が可能になります。

STEP5.効果測定・改善を繰り返す

施策を打ったら、効果測定を行っていきましょう。効果測定は、広報部門とマーケティング部門が一堂に会して、互いの指標を確認しながら全体的な問題や成果を確認します。その上で改善策を実行し、全体的な戦略の最適化を図っていきます。この効果測定と改善のサイクルを構築し、継続的に実施することで、広報・PRとマーケティングの掛け合わせは成功につながりやすくなるでしょう。


5.まとめ

広報・PRとマーケティングの違いから、掛け合わせることによる効果や方法までご紹介しました。まずはそれぞれの違いと目指すところを理解し、広報部門とマーケティング部門がうまく連携し合うことが有効です。

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2025.12.15