事業価値を最大化する
「まちづくりコンサル」の選び方|
成功事例に学ぶ押さえるべきポイント
少子高齢化が進む日本では、地域の福祉サービスや子育てがしやすいまちづくりが求められています。しかし、まちづくりは単独では実施がむずかしく民間企業の協働が何より重要になっています。地域を管轄する自治体や民間企業の連携、まちのステークホルダーである住民や企業、来街者とのコミュニケーション活性化などの役割を担うのが、「まちづくりコンサルタント」です。
今回は、まちづくりコンサルタントの概要から活動内容、選び方や活躍事例をご紹介します。まちづくりに取り組む際、コンサルタントの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
<目次>
1.まちづくりコンサルタントとは?
2.まちづくりコンサルタントの活動内容
3.まちづくりコンサルタントの選び方
4.まちづくりコンサルタントの事例
5.まとめ
1.まちづくりコンサルタントとは?
まちづくりコンサルタントは、主に行政機関・自治体、民間企業、地域住民と関わり、コミュニケーションを通じて地域課題の解決を進めます。
まちづくりコンサルタントの支援対象は、民間企業や自治体などであり、どのような支援を行うのかはそれぞれのプロジェクトによって異なります。
まちづくりコンサルタントは、主に民間企業や個人事業主が担いますが、その業界はIT企業からコンサルティング会社、土地区画整理などの現場技術に特化した企業まで、実に多様です。
TOPPANは、企業と生活者をつなぐ顧客体験(CX)※のマネジメントにおいて、まちづくりコンサルタントとしてご支援しています。
※顧客体験価値(CX):Customer Experienceの略称。顧客が体験する商品・サービスの認知から購買、利用、アフターフォローまでの一連の流れの中で得られる価値を指す。
特別な資格は必要ありませんが、まちづくりは多様な分野があるため、それぞれのまちづくりコンサルタントが専門性を武器に取り組んでいます。
まちづくりコンサルタントの役割
まちづくりコンサルタントは、さまざまな役割を担っています。
・地域課題の解決
・都市計画や地域活性化の支援
・コミュニティ形成支援
・自治体と民間企業や団体の橋渡し役
まちづくりは地域課題の解決のために行われることが多く、まちづくりコンサルタントは課題をヒアリングし、解決のために様々な取り組みを行います。また具体的な都市計画などがあれば、計画立案、区画整理、土地利用の最適化などを主に行います。
まちの活性化を担う人々のコミュニティ形成にも尽力し、地域住民の声を柔軟に取り入れながら施策を進めていきます。
また、まちづくりを推進するために自治体と民間企業との出会いをサポートすることもあります。
そして近年は、まちや施設への来訪者である「顧客」の獲得競争が進んでいるため、まちづくりコンサルタントには、顧客体験(CX)価値向上のアドバイスと支援の役割も期待されています。TOPPANがまちづくりのパートナーとして参画した、東急不動産様の伴走支援事例の詳細はこちらからDLが可能です。
2.まちづくりコンサルタントの活動内容
まちづくりコンサルタントの活動内容を具体的に見ていきましょう。
地域調査・課題抽出
プロジェクトの課題抽出から担う場合、地域を調査し、現状課題を特定します。調査項目は、人口動態、産業構造、経済収支、所得、地域特性、自治体の財政状況などがあり、データを用いて課題を抽出します。
地域計画立案・実施支援
地域の課題をもとに、それを解決するための施策を考案します。このとき、重要なのが費用面の検討です。予限られた予算の中で、プロジェクトの実現に向けた収支計画の策定・提案も行います。また立案した具体的な施策についての実施支援も担います。
イベント企画・運営
施策の一環としてイベントやセミナーを開催することがあり、そのイベントの企画・運営も、まちづくりコンサルタントが担います。イベントを通じて、地域住民の一体感を高めることを目指します。
施策の効果測定・改善提案
施策を実行しながら、効果測定を行うなど、プロジェクト管理も担います。問題が見つかれば改善し、PDCAを回すサポートも行います。
自治体と民間企業の橋渡し役
自治体の課題解決には民間企業等が持っているデジタルやIT技術、ノウハウなどが必要になることがありますので、まちづくりコンサルタントが最適な事業者を選定します。
顧客体験(CX)価値向上施策の立案・実行支援
近年、求められる顧客体験価値(CX)向上の施策を立案し、実行支援を行います。顧客を起点とした構想設計が、まちという場において求められます。
3.まちづくりコンサルタントの選び方
自治体や地域の団体、民間企業などがまちづくりを進めたい場合には、専門家の知識やノウハウを借りたいと考えることもあるでしょう。
そこでまちづくりコンサルタントの選び方のポイントをご紹介します。
目的に合致しているか
まちづくりコンサルタントがまちづくりの目的に合致しているかどうかは、最も重要な選定ポイントです。そのため、何よりもまず「何のためにまちづくりを進めるのか」という疑問を深掘りし、目的を具体的に言語化することをおすすめします。
まちづくりコンサルタントの強みは何か
まちづくりコンサルタントと一口に言っても、特徴や強みは多岐にわたります。業界や得意とすること、専門性などを把握し、これから取り組みたいまちづくりの分野とのマッチング度合で選定することが重要です。
例)
・イベント企画立案・運営に強みがある
・建築と計画業務の技術に強みがある
・市場調査に強みがある
・顧客体験(CX)価値向上支援に強みがある
支援実績は取り組みたいまちづくりとマッチするか
まちづくりコンサルタントの支援実績を確認しましょう。これから行おうとしているまちづくりに似た事例があれば、より一層、効果が期待できます。
まちづくりフロー全体にわたり伴走支援を受けられるか
まちづくりは、中長期的に実施するものであるため、長きにわたって支援を受けられるかどうかも重要な選定ポイントです。
ただアドバイスをくれるだけでなく、伴走支援を受けられるかどうかを確認しましょう。
4.まちづくりコンサルタントの事例
まちづくりコンサルタントの事例をご紹介します。
街の情報発信施設の設置による顧客体験(CX)価値向上
高輪ゲートウェイ駅にある「TAKANAWA GATEWAY CITY」は新たな街として2025年3月に開業しました。地域の人々との連携による、にぎわい創出のほか、安心・安全性、快適性の向上などを目指すエリアマネジメントを実施しています。
さらに駅前情報発信施設「Gateway Studio」を創設し、TOPPANはまちづくりコンサルタントとして、運営企画をご支援。まちづくりの拠点として機能させています。同施設では地域住民同士の交流のほか、来街者や企業も含め、「やってみたい」を育てる場として共創およびコミュニティ形成を促しています。その結果、顧客体験(CX)価値を向上させることに寄与しています。
エリアの情報提供サービスによる地域の魅力発信と回遊性向上
あるIT関連企業は、持ち前の技術力を活かし、都内の都心エリアにおける就業者と来街者に向けて、地図上でイベント情報やモビリティ情報を一括して提供するサービスを提供しています。地域の魅力を発信すると共に、回遊性向上につなげている点が特徴的です。
5.まとめ
まちづくりコンサルタントは、地域の課題を解決しながら、まちづくりの計画から地域活性化などの支援も進める重要な役割を担っています。
まちづくりコンサルタントになるには特に資格などは必要ないので、資格の有無で選ぶものではありません。活用にあたっては、実績が豊富でまちづくりの目的に合致したコンサルタントを選ぶことで、成功につながりやすくなるでしょう。
TOPPANは、これまでに培ってきた顧客体験(CX)価値マネジメントの観点からまちづくりをご支援するサービスをご提供しております。顧客体験の設計から運営まで、一気通貫で中長期的にサポートいたします。人流調査・生活者調査を行い、生活者の価値観を可視化し、ニーズを探ることで、顧客体験価値を向上させるアプローチを行います。
もしお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。
2025.12.15




