コラム

お手軽バーチャル試着サービス「DressMirror」
~活用メリットや導入事例を紹介~

実物の洋服を試着することなく、サイネージ上で試着シミュレーションを行えるソリューション「DressMirror」。活用方法や導入いただくことによって生まれるメリットを、導入事例を交えて紹介します。


顧客体験を「時間」起点で考えることが重要な時代に

近年「タイムパフォーマンス」という言葉が流行し、消費者は少ない時間でより高いパフォーマンスを求めるようになってきています。一般的には「タイパ=時短」と思われがちですが、実はそのサービスを利用する時間に対するパフォーマンス、つまり、より満足度の高い体験を求める傾向でもあるのです。

特に小売業界ではコロナ禍の影響によってECサイトが普及し、「時短」の観点から店頭でのお買い物より、ECサイトを選択するお客さまが増えています。しかし、店頭でのお買い物にも、お客さまがわざわざ足を運ぶ価値のある、より豊かな時間を提供できる可能性があります。

お客さまが過ごす「時間」を起点にサービスを考えることは、CX(顧客体験)向上や他社との差異化につながります。今回は、短い時間でさまざまな洋服を手軽に試着でき、お客さまにより豊かな時間と体験を提供する店頭向けバーチャル試着サービス「DressMirror」をご紹介します。


より豊かな顧客体験を提供するバーチャル試着サービスDressMirrorの魅力

DressMirrorは、カメラとサイネージでバーチャル試着・撮影を可能にするソリューションです。サイネージ上部に取り付けられたカメラで体験者の骨格を読み取り、事前に登録しておいた洋服を、体の動きに合わせてまるで試着したかのようにサイネージ上に表示できます。さらに、試着した画像はその場で撮影し、スマートフォンに保存することもできるため、記憶だけでなく、記録にも残る体験の提供が可能です。ここからは、そんなDressMirrorの魅力を3つご紹介します。

DressMirrorのシステム構成

サイネージタイプのバーチャルフィッティング「DressMirror(ドレスミラー)」サービス詳細はこちら

魅力① さまざまなコーディネートを気軽に試せる

バーチャル試着の特長は、カメラが骨格を読み取ることでさまざまな体形に合わせて洋服がフィットし、気軽にコーディネートを試せるところにあります。ユーザーの動きに合わせた画像の表示が可能なため、試着が難しいドレスや着物などを取り扱う企業様から導入が始まり、今では観光地やイベントの記念撮影など、幅広い業界・企業様でご活用いただいています。

さまざまなコーディネートを気軽に試せる

魅力② じっくり選びたい、さっと試着したい……さまざまなお客さまにアプローチが可能

導入いただいたアパレル企業様からは、「お客さま一人ひとりの洋服選びに対する時間が長くなり、購入意欲が高まったお客さまには、より内容の濃い接客ができるようになった」という声を多くいただいています。

じっくり洋服を選びたいお客さまの場合はさまざまなコーディネートを試しながら熟考できるため、滞在時間が延びる傾向にあるようです。しかも、お客さまが自主的に試着できるため、スタッフの接客業務の軽減にもつながります。

また、試着室が混んでいることから購入を諦めてしまったり、少々気になる程度のアイテムをわざわざ時間を使って試着しようと思えなかったりする人もいるでしょう。そんなときでもDressMirrorならサイネージ上でスピーディーに試着できるため、時間のないお客さまへのタッチポイントとしても役立ちます。

魅力③ 画像を持ち帰る機能で、お客さまの記憶に残る体験に

画像を持ち帰る機能で、お客さまの記憶に残る体験に

DressMirrorでは、二次元バーコードを読み取ることで試着画像のダウンロードが可能です。バーチャル試着後、すぐに購入に至らなかった場合でも、ダウンロードした写真で試着体験を思い出してもらうことができ、次回の購入につながる可能性も高まります。

また、この機能はアパレル企業様だけでなく、イベントPRや観光地でDressMirrorを導入いただくきっかけになっています。たとえば、空港や工場などの見学イベントで通常着ることができない制服をデジタル上で試着した画像や、観光地でご当地キャラクターとDressMirrorを通じて一緒に記念写真を撮り、その画像を持ち帰ることで来訪の記念になります。企業様のご要望に応じたオリジナルコンテンツの提供だけでなく、今後はコンテンツの登録が不要で気軽に活用いただけるような機能を拡充予定です。

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導入事例:小売業界 百貨店でバーチャル試着によるPR施策を実施

百貨店A社様では、施設内に出店している複数ブランドのおすすめコーディネートをDressMirrorに登録。訪れたお客さまがフロアや店舗を回らなくてもさまざまな洋服のバーチャル試着ができるスペースを、百貨店に入ってすぐの1階部分に設置しました。現実では時間のかかる試着を短時間で複数種類試すことができ、興味や関心がなかった店舗に足を運ぶきっかけづくりとして、効果的なPR施策となりました。また、着画をダウンロードして持ち帰りできることで、お客さまの記憶に残る試着体験の提供につながりました。

このように、DressMirrorは試着の時間を省くだけでなく、試着体験そのものを豊かにすることで、より「タイムパフォーマンス」の良いお客さま体験の提供が可能です。


「顧客の時間」を考えるため、時間の捉え方に着目しよう

TOPPANはDressMirrorのように店舗や施設でお客さまが過ごす時間をより豊かなものにするソリューションを多数取り扱っています。情報誌「ideanote」vol.154では企業がなぜ「顧客の時間」を考える必要があるのか、ビジネスにおける「時間」の捉え方のポイントなどを紹介しています。ぜひご覧ください。


また、TOPPANではDressMirror以外にも幅広い分野でお客さまの「時間」をより豊かなものにするソリューションを提供しています。

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2024.03.17

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