働き方改革

『VoiceBiz® Remote』
戎橋筋商店街振興組合様
「春の体験博2025」
外国人向け街歩きツアーでの導入事例

戎橋筋商店街は、髙島屋大阪店の前から戎橋までの間の南北約370mに約100店舗の多彩な商店が連なる大阪ミナミで人気の商店街です。このたび、戎橋筋商店街では、大阪万博の開幕に合わせ、「春の体験博2025」が開催され、その一つとして外国人向けの街歩きツアーが行われました。
 今回は、戎橋筋商店街振興組合のみなさまから、実際にツアーで使ってみた感想をお伺いしました。


Q. 普段のこうしたイベントでは、外国人のお客様への対応はどのように行われていますか?

 当商店街のイベント「体験博」は過去26回開催していますが、基本は地元のお客様向けでした。一方で、訪日外国人観光客向けの体験ツアーは言葉の壁があるためほとんど実施しておらず、商店街としては観光アプリや多言語の冊子を配布するにとどまっていました。

Q. 今回のツアーで翻訳サービスを使ってみようと思われたきっかけを教えてください

 当商店街では、大阪・関西万博の開催を契機に、なんばエリアの各種団体と様々な取り組みを一年以上前から継続してきました。これからの時代に持続可能な観光地をめざすためには、国内外の方になんばの歴史や商いの魅力、人中心のまちづくりを深く伝え、文化的な交流が必要であると考えていました。
 そして、今回は万博会場で使われているものとほぼ同じガイド用の翻訳サービスを活用し、なんばの魅力をより深く伝えたいと考え、このサービスを使おうと考えました。

Q. イベントの中でどのように使用されていたのか教えてください。

 お客様が集まられたら、参加者用のQRコードを読み込んでもらいチャットルームにご参加いただきました。また、イベント中は、事前に登録した定型文による案内と、ガイドの音声による案内を使い分けながらツアーを進めました。そして、お客様からのご質問についても、チャットに入力いただくことで、双方向でのコミュニケーションを実現することができました。

Q.定型文と音声の使い分け方について、もう少し詳しく教えていただけますでしょうか

 ツアーに関する注意事項や、各説明ポイントでの説明については、事前に原稿内容を定型文として登録をしておき、お客様に対して発信しました。そして、お客様からの質問については、通常の音声翻訳の方法でコミュニケーションを取りました。

Q.翻訳サービスで定型文を使うという点についてどのようにお感じになられましたでしょうか

 確かに、全ての内容が音声翻訳で100%のやり取りができれば理想だと思いますが、必要に応じて定型文機能を使うのは案外便利だと感じております。実際に、ガイドを務めた商店街役員からも、決まっている案内を中心に定型文の発信機能を使うのは、大変便利であるという声がありました。生の言葉で話すよさと、正確に伝えることが、工夫次第で両立します。写真や絵図を合わせて見せることで理解を深めることにつながりました。

Q. 実際に参加された外国人のお客様はどのようなご感想でしたでしょうか。

 お客様からは大変好評でした。ガイドさんと一緒に街巡りをしたことで、もっと大阪が好きになったし、他の人にも是非試して欲しいという声がありました。
翻訳内容についても大方問題なく伝わったようで、多くのお客様にご満足いただけたかなと思います。
お店の歴史や魅力を詳しく伝えたことで興味をもっていただきツアーの後でお買い物に立ち寄っていただく方もおられました。

Q. 最後に何か感想があればお聞かせください

 全体的に良いイベントになって大変満足しております。
 一方で、音声翻訳の認識精度向上や、スマホでの接続はじめシステムの利便性向上については改善の余地があると思いますので、ますます改善してより良い物にしていただけると嬉しいなと思います。

ありがとうございました。

TOPPANでは上記のような課題を受け、更なる機能向上を進めてまいります。

今回紹介したような外国人の受け入れに関して同じような課題をお持ちの方は、是非ともTOPPANへお気軽にお問い合わせください。

2025.05.16