サービス・地方創生

地域の魅力をフルに引き出す!
着地型観光促進のコツとは?

近年、地方自治体において、関係人口創出のための取り組みが活発に行われています。地域のファン、観光等で複数回来訪してもらえる層の開拓です。各自治体の施策はバラエティーに富んでおり、参考になるところも多いものです。そうした中、関係人口を拡大させるに当たって、悩みが生じていませんか。その悩みはさまざまな工夫を通じて解消できますが、ポイントを押さえることで効率的に対策できます。
今回は、関係人口拡大、及び地域ファンを集める2つのポイントと具体的な施策をご紹介します。


文化財活用で観光誘客

地域の関係人口化、ファン化、観光での来訪を促進するにあたっては、まず「行きたい!」「好き!」と思ってもらえるきっかけが必要です。

観光の定番といえば、歴史・文化財の活用。
歴史が好きという層は一定数見込めるほか、授業やメディアで触れる機会は多々あり、観光ガイドでも定番の観光地として名前が上がりやすいのが歴史・文化財観光です。
大河ドラマで主人公や事件・戦場の舞台になった地域が人気になることもありますし、近年はゲームやアニメの影響で、若年層にも武将や日本刀のファンが拡大しつつあります。また、御朱印帳集めがブームとなった事もあり、古寺名刹、神社なども人気です。

織田信長と安土城跡、国宝指定を受けた姫路城など、誰もが知る武将ゆかりの地や国宝などがあればそこまで大きく宣伝をしなくても来訪者獲得は見込めます。しかし、少しマイナーな人物ゆかりの地域や城郭、史跡はPR活動による魅力の発信を行う必要があります。

TOPPANではこうした史跡城郭のPRに最適なソリューションをご用意しております。
2023年現在20万ダウンロード以上、国宝姫路城や松本城など国宝五城含む全国80の史跡を掲載した国内最大級のXR観光アプリ「ストリートミュージアム」に史跡情報を掲載することができます。
史跡や周辺情報の掲載だけでなく、ARやVRで構造物の再現を行うことも可能。長年文化財の保護活動に携わってきたTOPPANのノウハウで、史実・文献をもとに高精細な再現が可能です。

関連サービス 観光誘客 XR観光ガイドアプリ 「ストリートミュージアム®」 詳細を見る

ただし、文化財の保護と観光資源化には専門的な設備・調査・観光活用のノウハウが必要になります。絵画や書籍、手紙、出土物など、それぞれ適した温度や湿度を保つ施設が必要ですし、史跡も雨風にたださらすだけでは建物や石垣は崩れ、礎石は埋もれてしまいます。歴史研究上の調査も必要ですし、場合によっては復元・複製も必要となります。
また、ありうべからざることですが、紛失や災害による破損・焼失のリスクに対応するため、可能であればデジタルアーカイブなど長期保存を考えていきたいものです。
こうした技術やノウハウ、リソースをいち自治体で確保するのは難しく、また、いざ取り組みを行う際に何から始めればいいのかと迷うことでしょう。

TOPPANでは、アーカイブ構築支援のコンサルティング/実作業から情報発信の領域までをトータルでご支援が可能です。文化財をアーカイブ・デジタル化しコンテンツへと変換することで、施設内外への情報発信を図り、地域住民・観光客の皆様へ向け、文化財の魅力、地域の魅力をアピールし、集客へとつなげます。また、地域資源のデジタル化・データベース化により、地域に向けては「まちづくりへの貢献」、文化施設に向けては新たな収益基盤の構築による「持続可能なアーカイブの実現」を目指します。

関連サービス 文化財・歴史資料アーカイブ 活用支援サービス 詳細を見る

着地型観光対策

先程少し触れたように、歴史はテレビやゲーム、アニメの題材になることも多く、授業では取り上げられることがない出来事や人物に注目が集まることも増えました。
その背景としてインターネットやSNSの普及が挙げられます。メディアで触れて興味を持ったことに対し、視聴者が自分で簡単に調べ、アクセス手段をネット予約し、簡単に行くことができるようになった為です。見知らぬユーザーがSNSに上げた旅行記や写真を見て情報を得るため、莫大な広告費や旅行代理店、ツアーも不要な旅行や観光誘致が容易に可能になったのです。

そこで登場した観光スタイルが「着地型観光」です。
着地型観光とは、「旅行者を受け入れる側の地域=着地側」がその地域の魅力を伝える観光資源をもとにした観光商品や体験プログラムを企画・運営する観光の形態です。
旅行代理店を通さなくても、SNSなどを介してユーザーに直接情報発信ができることで、地元の事業者や観光関係者などが小規模なツアーやプランを簡単に提案できるようになり、また旅行に訪れる個々人が独自にその企画されたプランを組み合わせて観光ルートを決め、自由に観光地や店舗を訪れる形態であることが着地型観光の大きな特徴です。

着地型観光は、着地側の地域にとって旅行者を惹きつける恰好のトレンドといえます。一方で、着地型観光を企画・運用する観光地や施設・自治体は、次のような課題に直面しています。
①企画・運用:地域資源の発掘や商品企画、PRは全て地域で行う必要がある
②外国人対応:着地型観光は外国人にもニーズが高く、来訪時の言語対応が必要になる
こうした課題と対策について詳細にまとめてみましたので、宜しければ下記記事もあわせてご覧ください。

関連記事 着地型観光とは? 人気の背景から課題や対応策まで徹底解説! 詳細を見る

地域ファンの造成

歴史・文化財活用以外にも、さまざまな地域の魅力があり、それぞれファンを創出することで観光促進や関係人口の創出を図ることができます。
地域のファンを創出するためには、まず魅力的なコンテンツが必要になります。継続的なコミュニケーションの発端となる魅力的なコンテンツ開発を進め、ホームページやアプリなどの各種メディアを通じて発信していきます。これによって、ファンを開拓していくことができます。
関係人口拡大、及び地域ファンを集める2つのポイントを下記で詳細に解説しておりますので、あわせてご参照ください。

関連記事 関係人口創出で地域活性化! 地域ファンを集める2つのポイントとは? 詳細を見る

地域活性化・関係人口や地域ファンの創出には、SNSやサイトをただ更新し続ける活動では、なかなか地域の魅力は効果的に伝わりません。
マーケティング視点も取り入れた地域の魅力開発、事業化、発信までの一貫した戦略性を持つプロジェクト体制で取り組むことではじめて、持続的かつ成功する地域活性化推進が実現するのです。
TOPPANではマーケティング視点もとり入れた地域の魅力開発から、地域のファンが集うサイトの構築、ファンに向けたさまざまな地域サービスの提供まで、ワンストップでサポートする「地域ファンサービスプラットフォーム構築・運営支援」や地域の情報やサービスを一つにまとめたサイト構築支援「関係人口ポータルサイト構築サービス」も展開し、地域の魅力発掘~情報発信まで幅広くご支援することができます。
地域の魅力に迷った際は、ぜひ一度ご相談ください。

関連サービス 地域ファンサービスプラットフォーム 構築・運営支援 詳細を見る

関連サービス 関係人口ポータルサイト 構築サービス 詳細を見る

また、先述の「ストリートミュージアム」のように、地域の魅力や観光情報などをARでで展開し、まちなかの観光情報やまちあるきお役立ち情報に簡単にアクセスできるソリューション「まちなかAR」もご用意しております。
商店街のたべあるき情報、ARスタンプラリーやフォトラリーの実施など、まちの魅力×ARで来訪促進を図ることができます。

関連サービス ARが楽しいまちあるきを提供 「まちなかAR」 詳細を見る

まとめ

観光促進といっても、方法や題材は自治体ごとに多岐にわたり、また技術や情報発信手段の発展で誘致方法も多様にあります。
また、地域に長く住んでいるからこそ気付きにくい地域の魅力もあることでしょう。
ここで紹介した内容もあくまで一例です。自分たちの自治体であれば何ができるか、迷った際はぜひご相談ください。地域の魅力発信・観光促進の方法を二人三脚でご支援いたします。

2023.09.14

新着記事 LATEST ARTICLE
    人気記事 POPULAR ARTICLE