SNS×チラシで集客効果アップ!
活用法や始め方を解説
近年、消費者は買い物をする上で、SNSの情報を参考にすることが多くなってきています。こうした消費者の動きを受けて、チラシをSNSと組み合わせることで、販促活動を行う企業が増えているのをご存知でしょうか。
今回は、SNSとチラシを組み合わせることの活用法や効果、事例のほか、SNSとチラシを組み合わせたマーケティングを始める方法をご紹介します。
■SNS×チラシとは?
SNSとチラシを組み合わせる手法が注目されていますが、果たして、実際にはどのような効果が期待できるのでしょうか。
●デジタルチラシが普及中
チラシといえば紙の新聞折り込みチラシですが、近年はデジタルチラシが普及しています。
デジタルチラシとは、パソコンやスマートフォンで閲覧できるインターネット上で配信されるデジタル上のチラシ全般を指します。紙のチラシをスキャンしてPDF化されたものや、チラシ配信サービスのアプリ上などで手軽に閲覧できるものなど、さまざまな形態があります。
●SNSとチラシを連動させたマーケティングに注目
そんなデジタルチラシは、ただ配信するだけでなく、SNSと連動させたマーケティングが注目されています。デジタルチラシはインターネット上で配信するため、自社サイトやSNSへと容易に誘導することが可能です。そのため、SNSを活用したマーケティングの施策の一環として導入することで、高い相乗効果を出すことが期待できます。
また、紙のチラシもSNSと連動させることで、従来の紙のチラシの効果をより高めることもできるでしょう。
●集客効果アップが見込める
SNSとチラシを併用することで、より集客がしやすくなると考えられます。チラシは紙とデジタルともに店舗を持つ企業にとって、店舗への誘導につながりますし、SNSはその拡散性から、より多くの層の興味関心を引くことができます。
■チラシのSNS活用法
SNSとチラシを組み合わせると言っても、さまざまな方法があります。ここでは例として、3つの活用法をご紹介します。
①デジタルチラシを自社サイトや自社SNSアカウントに公開する
こちらは最もシンプルな方法です。デジタルチラシを別途作成するか、紙のチラシを作成した後にデジタルチラシとしてデータ化し、自社サイトや自社SNSアカウントに公開します。
SNSにリンクを貼って「本日のチラシを更新しました!」などと告知することで、よりユーザーに最新情報を伝えやすくなります。また、SNSを普段からよく見ているユーザーに対して、デジタルチラシであれば、気軽に閲覧してもらいやすくなります。
②SNS投稿などのデータを用いてチラシを制作する
一般的なSNS投稿からは、現在のトレンド情報を知ることが可能です。いま、話題になっているテーマや、季節や祭事などのタイミングに合わせたテーマなど、そのときに応じて注目の内容が変わってきます。そのトレンドをチラシに盛り込むことで、より消費者の興味関心を高めるチラシの制作が可能になるでしょう。
そうしたSNSにおけるトレンド情報をうまく活用したチラシサービスが、TOPPANの「ハッシュタグチラシ」です。SNSのトレンドが反映されやすいハッシュタグをAIにより抽出し、訴求テーマを設定した上で、それに沿った商品をチラシに掲載します。デジタルチラシはもちろん、紙のチラシにも反映が可能です。
③紙チラシのQRコード(※)からSNSへ誘導
紙のチラシにQRコードを載せて、消費者にスマートフォンなどを用いて読み取ってもらい、インターネット上のデジタルチラシや、自社サイト、ECサイト、自社SNSアカウントなどに誘導する方法です。
うまく誘導することができれば、チラシ購読者に対して、より多くの情報やお得な情報を提供できるようになり、購買意欲を高められます。
■SNS×チラシの事例
先ほどご紹介した、TOPPANの「ハッシュタグチラシ」は、「未来のチラシ」というサービスでご提供しています。
そこで大手スーパーマーケットが、未来のチラシサービスを利用して効果を上げた事例をご紹介します。
この大手スーパーマーケットは、価格訴求だけではない、EDLP(Everyday Low Price)という低価格戦略に基づき、チラシでは商品の魅力を伝えることを狙いとしていました。
そうした戦略に、ハッシュタグチラシは親和性が高いサービスとしてトライアルで採用されました。
●ハッシュタグに基づく関連商品を集めてデジタルチラシ配信
デジタルチラシにおいて、「#朝食」「#お弁当」などの人気のハッシュタグに基づく関連商品を集めてデジタルチラシを配信した結果、デジタルチラシに掲載したEDLP商品の売上を向上させることに成功しました。SNSとデジタルチラシをうまく連携させることができた施策と言えます。
■SNS×チラシの始め方
SNSとチラシを活用してマーケティングを始める際には、ぜひ次のポイントを押さえておきましょう。
●適した作成方法を検討する
デジタルチラシを作成する場合、作成方法としては、主に次の3つが考えられます。いずれか適した方法を検討しましょう。
・紙チラシをPDF化する
紙のチラシを作成している場合には、スキャンしてPDFファイルにすれば簡単にデジタルチラシを作成できます。閲覧時に文字が小さくなるため、文字を拡大する必要がありますが、誰でも気軽に閲覧できるというメリットがあります。
・電子チラシ作成サービスを利用する
電子チラシを作成するサービスを契約して配信する方法です。チラシに特化しているため、見やすいのが魅力です。
またクーポンやお得な情報を配信する機能が用意されていることもあるので、サービス選定の際に検討するのをおすすめします。
・まるごと制作会社に依頼する
制作会社に作成を依頼する方法もあります。プロにまるごとチラシを作ってもらうことで、デザイン性の高いデジタルチラシを制作することができるでしょう。
TOPPANがご提供する未来のチラシは、そのようなチラシを作成してSNSと連携させ、集客したい場合におすすめです。
●配信方法を検討する
デジタルチラシを活用する場合には、配信方法も合わせて検討するのをおすすめします。
デジタルチラシのメリットは、オンラインでさまざまな場所から配信できることにあります。自社サイトやECサイト、SNSなど複数箇所に掲載することで集客効果を最大化できます。
紙のチラシにはQRコードをつけるなど、SNSなどへ誘導する仕組みも合わせて検討すると良いでしょう。
■まとめ
SNSとチラシを組み合わせたマーケティング手法についてご紹介してきました。チラシの情報は新鮮な情報が多いため、よりタイムリーに配信することが求められます。デジタルチラシであれば、それが容易にできるうえに、SNSとの連携も比較的容易に可能です。
TOPPANの未来のチラシでは、SNSのハッシュタグを利用したハッシュタグチラシを利用して効果的にチラシを配信できます。自社商品を魅力的に紹介し、お客さまを惹きつけることが可能です。SNSとチラシを組み合わせたマーケティングを検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。
2023.09.13