広報・販促、総務・教育部門などで
こんな課題をお持ちの方へ
誤読や読み飛ばしによるトラブルを防ぎたい
商品やサービスの利用につながるようにしっかり誘導したい
改善が必要なことはわかっているが、どう改善すればよいのかわからない
ブランドイメージを保ちながらユニバーサルデザインの視点を取り入れたい
非対面での情報提供が増えてちゃんと伝わっているか不安
年配の方や障害のある方への合理的配慮の仕方を知りたい
改善を繰り返しているものの、改善内容が正しいのかどうかわからない
客観的に説明可能な「わかりやすさ」を考慮して情報ツールを作成したい
ブランディング×UD視点の診断・制作サービス
「でんたつクリニック®」
「でんたつクリニック®」は、広告やカタログなどの印刷物や、情報ツールの「わかりやすさ」に特化した診断・制作サービスです。
既存資料やツールを診断し、改善点をご提案。改善案に沿って、制作まで対応いたします。
改善提案・アウトプットイメージ(冊子の場合)
冊子全体を通して、わかりにくい点がないかを分析し、ページ構成の再編も含めた改善案をご提示。
さらに、お客さまとのディスカッションによる合意形成から実制作まで担当可能です。
有資格者が5つの診断項目で分析・改善提案
診断にあたるのは、ユニバーサルデザイン関連資格を保有するクリエイティブスタッフ。
現在ご使用中のツールを検証し、洗い出した結果を5つの診断項目で分類することで、
課題の傾向を整理し、重点課題を抽出し、「診断書」としてご報告します。
障害のある方への合理的配慮(※1)はもちろん、忙しくても要点がわかる、好感や信頼感を高める(※2)など、
情報アクセシビリティの先にある発信効果の最大化を見据えた、次のアクションにつながる「わかりやすさ」をご提示します。
※1:障害者差別解消法の改正により2021年6月から3年以内に民間事業者にも合理的配慮が義務化されます。
※2:情報のわかりやすさ(処理流暢性/processing fluency)は、認知バイアスとして作用し、信頼性・好感・共感などにも影響するといわれています。
ご報告後も、診断にかかわったクリエイティブスタッフが制作業務を担当することで、
実制作から改善後の定期的・長期的カウンセリングまでワンストップでサポートします。
【社会的背景】 重要性を増す、情報提供媒体のUD化
2000年代半ばに消費者保護の観点からはじまった情報UDの流れが、障害のある方への情報保障に関する法整備と合流。
蓄積・進化してきたノウハウを「合理的配慮」として活用することが求められています。
企業が情報ツールをユニバーサルデザイン視点で作成するメリット
読み手に何らかの行動を促すことを目的とする情報ツールでは、
多様な読者への合理的配慮はもちろん、発信効果を高めるうえでもUD化が重要です。
マーケティングやDXによるリーチ施策からの次の一歩、
実際に「コンテンツを読む」フェーズでのコミュニケーションギャップを改善します。
情報が氾濫するいま、読み手のストレスを減らし、労力をかけてつくった制作物・印刷物がほとんど読まれないという事態を避け、
発行目的を達成できるユーザビリティを実現するために、ぜひご利用をご検討ください。
活用事例
「でんたつクリニック®」の活用事例をご紹介いたします。
- 金融関連企業様
ユーザーガイドのUD認証取得をサポートし
アワード受賞 -
金融サービスのユーザー向け説明書を「伝わりやすさにかかわる第三者認証の取得ができるレベルに」を目標にサポートを開始。A4判4ページの限られた紙面の中で、インターネット利用に不慣れな方でもウェブサイト上でのユーザー登録、各種手続きなどを滞りなく進められるように改善しました。視覚的な見やすさはもちろん、情報の取捨、レイアウト、文章のわかりやすさを追求した結果、アワードの受賞につながりました。
- 情報関連企業様
長年の改訂・分冊を重ねて複雑化した
ツール群を使いやすく刷新 -
「問題があることはわかっているが、どこから手をつければよいか...」。多彩な商品展開と新サービス投入への注力ゆえに複雑化していたパンフレット群。これらを、わかりやすく、使いやすくすることで、ユーザーとサービスとの適切なマッチングを目指しました。関連ツール間での情報構造、デザイン、レイアウト、文章表現のトーンを統一し、総合ガイドでは目的ごとにサービスを選びやすくする検索性の向上を実現しました。
- インフラ関連企業様
ミュージアムの解説パネルを現場検証・課題整理し
ガイドライン策定 -
「企業ミュージアムの改装にあたり、ユニバーサルデザインに配慮したものにしたい」とのご要望にお応えした、空間系での活用事例です。お子さまからお年寄り、外国の方まで、体格や日本語の理解度の違い、障害の有無に関わらず、解説グラフィックの内容を見やすく、わかりやすくするために、改装前の展示状況を現地調査し、課題を抽出・整理。リニューアルにあたっての配慮・確認ポイントを制作ガイドラインとして整備しました。
「わかりやすさ」を多面的・多角的にとらえた、
独自開発メソッド
- 1
- 見た目だけじゃない、トータル診断
これまで印刷物などにおけるUD配慮は、文字の大きさ、書体、配色など、
「見え方」にかかわる観点が中心でした。
「でんたつクリニック®」では、認知特性の多様性(※3)やじっくり読む時間がないなどの
認知・心理面も考慮し、掲載する情報の内容や量、ページ構成・掲載の順序、紙面レイアウト、
文章の読みやすさや「発行組織らしさ」も踏まえて、
トータルに読みやすさ、わかりやすさ、使いやすさを追求します。
※3:発達障害に対する関心とともに高まる、集中力や情報処理方法などの多様性も考慮します。
これまで印刷物などにおけるUD配慮は、文字の大きさ、書体、配色など、
「見え方」にかかわる観点が中心でした。
「でんたつクリニック®」では、認知特性の多様性(※3)やじっくり読む時間がないなどの
認知・心理面も考慮し、掲載する情報の内容や量、ページ構成・掲載の順序、紙面レイアウト、
文章の読みやすさや「発行組織らしさ」も踏まえて、
トータルに読みやすさ、わかりやすさ、使いやすさを追求します。
※3:発達障害に対する関心とともに高まる、集中力や情報処理方法などの多様性も考慮します。
- 2
- 理由をハッキリ、改善提案
ひとくちに「見やすさ/読みやすさ/わかりやすさ」といっても、多様な側面があります。
「でんたつクリニック®」は、どこが・どのような方にとって・どのような問題があるのかを明示し、
その解決策としてどのような表現にするのかを言語化してご提示します。
弊社からの説明を直接お聞きいただけるご担当者様が上司の方などにご説明いただくシーンも考慮した、
伝わりやすい改善提案をいたします。
ひとくちに「見やすさ/読みやすさ/わかりやすさ」といっても、多様な側面があります。
「でんたつクリニック®」は、どこが・どのような方にとって・どのような問題があるのかを明示し、
その解決策としてどのような表現にするのかを言語化してご提示します。
弊社からの説明を直接お聞きいただけるご担当者様が上司の方などにご説明いただくシーンも考慮した、
伝わりやすい改善提案をいたします。
- 3
- 時期を問わずに、お悩み相談
緊急でチェックが必要なとき、一段落したとき、新たな施策を考え始めるときなど、
お客さまのご状況に合わせた対応が可能です。
1枚もののチラシ、冊子、パッケージ、空間デザインなど個々の診断はもちろん、
発行物全体を見渡した最適化にもご活用いただけます。
「いつかはやらなければ」と先延ばしされてきたことなども、課題整理からサポートいたします。
緊急でチェックが必要なとき、一段落したとき、新たな施策を考え始めるときなど、
お客さまのご状況に合わせた対応が可能です。
1枚もののチラシ、冊子、パッケージ、空間デザインなど個々の診断はもちろん、
発行物全体を見渡した最適化にもご活用いただけます。
「いつかはやらなければ」と先延ばしされてきたことなども、課題整理からサポートいたします。
「でんたつクリニック®」による診断・分析に向いているツールの例
-
会社案内・活動報告書、
コーポレートサイトなど CI・VIに則ったトーン&マナーと見やすさ/わかりやすさを両立させることで、コミュニケーションを重視する企業姿勢を感じさせます。 -
ご利用ガイド、
マニュアル・教材など さまざまな理解度のユーザーがいることを前提とした構成、調べやすさ、使用シーンを念頭に置いた使い勝手などを向上させる改善策をご提示します。 -
商品カタログ、
店舗メニューなど 初めてサービスを利用する不特定多数のお客さまにも、選びやすく注文しやすいページ構成、紙面設計、表現面での多様性配慮をサポートします。 -
PR誌・広報誌など
各種定期刊行物 毎号内容が変わる個別の記事には向きませんが、基本的なページ構成、レイアウトフォーマット、用字用語ルールの制定などにご活用いただけます。 -
商品パッケージ、
各種立体物など 識別性から求める情報の見つけやすさ、読みやすさまで、立体物特有の条件を踏まえ、購入時の選びやすさ、使用時の使いやすさを向上させます。 -
施設内サイン、
展示パネルなど 不特定多数の方が短時間で見つけて読むことを前提としたわかりやすさ、掲示する位置との視距離や照明との関係なども踏まえた診断が可能です。
でんたつクリニック®の活用シーン・用途
-
パンフレットなどの冊子類を
わかりやすく商品やサービスを選ぶ。適切に使う。企業価値を判断する。公平に情報を提供する... 。
カタログや製品一覧、取扱説明書、会社案内や各種レポートなどは、情報の正確さだけでなく、わかりやすさが特に重視される媒体です。
膨大な情報量でも読む気を損なわず、知りたい情報が探しやすいものに改善します。
-
広告や商品パッケージを
見やすく目立つことが重視されがちな広告やパッケージ。けれど重要なのは、購買層が「自分向きの商品・サービスだ」と一瞬で理解できること。
一方で、不特定多数の人の目に触れる情報には、不快感を与えないマナーも必要です。
でんたつクリニック®は、ブランドイメージと多様な人への配慮の両立を目指します。
-
展示物や掲示物を
伝わりやすく多様な来訪者が想定される施設やイベント会場などでもご活用いただけます。
【展示会・ミュージアム】外国人や子ども、障害のある方に配慮した展示や解説パネル、誘導サイン など
【店舗】ベビーカーを押していたり、高齢の方でも見やすいプライスカードやPOP など
ご支援の流れ
まずはお気軽にご相談ください
※上記のとおり、ご状況に合わせた対応が可能ですので、あくまでも一例です
-
STEP 1
ヒアリング
【問診】現状の顕在課題やお悩みなどをお聞かせください。
-
STEP 2
トライアル
【診察】サンプリング検証で潜在的な課題を含めて要改善点をご報告いたします。
-
STEP 3
改善提案
【処方】詳細なご要望を伺い、具体的な改善案のご提示や実制作を承ります。
-
STEP 4
サポート
【カウンセリング】定期的な改善や他ツールへの展開など、お悩みにお応えしていきます。
よくあるご質問
お問合せの際に、よくいただくご質問について
-
「でんたつクリニック®」で診断すると、どんなメリットがありますか?
既存の発行物から課題を抽出するので、机上の空論ではなく実態に即した比較検証可能で具体的な改善策を導き出せます。
-
どんなものが対象ですか?
1枚もののチラシから各種冊子、展示物まで、文字やグラフィックで構成される情報媒体であれば対応可能です。
-
向いていないツールはありますか?
使用期間の短いものではコストパフォーマンスがよいとはいえません。ただし、継続的に使用する制作ガイドラインなどのアウトプットにすることでご活用いただけます。電子媒体や動画などは、限定的な対応となる場合があります。 なお、複数の変動要因のある売上効果などを保証するものではありません。
-
診断結果は、どのような形式で提供されますか?
一律のフォーマットで採点するといったものではなく、「5つの診断項目」をベースとしながら多面的・多角的に検証した結果を、導き出された課題に適した形式でご報告します。主な課題抽出のみのご報告から、具体的な改善サンプルのご提示まで、ご予算にあわせてご提示します。ご希望のポイントに絞ったレビューも可能です。
-
診断を依頼する場合、用意すべきものはありますか?
文字情報がアウトライン化されていないデータをご提供いただけるのが理想ですが、難しい場合はPDFやコピーでいただければ可能な範囲で検証いたします。 紙媒体の場合は紙質や発色も診断に影響するため、印刷された現物をご用意いただけるとさらに診断の質が高まります。 定期刊行物やシリーズものの場合は、バックナンバーなどがあれば、さらによいです。 お客さまがご認識されている顕在的な課題や方針などを事前にお聞かせいただけると、より現実的な改善提案をご提供できます。
-
問題が漠然としていても相談にのってもらえますか?
もちろん、大丈夫です。課題抽出からサポートいたしますので、どんなご相談でもお聞かせください。
-
診断のみでも依頼できますか?
自社内で制作することが決まっている場合など、診断のみのご依頼にも対応いたします。また、診断レポートをご確認いただいた後に、改善提案や実制作を追加でご用命いただくことも可能です。
-
費用はどれくらいかかりますか?
対象物のボリュームや対応内容によって異なります。A4のチラシやリーフレットの課題抽出までなら5万円程度~、数十ページの冊子で改善サンプル提案までなら数十万円程度~が目安となります。ページ数が多いものなどの場合は、主要なページのみを対象としたサンプリング診断とすることで費用を抑えることも可能です。
-
期間はどれくらいかかりますか?
対象ツールのボリュームや対応内容によって異なりますので、お気軽にお問合せください。
-
ユニバーサルデザインとバリアフリーの違いは何ですか?
以下のコラムでユニバーサルデザインとバリアフリーの違い、共通する点、デザイン時のポイントを解説しています。是非デザインを検討する際の参考にしてください。
>【関連コラム】ユニバーサルデザインとバリアフリーの違いは?具体例を交えて解説