コラム

香りマーケティングとは?
4つの効果とメリットをご紹介

  • TOPPAN CREATIVE編集部

香りマーケティングとは?

香りマーケティング協会(注1)では、「香りマーケティング」を、
「企業活動において、香りを利用し活かすことによってマーケティング活動を実施し、
新たな価値を創造する活動やプロセス」と定義しています。

嗅覚が私たちの脳・感情に多大な影響力があることはよく知られていますが、
ビジネスに活かす際に重要になるのが、その嗅覚の優れた「記憶力」です。
「香りマーケティング」は、その嗅覚が持つ記憶力を上手く利用し、
効果的に顧客の購買意欲を向上させたり、商品のイメージを与えたりすることができます。

 (注1) 出典:香りマーケティングとは?(香りマーケティング協会) http://fragrance-marketing.org/
  参考:ロジャー・ドゥーリー「脳科学マーケティング100の心理技術」ダイレクト出版、2013


>関連コラム:香りマーケティングとは?メリットや導入事例を紹介!


思い出と感情は そのときの香りと深く結び付き、鮮明な記憶となります

五感のうち嗅覚のみが、記憶を司る海馬がある大脳辺縁系に直接繋がっているため、
記憶や感情に結びつきやすいといわれています。
そのつながりは「感情の75%は香りによって引き出される」といわれるほどです。

そのため、嗅覚を刺激する「香り」は、人の心にアプローチするための重要な手段となります。
企業・ブランドの想いやメッセージを込めたオリジナルの香りで嗅覚に訴えかけることで、
ブランドや商品と結びつけて覚えてもらえるでしょう。

香りマーケティングとは、 嗅覚の持つ記憶力を戦略的に、且つ効果的に利用した手法のこと

ある特定の香りによって、それにまつわる記憶が蘇ることを「プルースト効果」といいます。
店舗や会社に再度訪れたときや、街でふと似た香りをかいだときに、
香りによって記憶が引き出され、ブランドや商品が意識されるようになります。
嗅覚の持つ記憶力を戦略的に、そして効果的に利用した手法こそ「香りマーケティング」なのです。

香りマーケティングで得られる4つの効果とメリット

「香りマーケティング」が持つ特長を利用することで、ビジネス・マーケティングにどのような効果をもたらすことができるでしょうか。

感性に訴える情緒的なブランディング

モノ消費からコト消費といわれるように、消費活動はモノ離れが進んでいます。香りマーケティングでは、消費者の感性に訴えるブランディングが可能です。
香りを嗅いだときに感じた気持ちがそのままブランドイメージとなり、強く記憶に残るため、多くのビジネスチャンスにつながるだけでなく、ファンの獲得、ひいては顧客のLTV増加にも期待が持てます。

五感を活かした顧客体験づくり

視覚や聴覚などの五感に訴える感覚マーケティングは、これまでも広く行われてきました。
身体化認知といって人の認知や感情、行動には身体感覚が影響します。
感覚マーケティングは、身体化認知を利用して、商品価値の上昇や購買意欲の向上につなげる手法です。

特別感を演出する、高品位な付加価値を

ブランドや商品・サービスに付加価値を与え、特別感を演出します。
例えば、印刷物やノベルティに香料印刷を施すと、広報ツールや販促ツールがオリジナルの香りをまとい、付加価値を持った特別なものに生まれ変わります。

オリジナルの香りを生かして 製品開発ができるサービス
「フレグランスアイデンティティ」のご紹介

フレグランスアイデンティティ®は、オリジナルの香りをつくり、作製した香りを様々なものへ展開出来るサービスです。
TOPPANではこれまで、支給香料を印刷物に落とし込む業務を担って参りました。そのノウハウと、コミュニケーション施策の企画・制作力を掛け合わせ、オリジナルの香りづくりからそれを活用したプロダクト展開まで、トータルでご提案可能になりました。

2023.09.19

新着記事 LATEST ARTICLE
    人気記事 POPULAR ARTICLE
      関連サービス SERVICE