コラム

企業が年末にカレンダーを配る理由は?
メリットや配る際のポイントを解説

  • TOPPAN CREATIVE編集部

取引先との良好な関係は、折に触れて担当者と交わす挨拶や、連絡・情報共有を通じたコミュニケーションにより醸成されます。特に節目の挨拶は重要で、改めて関係性を構築できるビジネスチャンスです。
本コラムでは、1年の節目に行う挨拶の際に強力な営業ツールとなる企業カレンダーの配布について、カレンダーを手土産に挨拶を行う理由とメリットを解説するとともに、カレンダー配布時のポイントを紹介します。



企業が年末の挨拶にカレンダーを配る理由とメリット

企業が行う年末の挨拶は、この1年のつながりに感謝し、翌年の取引も懇意に願う言葉を互いに交わすことによって関係性をさらに強めていくための重要なやり取りです。

その際、カレンダーという実用品を用意すれば、手軽な手土産として挨拶時の話題にでき、好感度アップにもつながります。
さらには、職場内に商品名やブランド名、連絡先などの入ったカレンダーを、年間を通して掲示してもらうことで、長期にわたって自社の社名やロゴが目に触れることになり、自社を印象づけることにもつながります。
このため、企業カレンダーは年末の挨拶時の強力な営業ツールとして根強い人気を誇っています。


年末の企業カレンダー配布のポイント

カレンダーは年末の大掃除の際に付け替えるのが一般的です。そのため、カレンダーの配布を伴う挨拶は年末に行い、手渡したカレンダーを掲示してもらえるよう工夫しましょう。


配る時期は11月末~12月中旬

カレンダーを付け替えるのは概ね年末の大掃除のタイミングです。あまり早くに渡すと、付け替えまでにカレンダーの存在を忘れられてしまうかもしれませんし、遅すぎると別のものが選ばれてしまうかもしれません。
歳末の意識を保ちつつ他より印象よく受け取ってもらえるタイミングを、担当者の様子を伺いながら見計らう必要があります。一般的には12月に入ったら早めの段階で挨拶にまわり、中旬頃までには受け取ってもらえるようにすると良いでしょう。


訪問時は失礼のないように

カレンダーを気持ちよく受け取っていただくため、挨拶時の礼儀に留意しましょう。次のような点に注意し、失礼のないように心がけます。
(1) カレンダーを足元(地面)に置かない。
(2) 室内に通していただいた場合は、室内で手渡す。
(3) 挨拶を交わし、談笑が始まる頃合いに渡す。
(4) 持ち運びの袋に入れて持参した場合は袋から取り出して渡す。相手が持ち運びをすると想定し袋ごと渡す場合は「袋のままで失礼いたします」と申し添えるか、持ち運び用の袋を別に添えて渡すようにする。
(5) 相手方が複数いる場合は、最も上席にいる(地位の高い)方に渡す。
(6) 訪問側が複数いる場合は、最も地位の高い者が渡す。
(7) 渡す際、カレンダーの特長など、相手が興味をもつよう一言添える。
カレンダーを渡す際に添える言葉について、「つまらないものですが」という内容に関する謙遜の言葉は敬遠される傾向にあるため、「ほんの気持ちですが」「心ばかりのものですが」など気持ちに関する言葉を用いましょう。

また、「書き込みしやすい」「迫力ある写真」「斬新なデザイン」など、カレンダーの特長についても簡単に申し添え、良いプレゼントをもらえたと満足感が高まるようにする雰囲気づくりも重要です。

具体的な仕事の話は控える

貴重な時間を割いて対面までこぎつけたとの意識から、挨拶に続いて商談も行いたくなるところですが、あくまで挨拶のための時間と割り切り、手短に済ませましょう。
年末は仕事が立て込んでいる職場も多く、他にも挨拶に訪れる方がたくさんいるため、長時間のやりとりは好意的に受け取られない場合もあります。
挨拶は15分程度、長くても30分までを基本とし、あらかじめ「15分ほどお時間を頂戴してご挨拶を」と打診しておけば安心していただけます。

カレンダーのデザインにこだわろう

カレンダーのデザインは、使い勝手が良く、年間を通して飾りたくなるものにしましょう。
クオリティの高いカレンダーであれば「役に立つ、センスのいい会社」と認識してもらえる可能性が高まります。

会社名は控えめに

企業カレンダーは、認知度を上げるために企業名やロゴ、ブランドイメージを想起させるデザインにする必要があるものの、センスのないアピールは煩わしく、かえって印象を悪くしてしまいます。
年間を通して目にするものですから、「控えめすぎるかな」と思うくらいでちょうど良いでしょう。

カレンダーとしての実用性を重視

カレンダーは実用品ですから、常に暦を確認するために活用してもらわなければ意味がありません。ビジュアル部分のセンスも、暦部分の使い勝手も、バランス良くデザインしましょう。
メモできる欄を広めに取る、業界共通の情報を入れ込むなど、機能性を高めて、重宝される企業カレンダーを目指しましょう。

カレンダー制作サービスを利用すると高クオリティに

企業カレンダーは、既存のカレンダーに企業名を入れるだけでも出来上がりますが、独自性の低さから企業価値もそれなりの印象を与えてしまうかもしれません。

企業カレンダーを効果的に活用するには、カレンダー制作のノウハウが豊富な印刷会社に依頼し、オリジナルのデザインを制作できるサービスの利用をおすすめします。
職場に飾っていつまでも眺めていたくなる品質の高いビジュアルで「毎年楽しみにしている」「センスよく使えて重宝している」との声が聞こえるカレンダーを目指しましょう。

年末にカレンダーを配る理由とポイントまとめ

取引先との関係性を緊密にする年末の挨拶では、企業カレンダーを積極的に活用することで、ビジネスチャンスが広がります。
企業カレンダーを使った挨拶まわりには、タイミング、訪問時の態度、話題にコツがあります。加えて手渡しする企業カレンダーのデザインも、他社より良いものとすることが重要です。

TOPPANでは、国内トップクラスの印刷技術をもつ専門部隊が高品位・高品質で、且つ目的に沿ったデザインのカレンダーをご提案いたします。企業価値を高めるツールとして、ぜひ企業カレンダーを活用してください。

2023.02.02

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