コラム

販促カレンダーを使って
年間の販促スケジュールを立てよう!

  • TOPPAN CREATIVE編集部

販促計画を効果的に立案するには、年間のスケジュールが落とし込まれた販促カレンダーがあると便利です。
本コラムでは、すぐに使える販促カレンダーを業界ごとにご紹介し、それぞれの特徴や活用方法を解説するとともに、販促計画を立てる際のポイントについて解説します。


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販促カレンダーで販促計画を立てる

販促カレンダーは、企業が販促の年間計画を立て、個別の販促活動を実際に行うタイミングを見計らうために活用するカレンダーです。一般的なカレンダーに記載される祝日や六曜だけでなく、下記に挙げるような、季節の行事や関連の深いイベント、業界データなどが記載されています。項目は、業界によって多岐にわたります。
 | 記念日、生活上の行事、宗教上の行事、祭り
 | 気象、月齢、六曜、節気、歳時記、世界の行事
 | 歴史的事件、社会的事象、災害、事故
 | 著名人の誕生日、忌日
 | 業界の統計データ

販促カレンダーは、消費者に季節や習慣、記憶の呼び起こしからの共感をもたらし、訴求効果を上げて販促活動を行うための強力なツールとなります。



今すぐ手に入る2021年度版の販促カレンダー

販促カレンダーは、自社のマーケティング戦略に応じて独自に作成するのがベストですが、いちから作成すると相当な時間がかかってしまいます。
既存の販促カレンダーをベースにして、自社に必要な事項を追加していくのが効率的な活用方法でしょう。

ここでは無料ですぐに活用できる販促カレンダーを、業界ごとにご紹介します。Webアプリではなく、年間または月ごとに全体を俯瞰できる表を印刷して活用できるものを取り上げました。

食品・外食業界向け販促カレンダー

食品・外食業界の販促カレンダーは、季節感とともに、旬の食材を美味しく食べるためのデータが重要になります。

<バウコミュニケーションズ>
月度で食生活の消費動向がわかる販促カレンダーです。日単位で、記念日や行事、生活習慣などが記載され、その月の主な消費者の暮らしぶりがシナリオになっています。
また、消費金額や気温の動きもグラフになっていて、食生活の動向がわかりやすくデータ化されています。


<東京多摩青果株式会社>
月度のカレンダーで、野菜や果物に関する記念日がたくさん掲載されています。また旬を感じさせる初荷の青果と地域の予定や、月内の野菜と果物の出荷予想などが記載されており、季節を先取りした食品メニューの企画に活用できます。
カレンダーは毎月更新されます。過去にさかのぼってデータを拾うこともできます。


<味の素KK>
外食産業を中心として、食の関係者向けにまとめられたカレンダーです。月別に行事や主な祭事が掲載されているほか、週単位で気温の平均、食品の消費や外食の動向などの統計データが記載されています。
現在、PDFでダウンロードできるのは2017年の上期と下期ですが、Webコンテンツではいろいろなメニューも掲載されており、販促のヒントが詰まっています。


アパレル業界向け販促カレンダー

アパレルなどのファッション系の販促では、季節を先取りした小売りの仕掛けとして、購買パターンを分析するカレンダーを活用しましょう。

<繊維ファッション産学協議会>
春夏秋冬のシーズンごとのカレンダーが月単位で展開されています。季節の行事と消費者の購買パターン、営業期の設定、戦略テーマ、品揃えの展開、売り場のスペーシング、中心アイテムの基本的な動向が掲載されており、小売店の販促に最適の販促カレンダーです。


EC向け販促カレンダー

ネットショップを運営するプラットフォームでも、販促に活用できるカレンダーを作成しています。

<カラーミーショップ>
1年分がひとつにまとまり、全体を俯瞰しやすいカレンダーです。祝日、記念日、長期休暇のほか、販促と関連の深い季節のセール、レジャー、生活上の悩み、ギフトのタイミング、学生と社会人の生活のタイミングが掲載されています。また、SNSなどで使えそうなキーワードのほか、プレゼントの参考になる季節の花や星座、誕生石が載っています。


<MakeShop>
Microsoft Excel の表形式でダウンロードできる販促カレンダーです。主要な季節のイベントや企画、ターゲット、キャンペーン内容が入っており、ネットショップ運営に必要なページ・バナー・メルマガ・SNS配信・ブログアップのタイミングを記入できるようになっています。売上目標やアクセス数なども入力できるようになっており、年間の販促効果を記録して分析するツールとしても活用できます。


総合販促カレンダー

新聞広告や店頭POPを扱う事業者からも、各種の動向を記載した販促カレンダーが提供されています。ジャンルを超えて活用できるデータやワードが満載です。

<朝日オリコミ>
月ごとに、日単位で気温と天候、主な社会事象、季語、節句や節気、記念日、祭り、スポーツイベントが掲載されています。その他、需要予測と訴求テーマがシナリオになっており、販促効果とリスク制御のヒントが示されています。


<サンケイアイ>
月ごとに、日単位で行事・祭事、天候、最高・最低気温と平均値が掲載されているほか、初旬・中旬・下旬の区分で消費者の生活行動、衣食住のセールタイトル、旬の食材が載っています。また、その月の消費の大きい品目がグラフで示されています。


<オリコミサービス>
月ごとに、日単位で天候と気温、社会行事や記念日、主要な生活行動、販促のヒントとなるテーマやセールスポイントが掲載されています。カレンダーは業種別にまとめられており、ドラッグストア版、ホームセンター版、ジェネラルマーチャンダイズ・スーパーマーケット版があります。


<アルファ>
月度の暦で、日ごとに旬のワードや記念日が掲載されています。セール展開のテーマを考える際のヒントや、1年を52週でカウントする週数も載っていて、週単位でスケジュールを組む場合に便利です。サイトでは一覧表がPDFでダウンロードできるほか、デスクトップの壁紙になる画像もあり、常に画面に出してヒントにする活用法もできます。


販促カレンダーを使って販促スケジュールを立てる流れ

ここからは、販促カレンダーを活用した販促計画の立て方を具体的にみていきましょう。ポイントは、年間計画で目標を定めて全体を俯瞰してから、少しずつ短期の計画へ落とし込んでいくことです。



年度単位の目標を立てる

大抵の企業は、年度単位で企業活動を行っています。
そのため販促計画を立てる際は、まず年単位で大きな方針や目標を立てることから始めると、社内全体の取り組みの方向がぶれず、こまかな計画や対策も、目標に照らし合わせて優先度を意識した検討ができます。
目標には、集客、客単価、売上、利益などが考えられます。前年度の成果を分析し、今年度の設定をどこに置くかを定めましょう。

月・週ごとの重要イベントに合わせて行動予定を立てる

年間の計画を立てたら、シーズンごと、月ごと、週ごとと、区切りを細かくしていきます。季節や社会的行事などの外的要因や消費者の動向、社内の行事などの変動要因を記載し、対策を具体的に検討していきましょう。区切りを細かくするにつれ、やるべきことを具体的にします。大きな枠組みで考えたテーマに沿って、そのテーマを形にするための行動を決めていくわけです。
また、商売には必ず波があります。繁忙期が大体どのあたりになるかを年間の行事予定から割り出し、逆算して、仕入れや告知などの行動に落とし込んでいきます。逆に、閑散期についても年間でどのあたりになるかを見定め、従業員の研修や新商品の開発、システムのメンテナンスなどを入れて有効活用しましょう。

販促スケジュールを立てる際のポイント

販促カレンダーを使って販促スケジュールをつくる際には、次のポイントを押さえておきましょう。

イベント・行事を活用する

日本には四季があり、気候変動の幅も大きいため、季節の変化に応じたテーマ設定やイベントが豊富に企画できます。大抵の販促カレンダーには、気候や気温、季節を捉えた生活行事が掲載されています。その時季の特徴を活かした販促計画を立てると、消費者への訴求力も高まることでしょう。
また、季節を先取りした販促活動を行おうとすると、その季節が来てから準備したのでは間に合いません。手前の季節から早めの準備を行う必要があります。このときにも、年間を通じた販促カレンダーは役立ちます。毎月、数か月先のカレンダーを眺めておくことで、時季に応じた備えができるのです。

週ごとに計画を立てるのがベスト

具体的な行動計画は、週単位に立てていくのがベストです。月単位だと対応に不備があったときのリカバリーがたいへんですし、日単位だと細かすぎて全体の目標に対する管理の目線を失ってしまいがちです。
カレンダーは、月度の暦で日単位の記載があるものへ週単位で業務別の工程を引き、全体の流れがイメージできるようにするとよいでしょう。

販促カレンダーを有効に活用しよう

年間の社会や業界の流れがひとめでわかる販促カレンダーは、販促計画の立案に役立つ強力なツールです。積極的に活用して自社の販促計画を充実させていきましょう。



その他の販促業務を効率化を実現するツール

販促カレンダー以外にも、様々な販促業務を効率化するツールがありますが、「販促クラウドツール」もその一つです。
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2023.03.30

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