コラム

ESGとSDGsの違いを分かりやすく解説|サスティナビリティやCSRとの関連性、取り組み事例

カーボンニュートラルな社会実現に向けた標語はいくつもありますが、その中でも特に注目されているのが「ESG」です。しかし、ESGは投資業界において日常的に使われているものの、一般の方まではまだまだ浸透しきっていません。

そこで、ESGとSDGsの違いやCSR・SRI・RIとの関連性、環境に配慮した経営戦略の具体例について詳しく解説します。1900年創業の“TOPPAN”がおすすめする環境配慮型内外装材も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。


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<目次>

■ ESGとは
■ SDGsとは|ESGとの具体的な違い
■ ESG・SDGsとCSR・SRI・RIの関連性
■ ESG・SDGsを意識した経営戦略の具体例
■ 【ESG・SDGsにつながる】TOPPANの環境に配慮した内外装材
■ まとめ


■ ESGとは

ESGとは、「環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)」に考慮した投資活動や経営・事業活動を指します。

・「環境」=再生可能エネルギーの使用、脱炭素化への取り組み、資源の3Rなど
・「社会」=労働災害対策、人材育成、労働安全性の確保、地域社会への貢献など
・「ガバナンス」=不祥事の回避や防止、リスク管理のための情報開示や法令順守など

ESGの考え方と標語は2006年に当時の国際連合事務総長コフィー・アナン氏が初めて提唱しました。

・投資家は投資の意思決定にESGを考慮する必要がある
・投資家は投資先にESGを考慮した経営を求める必要がある
・投資家は企業などに対してESG情報の開示を求めることができる
・この原則が資産運用業界で受け入れられ、実行されるように働きかけられる必要がある
・この原則の効果を高めるために協働し、活動状況や進捗状況に関して報告される必要がある

ESGの考え方が社会に浸透し始める前まで、投資の判断材料は主に業績や財務状況でしたが、近年は企業の安定的な成長を見極めるためにはESGの観点が必要であるというのが通説です。

【ポイント】
ESGは投資活動から始まった考え方で、ESG投資においては企業の財務情報に加えて、環境や社会への配慮、企業統治の向上などに関する情報もチェックして長期的なリターンを見込めるか審査する点がこれまでの投資手法と異なる点です。近年は、企業側の目線でESGを踏まえた経営(ESG経営)に取り組むケースが増えており、ESGは投資分野に限った標語ではなくなりつつあります。

■ SDGsとは|ESGとの具体的な違い

SDGsは私たちの生活にかなり溶け込んだ標語で、日常生活において様々なシーンで見かけますよね。SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で、2030年までに持続可能でよりよい世界や社会を目指すために国・企業・個人が取り組む国際目標です。ESGとSDGsはどちらも環境や社会、人々の生活の持続可能性を高めるための標語である点には変わりありませんが、2つには大きな違いがあります。

・SDGsは“目標”を指すのに対して、ESGは目標を達成するための“具体的な手段”
・SDGsは分野や規模を問わず取り組むべき行動目標で様々な点において“間接的”に影響を及ぼし、ESGは民間企業の経営戦略や投資家の投資判断に“直接”影響する
・ESGのうちG(ガバナンス)は企業の管理体制に関するものであり、SDGsとの関連性はあまりない

企業は社会への貢献やイメージ向上を目的にSDGs実現に向けて取り組み、自社の長期的成長と投資家の金銭的支援を獲得するためにESGに取り組んでいるのです。

■ ESG・SDGsとCSR・SRI・RIの関連性

企業の社会に向けた姿勢を示すSDGへの取り組みと、経営戦略に大きく影響するESGは、CSRと関連性が深い点も重要なポイントです。CSRとはCorporate Social Responsibility(企業の社会的責任)の略称で、事業者が企業活動を通じて社会的・環境的問題の解決に貢献するための取り組みを指します。

企業のSDGsやESGに関する活動はCSRに含まれるという考え方が一般的で、特にESG投資においてCSRの内容が企業の評価基準に直結するケースも少なくありません。

ちなみに、SRIはSocially Responsible Investment(社会的責任投資)を意味します。企業の社会的責任(社会貢献)を評価して投資先を選ぶ投資活動を指し、SRI投資と呼ばれることもありますが、宗教的・社会運動的な価値観も含まれるのでESG投資ほど浸透しておらず、S(Social社会)をとってRI(責任投資)と呼ばれているのが実状です。

■ ESG・SDGsを意識した経営戦略の具体例

ESGやSDGsに関する活動を取り入れた経営戦略を実行している企業は国内外に多数存在しています。具体的な取り組みの例は以下のとおりです。

・事業全体を通じた脱炭素化(業務に関連するCO2排出量削減)
・経営の透明化と経営監視の強化
・再生可能エネルギーの積極的な利用(太陽光・風力・地熱・バイオマスエネルギー)
・資源の3R(リデュース:廃棄物の発生抑制・リユース:資源の再使用・リサイクル:資源の再生利用)
・ダイバーシティ(多様性)・インクルージョン(社会的一体性)への意識改革
・社員の労働環境整備
・コンプライアンス・法令遵守の徹底(リスクマネジメント)
・オフィス(店舗・工場)などの環境配慮(高断熱・パッシブデザインや環境配慮型建材の採用)

このように、ESGやSDGsを意識する企業は、これまでの経営戦略では後回しにされてきた取り組みを次々と実践しています。

【ポイント】
TOPPANは、環境に配慮した内外装の開発・製造を通じて、SDGsに向けた取り組みを行っております。サステナブル建築のプロジェクトを検討している方は、TOPPANまでお気軽にお問い合わせください。

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■ 【ESG・SDGsにつながる】TOPPANの環境に配慮した内外装材

TOPPANは1900年の創業以来、SDGs実現に向けた社会的課題の解決に取り組み、高耐久で環境配慮型の建築内外装材を開発製造しております。

【TOPPAN内外装材の特徴と強み】
・長年培った高度な印刷技術によって木目と質感をリアルに再現
・製造時のCO2排出量が少なく燃焼時にも有毒ガスがでないオレフィンシートによる環境配慮性の高さ
・高耐久・長寿命(特に耐候性の高い外装仕様も)
・メンテナンスフリー(定期的な塗装は不要)

TOPPANでは、オレフィンシートを用いた意匠材・化粧パネルに加えて、人工木材も製造しております。

フォルティナ

フォルティナは、高意匠・高性能で環境負荷の少ない(対塩ビ系材料比)オレフィン系化粧シートとアルミニウムを組み合わせた内外装不燃アルミ意匠材です。最先端の印刷技術によって、自然素材が持つ風合いを可能な限り再現しています。

形状のラインナップは、ルーバー・スパンドレル・手すり・リブパネル(フォルティナレッジ)と多岐に渡るため、様々な規模・用途の建築物へご採用いただいている人気製品です。

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ローバル

ローバルは、「デザイン・環境配慮・ 抗ウイルス&抗菌」の3つの特徴を備えた内外装不燃化粧パネルです。48種類もの色柄ラインナップとスタンダードの長方形以外に矢羽形・五角形・三角形・風車形などの異形貼りを組み合わせることによって、多彩なデザインを表現できます。

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TOPPANマテリアルウッド

TOPPANマテリアルウッドは、廃木材と廃プラスチックから作ったアップサイクルなリサイクル建材です。耐候性が高いので、ウッドデッキやベンチの材料としてご採用いただけます。また、押出成型品であるため、天然木では難しい複雑な断面形状や自由な長さ(最大長さ4,000mmまで)を実現できる点もポイントです。天然木の欠点であった節やとげ、ささくれが無いので、ムラのない安定した品質をお約束いたします。

■ まとめ

ESGは投資家が投資先を決める上での判断基準となるだけではなく、企業の長期的な経営戦略を左右する標語で、SDGsへの取り組みと合わせて、取り組むべき重要なポイントです。建築の設計デザインにESG・SDGs実現に向けた活動を取り入れたい方は、環境配慮型建材を採用する方法がおすすめです。

TOPPANでは、高耐久で環境に配慮しデザイン性を豊かにする内外装建材を開発・製造しております。「環境に配慮した建築」や「人に長く愛される建物」、「街のシンボルになる建築」の材料選定でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

2025.09.29

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