コラム

【住宅・店舗で人気のグレー×木目調インテリア】空間コーディネートのポイントと材料選定の注意点

住宅・非住宅を問わず、「グレーと木目調」を組み合わせたインテリアデザインが人気です。

ただし、おしゃれな内装に仕上げるためには、コーディネートのポイントを押さえる必要があります。

そこで今回は「グレー×木目調」のインテリアについて、空間デザインのポイントから店舗・オフィス・マンションなどにおける注意点を、1900年創業のTOPPANが詳しく解説します。

「グレー×木目調」デザインのメリット・デメリットや心理的効果、おすすめの差し色(アクセントカラー)など、多くの方からいただくご質問やおすすめの内装建材も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。


◎◎

<目次>

■ グレー×木目調インテリアの作り方|空間コーディネートのポイント
■ 店舗・オフィス・マンション・ホテル・病院などは「内装制限」に注意
■ グレー×木目調インテリアに関する「よくあるご質問」
■ 「内装制限」に対応できるTOPPANの高耐久でレパートリー豊富な「不燃アルミ意匠材」
■ まとめ


■ グレー×木目調インテリアの作り方|空間コーディネートのポイント

グレーと木目を基調としたおしゃれなインテリアデザインを実現する際には、空間コーディネートのポイントを押さえる必要があります。

床・壁・天井・家具・ドアなどの木目をそろえる

床(フローリング)や壁・天井の仕上げ材、家具、内装ドアを木目調にする場合は、色味をそろえましょう。

それぞれに異なる木目を採用すると、まとまりのない印象になりがちなのでご注意ください。

色味だけではなく、木目の柄をそろえるのも統一感のあるデザインに仕上げるための重要なポイントです。

異なる木目を取り入れたい場合は、ゾーンごとで色分けするデザインをおすすめします。

素材の異なるグレーを取り入れる

インテリアにグレーを多用する場合は、素材の異なるアイテムや内装材をバランスよく配置しましょう。

木目と異なり、グレーで同じ質感のものを多く取り入れると、無機質でメリハリのない印象が強くなります。

ファブリック(布)のアイテムや、石目調・コンクリート・ペイントなど、素材の異なるグレーを取り入れると、シンプルながらもおしゃれな印象に仕上がります。

グレーの色調を合わせる

まとまりのある洗練された印象のインテリアに仕上げたい場合は、グレーの色調(彩度)をそろえましょう。

グレーは無彩色とは限らず、有彩色を混ぜたトレンドのグレージュから、ブルー系・イエロー系・グリーン系・ピンク系まで、多様な種類があり、これらをいくつも採用すると、統一感やまとまりが薄れます。

色味に変化をつけたい場合は、明度(明るさ)で変化をつけましょう。

メタル調をプラスしてアクセントに

メタル調のアイテムは、グレー×木目調のインテリアと相性がよいため、効果的に採用しましょう。

照明器具や家具のパーツとして取り入れるデザインがおすすめです。
ただし、メタル調でもいくつか種類があるため、デザインテイストに馴染むタイプを選ぶことが重要になります。

最近は、華やかな印象の艶感が強いタイプよりも、艶消し(マット)や半艶のタイプが人気です。

シルバー

  • クールで都会的なデザインにおすすめ

ゴールド

  • 豪華でラグジュアリーなデザインにおすすめ
  • シルバー寄りのホワイトゴールドも人気

アンバー

ブロンズ

  • ダークブラウンに近い色で、シックで落ち着きのあるデザインにおすすめ
  • メーカーによって明るさが異なるため、比較検討が必要

ニッケル

  • シルバーよりもやや黄褐色を帯びた色で、きらびやかになりすぎない
  • 使い込んだような質感を表現したい場合におすすめ

アイアンブラック

  • ヴィンテージデザインやインダストリアルデザインにおすすめ

配色ルールに沿って色を選ぶ

グレー×木目調のインテリアに個性をプラスしたい場合、アクセントカラーを採用する手法もありますが、その際には色の分量に注意しましょう。

カラーコーディネートを検討する際の重要なキーワードが、「配色の黄金比」です。

【配色の黄金比】

ベースカラー70:メインカラー25:アクセントカラー5

ベースカラー

  • デザインの中で最も多くの面積を占める基調色
  • インテリアにおいては、壁など面積が広い部分に採用する色で、ホワイト系・ベージュ系・ブラウン系・グレー系などが一般的

メインカラー

(アソートカラー)

  • ベースカラーの次に多くの面積を占める色で、デザイン全体の印象を決める
  • インテリアにおいては、家具や床もしくは天井、カーテンなどに採用する色

アクセントカラー

(差し色)

  • デザインに個性をプラスするために少量のみ採用する色で、空間の雰囲気に変化をつけられる
  • インテリアにおいては、クッション・絵画・小物などに採用する色

グレー×木目調のインテリアでは、ベースカラー・メインカラーにグレーと木目のどちらを設定するかによって印象が変わりますので、いくつかのパターンをシミュレーションしましょう。

白・黒の多用は避ける

グレー×木目調のインテリアデザインと、白・黒の相性はよいですが、この2色を多用すると、グレーの印象が薄くなるので注意が必要です。

デザインにメリハリをつけたい場合は、白・黒ではなく、ライトグレーやダークグレーの採用をご検討ください。

壁や天井の色を選ぶ際も、ピュアホワイトではなく、ライトグレーや木目と馴染むアイボリーがおすすめです。

黒を使いたい場合は、アクセントカラーとして取り入れましょう。

◎◎

■ 店舗・オフィス・マンション・ホテル・病院などは「内装制限」に注意

公共的な建物でインテリアデザインを検討する場合、天井・壁の仕上げ材に防火材料を選定しなくてはいけない可能性があります。

不特定多数が利用する建物などでは、火災時に多くの人が安全に外に避難できるように、「内装制限」のルールが定められているためです。

建築基準法における内装制限とは、居室や通路の天井・壁に防火材料(不燃・準不燃・難燃材料)の使用を義務付ける規定で、以下の建物が対象になります。

※下記内容は概略です。それぞれ、耐火建築物・準耐火建築物・その他によって、対象となる建物規模(延床面積や階数)が異なりますので、詳細は関連法令をご確認いただくか、設計事務所・自治体の建築指導課などにご確認ください。

特殊建築物※

  1. 劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂、集会場、その他これらに類するもので政令に定めるもの
  2. 病院、診療所(患者の収容施設があるもののみ)、ホテル、旅館、下宿、共同住宅、寄宿舎、児童福祉施設等(幼保連携型認定こども園を含む)、その他これらに類するもので政令に定めるもの
  3. 百貨店、マーケット、展示場、キャバレー、カフェー、ナイトクラブ、バー、ダンスホール、遊技場、公衆浴場、待合、料理店、飲食店又は物品販売業を営む店舗(床面積10㎡以内は除く)、その他これらに類するもので政令に定めるもの
  4. 自動車車庫、自動車修理工場、映画スタジオ又はテレビスタジオ、その他これらに類するもので政令に定めるもの
  5. 地下又は地下工作物内に①②③の用途で利用する居室を有するもの

特殊建築物以外

  • 3階建て以上で延床面積が500㎡を超えるもの
  • 2階建て以上で延床面積が1,000㎡を超えるもの
  • 平屋建てで延床面積が3,000㎡を超えるもの

無窓居室

  • 窓その他の開口部を有しない居室(天井の高さ6mを超えるものを除く)

火気使用室

  • 調理室、浴室、その他の室で、かまど・コンロや、その他火を使用する設備又は器具を設けたもの

つまり、店舗やオフィス、ホテル、病院などは、全て内装制限の対象になる可能性があるということです。そのため、公共的な建物や大規模建築物でインテリアデザインを検討する際には、内装材選びに注意が必要です。

また、法令で設置が義務付けられている避難階段や特別避難階段は、内装仕上げ材だけではなく下地材にも防火材料の使用が義務付けられる場合もあります。ちなみに、消防法でも内装制限の規定があり、原則的なルールは建築基準法と同様ですが、簡単に移動できないパーテーションなども制限の対象となる可能性がありますのでご注意ください。

■ グレー×木目調インテリアに関する「よくあるご質問」

ここでは、「グレー×木目調インテリア」について、多くのお客様からいただくご質問を紹介します。

Q.グレー×木目調インテリアにメリットとデメリットはある?

A.メリットは、どのようなデザインとも相性がよい点で、デメリットは無個性になりやすい点です。

グレーも木目調も、どのようなデザインにも馴染み、年齢・性別を問わず、違和感なく受け入れられます。そのため、住宅だけではなく、店舗やホテル、学校等に採用される事例は少なくありません。

ただし、単にグレーと木目調を組み合わせるだけでは、無機質で無個性な印象になりがちです。そのため、アクセントカラーを取り入れたり、素材の異なるアイテムを配置したりするなどのプランをご検討ください。

Q.グレー×木目調インテリアの心理的な効果は?

A.グレーには「モダン・上品・シンプル・静寂・清潔感・都会的」などのイメージがあり、木目調は「癒し・安らぎ・リラックス」を連想させるため、この2つを組み合わせると、落ち着きやストレス緩和などの効果をもたらします。

ただし、グレーも木目調も明度(明るさ・暗さ)によって感じる印象が異なるため、窓などの開口面積や照明の配置も踏まえて、色を変えて何パターンかでデザインシミュレーションしてみる方法がおすすめです。

Q.グレー×木目調インテリアのアクセントカラー(差し色)として相性のよい色は?

A.グレーも木目調も比較的どのような色とも組み合わせられますが、色によってプラスできる印象が異なります。

ベージュ系・ブラウン系

  • よりナチュラルな印象に仕上げたい場合におすすめ
  • 木目の明度と近い色はアクセントとして目立ちにくいので要注意
  • 年齢・性別問わず受け入れられやすい

イエロー系・オレンジ系

  • グレーの落ち着いた暗い印象を明るくできる
  • ライトグレー・ダークグレーのどちらも合わせやすい

レッド系・ピンク系

  • くすんだ色でもビビッドカラーでも相性がよい
  • ダーク系の色を組み合わせると、シックモダンな印象に

ネイビー・ブルー系

  • 空間を引き締める効果がある
  • ダークグレーと組み合わせると目立ちにくいので要注意
  • 上品さや都会的な雰囲気が強調される
  • 年齢・性別問わず受け入れられやすい

グリーン系

  • よりナチュラルな印象に仕上げたい場合におすすめ
  • 落ち着いた雰囲気が強調される
  • くすんだ色だとアクセントカラーとして目立ちにくいため要注意

■ 「内装制限」に対応できるTOPPANの高耐久でレパートリー豊富な「不燃アルミ意匠材」

TOPPANは1900年の創業以来、SDGs実現に向けた社会的課題の解決に取り組み、高耐久で環境配慮型の建築内外装材を開発・製造しております。

内外装不燃アルミ意匠材「FORTINA」と、内外装不燃化粧パネル「LOVAL」は、豊富なデザインラインナップで不燃認定を取得済みなので、主に非住宅分野の建物に内装仕上げ材としてご採用いただいている人気シリーズです。

FORTINA(フォルティナ)

FORTINAは、高意匠・高性能で環境負荷の少ない※オレフィン系化粧シートとアルミニウムを組み合わせた内外装不燃アルミ意匠材です。
※塩ビ系材料と比較した場合、原材料調達段階+生産段階+流通段階+廃棄・リサイクル段階の二酸化炭素排出量を60%も抑制できる。(当社比)

最先端の印刷技術によって、自然素材が持つ風合いをリアルに表現した人気シリーズとして、多くの事例にご採用いただいています。

【FORTINAの特長】
・長年培った高度な印刷技術によってリアルな質感を再現(外装用は15種類以上の木目柄、内装用は45種類以上のメタル・木目柄・石目柄から選択可能)
・内外装で統一感のある仕上がりを実現可能
・外装用はSWOM※にて、15,000時間の耐候性試験をクリア(化粧シート表面のクラック・各層の密着低下・絵柄の退色を抑制)
・長期間、メンテナンスフリー(通常使用環境では30年以上の耐用年数)
・内装仕様・外装仕様のどちらも、国土交通大臣による不燃認定取得済み
・形状の多彩なラインナップによるトータルコーディネートが可能

※SWOM:Sunshine Weather-O-Meter(促進耐候性試験装置)を用いた性能試験で、屋外環境(紫外線・温度・湿度・雨)に対する劣化を評価できる

FORTINAのラインナップは以下の通りです。


◎◎

LOVAL(ローバル)

LOVALは、「デザイン・環境配慮・ 抗ウイルス&抗菌」と3つの性能を備えた内外装不燃化粧パネルです。

【LOVALの特長】
・48種類もの多彩な色柄ラインナップ
・スタンダードの長方形以外に矢羽形・五角形・三角形・風車形などの異形貼りを組み合わせ可能
・抗ウイルス・抗菌機能を搭載し、パネル表面に付着したウイルスや菌を減少させることが可能
・基材はケイ酸カルシウム板・ダイライト®・酸化マグネシウム板から選定可能
・同素材でタックシートも取り揃え、建具の面材や石膏ボードの直貼りも可能
・国土交通大臣による不燃(一部、準不燃)認定取得済み

◎◎

■ まとめ

「グレー×木目調」のインテリアは、様々なデザインスタイルと調和し、多くの人に親しまれる人気のコーディネートです。

ただし、おしゃれに仕上げるためにはデザインのコツや材料選定の注意点を押さえる必要があります。

建築基準法や消防法の内装制限を受ける建物では、防火材料として認定されている内装仕上げ材を選びましょう。

TOPPANでは、耐久性とデザイン性に富んだ不燃アルミ意匠材や不燃化粧パネルを製造しております。

「人に長く愛される建物」、「街のシンボルになる建築」の材料選定でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

2026.06.05

新着記事 LATEST ARTICLE
    人気記事 POPULAR ARTICLE