コラム

「光学特性」で調光フィルムが理解できる?易しく解説!

本記事で分かること

 ・”光学特性”について一般的な言葉で分かりやすく解説!
 ・調光フィルム検討時に光学特性の観点で注目すべきポイント

※本記事は専門用語はなるべく使わず、わかりやすい表現を心掛けて書いています。

目次

 ・調光フィルムとは?
 ・ビジネスにおける調光フィルムの利点とは
 ・調光フィルムにおける「光学特性」とは
     平行線透過率 ‐透明?不透明?
     全光線透過率 ‐明るい?暗い?
     ヘイズ    ‐透明?不透明?
 ・LC MAGICの光学特性は?
 ・LC MAGICの光学特性+事例紹介


◎◎

調光フィルムとは?

調光フィルムは透明・不透明に切り替わるフィルムです。通常ガラスに貼る形で利用します。
会議室のパーテーションや浴室のガラスの壁といった日常生活で目にする場面や、博物館・舞台等で来場者の目を惹く演出として使われています。
最近では車の内装におけるトレンドでもあり、サンルーフや後部座席の窓などに利用されている注目の製品です。

「光学特性」で調光フィルムが理解できる?易しく解説!(会議室の場合のイメージ)
会議室への採用イメージ
「光学特性」で調光フィルムが理解できる?易しく解説!(車の場合のイメージ)
自動車への採用イメージ ※「第16回オートモーティブワールド」(2024年1月開催)より

そんな調光フィルムですが、各社が様々な製品を出しています。
その中で目的に合った調光フィルムを見つけ出すために読者の皆さまは何を重視されるでしょうか?
「品質」「価格」「機能」「貼る場所の環境条件」など検討項目は様々ありますが、そのひとつとなるのが今回ご紹介する「光学特性」です。

実際に、各社のウェブサイトを見る際や、フィルムメーカー・ガラスメーカーと話す際に「光学特性」というワードが出た経験がある方もいるかもしれません。
本記事では光学特性について一般的な用語で分かりやすく解説していきますので、調光フィルムを比較検討する際の参考としてぜひ最後まで読んでいただければと思います。

◎◎

ビジネスにおける調光フィルムの利点とは

調光フィルムはなぜ様々な分野で注目されているのでしょうか。
調光フィルムを活用する主なメリットは以下の通りです。

〇エネルギー効率の向上
調光フィルムは日光の透過率を調整できるため、室内の温度をコントロールしやすくなります。これにより冷暖房の使用を減少させる等し、エネルギーコストの削減に繋がります。

〇デザインの柔軟性
調光フィルムは既存のガラスに貼り付けることができるため、既存のデザインを大きく変更することなく導入できます。これにより、モダンで洗練された外観を維持しつつ機能性を向上させることが可能になります。

〇プライバシーの確保
調光フィルムは透明から不透明に変化することができるため、必要に応じてプライバシーを確保することができます。会議室やオフィススペースで特に有用です。

上記のような点から調光フィルムは様々な分野で活躍しています。

調光フィルムにおける「光学特性」とは

「光学特性」はレンズ、反射鏡、光ファイバーなど、調光フィルム以外にも使われる言葉です。
簡単に言うと、レンズ・フィルム等の物質に対して”光がどのように見えるか”(=光の透過、反射、屈折、吸収)という考え方です。この現象はレンズ・フィルムを構成する材料、表面の形状、密度などによって異なります。
例えば、”ストローを水の入ったコップに入れると曲がって見える”のは、空気と水の密度の違いによる光の屈折によるものです。
なんとなくイメージが湧いたでしょうか?

「光学特性」で調光フィルムが理解できる?易しく解説!(ストローで分かる光の屈折)
ストローで分かる光の屈折

さて、調光フィルムの光学特性を表すときによく使われるのは「全光線透過率」「平行線透過率」「ヘイズ (haze=曇りの意味)」の3つです。
つまり、透明度が高いか低いか、曇り度が高いか低いかということです。
これを知っておくと、感覚的に捉えていたものが数値として具体的に判断できるので比較検討する際に役に立つと思います。

では、それぞれの用語の意味を見ていきましょう。

平行線透過率 ー 透明?不透明?                    全光線透過率 ー 明るい?暗い?

平行線透過率は、数値が大きいほど ”透明” 、小さいほど ”不透明” であることを表します。
全光線透過率は、数値が大きいほど ”明るい” 、小さいほど ”暗い” であることを表します。

ヘイズ ー 透明?不透明?

ヘイズも透明性を表す指標ですが、今度は曇り具合(濁度)を示す値です。曇り値とも呼ばれます。
ヘイズは数値が小さいほど “透明” で、大きいほど “不透明” です。
日常生活で例えると、スマートフォンのディスプレイに貼る反射防止フィルムや、すりガラスはヘイズが高い、車の窓ガラスやメガネのレンズなどはヘイズが低い、と言えます。

「光学特性」で調光フィルムが理解できる?易しく解説!
ヘイズのイメージ。右側の濁り度(不透明度)が高い。

なお、少し細かい話ですが、
ここまで説明した3つの基準は下記のような式で表すこともできます。
 全光線透過率=平行線透過率+拡散透過率※
 ヘイズ   =拡散透過率/全光線透過率×100
※拡散透過率:試験片(調光フィルム)を透過する光線のうち、平行成分を除いた拡散光の透過率

このように、透明性において光学特性は重要です。光が物質をどのように通過し、どの程度散乱、吸収、または屈折されるかが、その物質の透明度を決定する為です。
光学特性が優れている物質は、光を効率的に通過させるため、視覚的にクリアで透明に見えます。これが、ガラスやプラスチックのような透明材料が、窓、レンズ、ディスプレイなどの用途で広く用いられる理由です。

LC MAGICの光学特性は?

光学特性という観点では、TOPPANが提供するLC MAGICは高い透明性が特徴です。

「光学特性」で調光フィルムが理解できる?易しく解説!(LC MAGICの透明・不透明)

LC MAGICには、電源OFF時に不透明・ON時に透明に切り替わる「ノーマルモード」のほか、その逆で電源OFF時に透明・ON時に不透明となる「リバースモード」の2種類のラインナップがあります。
また、プロジェクター用途でのご使用やデザイン加工も可能なため、使用環境のイメージに合わせて対応可能です。
具体的な光学特性、その他の特長は下記より参照ください。

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TOPPANのLC MAGICは、お客さまから「透明・不透明のコントラストがはっきりしている」「透明・不透明の切り替え速度が速い」などのお声を多くいただいております。
ご興味のある方はお問い合わせいただき、ぜひ弊社ショールームやサンプルなどでご体感ください。(お問い合わせはページ下部よりお願いいたします。)

まとめ

ここまで調光フィルムの光学特性の基礎知識をご紹介してきました。
参考になったでしょうか?
過去記事では、調光フィルムが透明・不透明になる仕組みのご紹介や、採用シーン別(会議室・浴室・自動車など)に事例を紹介しております。右上の「CONTENTS」よりぜひご覧ください。

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2024.07.04

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