TOPPANの防災ソリューション
～災害の被害を抑えるために
必要な防災対策～
地震や台風、洪水、津波、噴火といった自然災害を完全に予測したり止めたりすることはできませんが、これらの災害による被害を小さくすることは可能です。災害が起こった際、まず大切なのは「自分の身は自分で守る」ことです。そして、身近な人たちや地域と助け合うことが、周りの人の命を救う大きな力になっていきます。
TOPPANが長年培ってきた「情報コミュニケーション技術」を軸に、防災に有効なさまざまなソリューションを紹介します。
なぜ、防災・減災対策が必要なのか
①日本では30年以内に首都直下型地震発生の可能性が高い
30年以内に首都直下型地震が発生する確率は70％といわれ、対策や準備が急務とされています。
②世界では気象災害が増加50年間で5倍に
暴風雨、洪水、干ばつなどの世界の気象災害の数が過去50 年間で5 倍になっています。気候変動の影響による異常気象も増加しています。
③大雨や猛暑日など（極端現象）の長期変化
大雨の年間発生回数は有意に増加しており、より強度の強い雨ほど増加率が大きくなっています。強度の強い雨は、1980年頃と比較して、おおむね2倍程度に頻度が増加しています。
企業に求められる防災対策・準備は？
企業には、自然災害や事故による損失を最小限に抑えるため、以下のような防災対策・準備が求められます。
①災害意識の向上
後回しになりがちな災害対策ですが、「自分ごと」として考え、災害に関する知識を身に付けて、準備をしておくことが大切です。
②事業継続・復旧のための取り組みが必要
災害が起きた時、企業は事業継続するための対策が求められます。事業継続以外にも下記の対応も必要となります。
・地域の復旧のために地域との共生
地域貢献には、援助金、敷地の提供、物資の提供が一般的です。技術者の派遣、ボランティア活動など企業の特色を活かしたサポートも望まれます。
・二次災害を起こさない
地震や水害などの場合、火災防止、建築物･構築物の周辺への倒壊阻止、薬液の漏洩防止など、周辺地域の安全確保の観点からの取り組みが必要です。
・生命の安全確保
職員、関係者など業務に携わる人々の生命・安全の確保とともに、顧客が施設内に留まることが想定される業種では、顧客の安全確保が求められます。
防災対策における課題
①防災教育の不足
災害に備えるための知識やスキルを身につけるための防災教育が不足していることがあげられます。災害時の様子や、対策のイメージを具体的に社員に周知ができているかなど、防災教育の充実が求められます。
②発生時・発生前の情報共有の問題
災害発生時の情報伝達は迅速かつ正確であることが求められます。しかし、情報が適切に伝わらなかったり、誤った情報が伝わることで混乱を招くことがあります。
避難のアナウンスや誘導サインの他、誰ひとり取り残さずに情報を伝えることができるかが求められます。
③衛生管理・ライフラインの確保
適切な避難場所の確保とその運営は大きな課題です。また避難場所での衛生管理や、通常時の執務空間などの感染症対策ができているか、その他にも必要なグッズや電源は確保できているかも確認する必要があります。
④避難誘導
災害時の避難は停電や障害物等、普段では想定できない危険が生じるので準備ができているかも重要です。
TOPPANの防災ソリューション
自治体様向け避難所開設キット
避難所開設に必要な8つの業務をキット化。時系列に記載されたタスクと手順で分かりやすい避難所開設を実現します。
作業ごとに資材とマニュアルが整理され、現場作業の混乱を防止します。多くの自治体様で導入実績があり、実践的な避難訓練での活用にも最適です。
リモート型防災アトラクション® ～楽しみながらできる防災教育
リモート型防災アトラクション®は、これまでの防災訓練の概念を覆す全く新しい形の防災教育コンテンツです。災害発生時における『 不便』『 不自由』『 焦り』『 混乱』『 不安』 を感じていただきながら、知恵と工夫で困難に立ち向かう体験を、リモートでしていただきます。
オンラインで開催可能な防災アトラクションは、楽しみながら学べて参加者の災害の自分ゴト化を支援いたします。
デジタル防災学習システム「デジ防災®」
「デジ防災®」は、PC・タブレットを使用して、楽しみながら防災を学び、自分ゴト化できる小・中学生向けデジタル防災学習システムです。
防災習熟レベルの可視化や教職員の授業負担を軽減する機能を備え、子どもたちへの画期的な防災教育を実現します。
高輝度蓄光商材「α-FLASH®（アルファ・フラッシュ）」
α-FLASH®（アルファ・フラッシュ）は、世界トップクラスの性能を誇る高輝度・長時間残光製品です。
オフィス、工場、倉庫など消防法に定められた場所において、電気式の誘導標識の代替とすることが可能です。
職場での事故防止や注意喚起、災害時の避難誘導等幅広い用途に対応しています。
ボランティア人材の募集・管理・教育支援 ～ボランティア人材管理・育成支援サービス～
ボランティアの人材登録、登録・運用管理、教育研修実施など、将来の街づくりの礎としても欠かせないボランティア人材の育成をワンストップでご提供するサービスです。
大型イベントを契機に、ボランティアによる共助社会の実現を目指す自治体様向けに、事業をさらに活性化させる各種サービスをご提供します。
災害体験VR
災害対策VRは、いつ起こるか分からない自然災害のうち、地震・津波・風水害の3つのコンテンツを体験できるツールです。
映像を見るだけよりも没入感があり、自然災害の恐ろしさや対処法をリアルに体験してもらうことで、体験者の防災意識を向上させることに貢献します。
2024.03.04
