公共サービス・地方創生

『RemoteVoice®』
新潟観光コンベンション協会様
古町芸妓イベントでの導入事例

新潟観光コンベンション協会では新潟古町芸妓の魅力を広めるため、観光客向けにイベントを企画しています。外国人観光客の参加が増え、イベント運営の多言語化が課題となっていた中で、今回RemoteVoiceを導入いただきました。

実際にどのように活用されているのか、新潟観光コンベンション協会の鈴木様から話を伺いました。


Q. 導入の背景について教えてください

古町芸妓のイベントは15年ほど前から取り組んでおり、日本の歴史や文化に興味を持つ外国人観光客の参加も年々増加傾向にありました。
コロナ前の2019年には18ヵ国からの参加があり、イベント参加者全体の16%が外国人という状況でした。(参加者アンケートより)

Q. 翻訳ツールを導入するまではどのようにして外国人の対応を行っていましたか?

MC原稿を簡単に英訳したものを印刷してお渡ししていました。ただ、様々な国の方が参加していたので、英語だけでは全然足りないと感じつつも、具体的な対策は出来ていない状態でした。

Q. RemoteVoiceを導入した決め手はなんですか?

去年からいろいろな翻訳ツールを調べていたのですが、使い方がイベントの形態に合わなかったり、初期費用が高額だったりと、どれもピンと来ていませんでした。
特に、このイベントは芸妓とコミュニケーションが取れるのが大きな魅力なので、会場の一体感やリアルタイム感を残しつつ使える翻訳ツールを探していました。
そうした中、展示会でTOPPANさんのRemoteVoiceを知りました。同時に複数言語で複数人に向けて発信できるということと、お客様から質問があったときには双方向でコミュニケーション出来るということで、求めていたものにちょうどフィットしており導入を決めました。

Q. イベントの中でどのように使用されていたのか教えてください。

QRコードを貼りつけた資料を受付でお渡しして、利用者ご自身のスマートフォンでログインしていただきました。イベント中は、MCが話すタイミングに合わせてシステムを操作し、案内を行いました。
テキストだけでなく音声も流れるので、イヤホン利用を推奨し、芸妓を見ながら説明が聞けるようにしていました。
また、芸妓に質問したいときはチャットに入力していただくことで、双方向のやりとりも実現しました。

Q. RemoteVoiceが特に役に立った部分はどこですか?

作成文登録機能がとても使いやすくて良かったです。定型文を登録しておけばボタンひとつで各参加者が選択した言語に瞬時に翻訳されるので、操作も簡単でした。定型的な案内とリアルタイムの会話の両立という、他のツールでは解決できなかった部分が解決できたので良かったです。

Q. 最後に何か感想があればお聞かせください

外国人の方にも楽しんでいただきたい一方で、参加者の大半は日本人なので、イベントの良さを崩すことなく全参加者に楽しんでもらうことを思い描いていました。その点でRemoteVoiceはパーフェクトだったと思います。
強いて言うと、音声入力の精度と使いやすさがさらに良くなれば参加者と芸妓がスタッフを介さず直接話ができて、より楽しんでもらえるのかなと感じました。


ありがとうございました。

TOPPANでは上記のような課題を受け、より良い機能改修や、ハンズフリー型翻訳システムの開発も推進して参ります。
今回紹介したような外国人の受け入れに関して同じような課題をお持ちの方は、是非ともTOPPANへお気軽にお問い合わせください。

2024.01.25