コラム

電子チラシとは?
メリット・デメリットを解説!

近年よく目にするようになった、電子チラシ。デジタルチラシとも呼ばれる、紙チラシの電子版には、どのような特徴があるのでしょうか。

電子チラシの実施率や紙チラシと比べたメリットとデメリット、電子チラシ活用時に行いたい工夫について解説します。


■電子チラシとは?実施率はどれくらい?

まずは電子チラシの概要と実施率を見ていきましょう。

電子チラシとは、チラシの電子版のことで、パソコンやスマートフォンなどのデジタル媒体で配信、閲覧できるチラシのことを指します。

チラシといえば、紙による新聞への折り込みチラシが主流でしたが、新聞の発行部数の減少に伴い、折り込みチラシの価値が低下したことなどから、普及が進んでいます。

例として、スーパーマーケットの実施率を調査した、2022年の「スーパーマーケット年次統計調査※」によれば、新聞折り込みチラシ以外の販促手段実施率は「電子チラシ」で50.5%にも上っていました。

今後、さらに電子チラシは普及、活用されていく可能性があります。

※出典「2022年スーパーマーケット年次統計調査 報告書」P.66
http://www.super.or.jp/wp-content/uploads/2023/03/2022nenji-tokei-fix202303.pdf


■電子チラシの紙チラシと比べた際のメリット

電子チラシは、紙チラシと比べてどのようなメリットが期待できるのでしょうか。企業・消費者それぞれのメリットをご紹介します。

●企業

・集客効果が見込める
電子チラシは、WEB上にデータをアップロードするだけでチラシを配布することが可能です。配布の手間が減り、配布枚数の制約も少ないため、紙のチラシよりも集客効果が高まることが期待できます。

・オンラインのため随時配信可能
オンラインで配信できるため、配信したいタイミングで随時配信できるのがメリットです。届けたい情報をねらったタイミングで配信することができます。例えば、急遽決まった特売情報をすぐに配信することも可能です。

・クーポンなどの情報も合わせて提供できる
掲載商品に関連するレシピやクーポンなど、追加でユーザーに届けたい情報も合わせて提供することができます。これにより、消費者の興味関心をより高めることが可能となり、購買促進につながるでしょう。

・効果の可視化ができる
閲覧数などを容易に計測することができるので、効果を可視化することが容易です。反響に応じて施策を実施することが可能になります。

・印刷費用や配送費用がかからずコスト削減につながる
紙チラシのように印刷費用や配送費用がかからないメリットがあります。そのため、トータルの集客コストで見ればコスト削減につながる可能性があります。

●消費者

・新聞購読をしていなくても閲覧できる
電子チラシであれば、新聞を購読していなくともオンラインで手軽に見られるため、スーパーのチラシの特売情報などを手軽に入手することが可能です。

・スマホで手軽に閲覧できるため、店舗で内容を確認することも可能
スマホで手軽に確認できるので、店舗に出かけた際に、スマホのチラシを改めてチェックしながら買い物をすることも可能です。

・紙チラシより見やすく、多くの商品の情報を得られる
紙のチラシよりも商品の詳細や情報が見やすく、多くの商品情報が掲載されていることが多いので、一度により多くの情報を得ることが可能です。

・お役立ちコンテンツも合わせて入手できる
クーポンやレシピなど、他のお役立ちコンテンツも合わせて入手することができるので、よりお得感があります。


■電子チラシの紙チラシと比べた際のデメリット

続いては、電子チラシと紙チラシを比べたデメリットを、企業・消費者それぞれご紹介します。

●企業

・電子チラシ利用者以外にアプローチできない
電子チラシは、インターネットやアプリを利用しない層へは、アプローチできません。例えば、スマホアプリで電子チラシを配信する場合、スマートフォンを普段持っていない、もしくはアプリの操作がむずかしい方にはリーチすることが困難です。

・消費者の興味関心を維持しなければ閲覧してもらえなくなる
電子チラシは、絶えず最新情報が提供されているインターネット上の情報と共に配信されるため、何か楽しめる、もしくはお得な情報を更新するなど、消費者の興味関心を維持しなければ、他に興味関心が移ってしまいます。消費者にとって、よほど近くのスーパーで頻繁に行くお店のチラシ以外は、毎日、それほど頻繁に見るものではありません。そのため電子チラシであっても、消費者を引き付けることができるようなコンテンツが無いと閲覧してもらえなくなる可能性があります。

●消費者

・アプリで配信するとパソコンで見られないので不便に感じる
スマホアプリだけで電子チラシを配信した場合、パソコンで閲覧することができないため、不便に感じる消費者が出てくる可能性があります。

・構成によっては閲覧しにくいこともある
電子チラシは特にスマートフォンで見ると、文字が小さく、視認性、一覧性に欠けるなどの閲覧しにくさがデメリットとなることもあります。


■電子チラシ活用時に行いたい工夫

電子チラシのデメリットをご紹介しましたが、そのデメリットを対策することは可能です。そのための工夫をご紹介します。

●紙のチラシも併用する

電子チラシは、インターネットやスマートフォンにあまり慣れ親しんでいない高齢者などの層にアプローチしにくいところがあるとお伝えしました。また高齢者などは、電子チラシより紙チラシのほうを好む人もいます。そのため、高齢者にもアプローチしたい場合は、電子チラシと紙チラシを併用するのがおすすめです。

●見やすくする工夫をする

文字が小さいなど、電子チラシの閲覧しにくさを改善するために、チラシ作成時に見やすくする工夫をすることが大切です。
文字や写真を大きくするといった細かな工夫のほか、ズーム機能が使いやすい配信媒体を選ぶなども一つの方法です。

●随時コンテンツを配信するなどして工夫する

コンテンツは、配信ごとに随時工夫して飽きずに楽しめるコンテンツを提供するのをおすすめします。クーポンなどのお得な情報などはもちろん、例えば販売している食材を使った夕飯レシピなども合わせて配信すれば、タイムリーな情報を提供できます。


■まとめ

電子チラシの概要とメリットとデメリットをご紹介しました。デメリットをよく理解して、そのデメリットを対策しつつ電子チラシの活用を進めることをお勧めします。

TOPPANでは、「未来のチラシ」というチラシ制作サービスをご提供しており、電子チラシのデメリットを対策できる画期的な電子チラシの制作も可能です。

本サービスには、主に次の3つのサービスを備えています。一つ目は、商品をSNSのハッシュタグトレンドをもとに、テーマごとにまとめて配信する「ハッシュタグチラシ」、二つ目は動画で効果的に訴求する「動画チラシ」、三つ目はハッシュタグチラシにおけるお客さまの行動を分析し、個々のお客さまがより興味を引く商品の特売情報を訴求することができる「パーソナルDBチラシ」です。

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2023.09.13

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