Shopifyによる
利益を生むための失敗しない
ECサイト構築・運用のポイント
Shopifyは手軽にECサイトを構築できる便利なツールです。Shopify によるECサイトの構築を検討する中で、メリットやデメリット、成功につなげる方法をお探しの方もいるのではないでしょうか。ポイントを押さえることで、成果創出は可能です。
今回は、Shopifyの概要からShopifyでECサイトを構築するメリットとデメリット、構築する手順、よくある失敗と成功のポイントを解説します。
<目次>
1.Shopifyとは?
2.ShopifyでECサイトを構築するメリット・デメリット
3.ShopifyでECサイトを構築する手順
4.ShopifyでECサイトを構築する際のよくある失敗と成功ポイント
5.まとめ
1.Shopifyとは?

Shopify(ショッピファイ)とは、世界中で利用されているカナダ発のECサイト制作プラットフォームです。Shopifyを利用すれば、誰でも簡単にECサイトを構築・運用できます。
自社サーバーを用意する必要がなく、インターネット環境があれば、月額料金を支払うだけで利用できるサブスクリプション型のサービスです。
コストを抑えながら手軽にECサイトを構築できる点で人気です。
Shopifyの特徴
Shopifyは、誰もが簡単にECサイトを構築できるよう、テンプレートや決済手段、サーバー上に情報をアップロードして公開するためのホスティングサービス、SEOやマーケティングツールをすべてパッケージングして提供している点が特徴です。さらに、ECのビジネスモデルに応じて基本機能以外の拡張機能を手軽に追加できる点も評価されています。
類似ECサイト構築サービスとの違い
同様のECサイト構築サービスは複数ありますが、Shopifyは比較的、基本機能が少なく、拡張性が高い点が特徴です。また、比較的低価格というメリットがある一方、売上創出までのサポートはなく、プラットフォーム利用に限定されるデメリットが挙げられます。
しかし、カスタマイズ性は高いため、日本の支援会社にサポートしてもらうことで活用の可能性は広がります。
2.ShopifyでECサイトを構築するメリット・デメリット

ShopifyでECサイトを構築するメリット・デメリットを確認しておきましょう。
メリット
・低コストで利用できる
・豊富なテンプレートで手軽に洗練されたECサイトを構築可能
・複数の決済手段が利用可能
・SNSなどの外部サービスと容易に連携可能
・クラウド型ゆえに常に最新の状態を維持できる
Shopifyの月額料金は国産の類似サービスと比べて低コストであり、Shopify独自の決済サービス「Shopifyペイメント」を利用する場合は初期費用や月額固定費、取引手数料、振込手数料がすべて無料です。
また、豊富なテンプレートによる手軽な構築、複数の決済手段を備えた決済機能、外部サービスへの接続が容易である点、自社サーバーではなくクラウド上に構築できるため、自社でサーバー管理が不要で常に最新の状態でサービス利用ができる点がメリットです。
デメリット
・ECモールと違い、集客は自力で行う必要がある
・プログラミング知識を要することもある
・一次情報は英語が多い
一方、Amazonや楽天市場などのECモールに出店するのと比べて集客力に劣り、自力で取り組む必要があります。また基本的に専門知識は不要ですが、利用したい機能によってはカスタマイズのためにHTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語の知識が求められます。
また不明点が生じたときにShopify公式情報を参照すると、英語の文書が多いため、翻訳ツールや支援会社のサポートが必要になることもあります。
3.ShopifyでECサイトを構築する手順

ShopifyによるECサイトの構築方法と手順を確認しておきましょう。
1.アカウント作成
まずShopifyのアカウント登録を行います。メールアドレス一つで始められます。
2.デザインテーマ選択
認証後、管理画面にアクセスし、ECサイトのデザインを選びます。カスタマイズ機能によりテキスト変更やボタン追加などが行えます。
3.商品情報の登録
次にECサイトで販売する商品の情報を登録します。
4.特定商取引法に基づく表記やプライバシーポリシーなどの作成
ECサイトに必要なページである特定商取引法に基づく表記やプライバシーポリシーなどを作成します。
5.メニューの作成
ECサイトのメニューを作成し、作成したページをメニューに表示させます。
6.配送情報、決済情報設定
配送料や配送エリアなどの配送関連の設定、決済情報の設定などを行います。Shopifyではクレジットカード決済や代金引換、銀行振込、Apple PayやGoogle Pay™などの豊富な決済手段から選択できます。
※Apple Payは、米国およびほかの国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※Google Payは、Google LLCの商標です。
4.ShopifyでECサイトを構築する際のよくある失敗と成功のポイント

ShopifyでECサイトを構築する際のよくある失敗と成功のポイントを解説します。
よくある失敗1:競合店に埋もれてしまい売上につながらない
Shopifyで手軽にECサイトを構築できても「そう簡単には売れない」という課題に直面することは多いです。
【成功のポイント】
競合店に打ち勝つためには、まず自店舗の強みを分析し、差別化することが一つのポイントになります。コンセプトを策定し、顧客ターゲットの特定、ニーズの把握などの基本的な集客・売上アップの計画立案をはじめに行うことが成功への近道となります。
よくある失敗2:日本人にとってのユーザビリティに欠ける
Shopifyは海外発のサービスであることから、日本人好みのECサイトを構築しにくいところがあります。またカスタマイズするにも英語のマニュアルを読める英語力やHTML、CSSといったプログラミングの知識が求められます。
【成功のポイント】
拡張機能用のアプリを利用して手軽にカスタマイズすることができるので、試してみるのもおすすめです。例えばポイントシステム追加アプリやユーザーにお気に入りへの登録を促すアプリ、ECサイトのページ読み込みスピードを上げるアプリ、再入荷のメール通知送信アプリ、SEO対策アプリなどがあります。
よくある失敗3:SNSやSEO集客がうまくいかない
先述の通り、Shopifyは自力で集客する必要があり、多くの店舗はSNSやSEOを利用して情報発信を継続し、集客しています。しかし知見やノウハウに欠ける、人的リソース不足などが原因でうまくいかないことは多くあります。
【成功のポイント】
運用体制から見直す必要があります。SNSでの定期的な情報発信やSEOによるコンテンツマーケティングなどは専門会社に相談するのも一案です。
よくある失敗4:リピーターが獲得できない
集客ができてもリピーターが得られなければ、継続的な売上につながっていきません。
【成功のポイント】
Shopifyには「ストア分析機能」があり、リピーターの割合をチェックできます。リピーター獲得施策を実施し、測定しながら進めていきましょう。
一般的なECでのリピーター獲得施策として、ポイント制度、クーポン配布、メルマガ、ステップメールの配信、レコメンド等が挙げられます。
これらの失敗は、ECサイトの売上アップを支援する専門家に相談することで解決策できるでしょう。もし専門家に依頼するなら、「利益を生むECサイト(Shopify)を構築する」という視点で伴走してくれるパートナーを選定するのをおすすめします。
Shopify構築の専門家は数多くいますが、その中でも、Shopifyでの集客や売上アップも含めたサポートを行ってくれるところを選ぶのがポイントです。
もしご要望がありましたら、ぜひTOPPANの「ECのばセル」にご相談ください。長年の実績を持つ800人以上の専門家が、Shopifyの構築サポートはもちろん、商品企画からマーケティング、販売、顧客体験まで、ECに必要なソリューションをフルパッケージで提供し、売上向上とコスト削減の両面からお客さまの利益最大化に貢献いたします。
まとめ
Shopifyは、世界中で利用されている便利なEC構築サービスであり、誰でもすぐにECサイトを立ち上げられる点で優れています。一方、集客は自身で進める必要があり、専門的な知見とノウハウが求められます。
ShopifyによるEC事業の成功を目指す方は、ぜひTOPPANの「ECのばセル」にご相談ください。
EC事業はサイト構築がゴールではないことは周知の事実ですが、多くの場合、本来最も重要であるはずのPL(損益計算書)への意識が薄れ、場当たり的なEC運用に陥っているのが現状です。
TOPPANは、ただのECサイト(Shopify)構築代行ベンダーとしてではなく、お客様のEC事業全体の成功を支援する「事業設計からのEC構築パートナー」として、お客様のPLに貢献するEC事業の構築・運用をサポートいたします。
2025.09.30