コラム

第16回オートモーティブワールド展に出展
自動車製造工場での空中ディスプレイ活用

 2024年1月24日(水)から26日(金)に開催された展示会「第16回 オートモーティブワールド -クルマの先端技術展-」(会場:東京ビッグサイト)に出展し、多くの来場者の方々に弊社のブースをご訪問していただきました。本レポートでは展示会の様子と、実際に空中ディスプレイ「La⁺ touch™」を体験して頂いた来場者の方の声をご紹介します。


【目次】

1.「第16回オートモーティブワールド -クルマの先端技術展-」のイベント概要
2.展示会出展のきっかけ
3.展示会の様子
4.TOPPAN空中ディスプレイ「La⁺ touch™」
5.まとめ


1. 「第16回オートモーティブワールド -クルマの先端技術展-」のイベント概要

 「オートモーティブワールド」は、世界中の自動車メーカー・自動車部品メーカーとサプライヤーとの技術相談・商談の場として、カーボンニュートラル、電子化・電動化、自動運転、コネクティッド・カー、軽量化など、クルマの先端テーマの最新技術が幅広く出展される総合展示会です。

名称

「第16回オートモーティブワールドクルマの先端技術展-」

会期

2024年124日(水)~26 日(金) 10:0017:00

会場

東京ビックサイト

主催

RX Japan株式会社

公式サイト

https://www.automotiveworld.jp/tokyo/ja-jp.html

出展社数

1,700社

来場者数

77,744名


2.展示会出展のきっかけ

 TOPPAN株式会社はエレクトロニクス事業で半導体・ディスプレイ部材の提供を通じてエレクトロニクス産業の発展に貢献してきました。それぞれの分野で培ってきた高い技術力、信頼性とIoTテクノロジーを融合させたDXソリューションを生み出しております。今回の展示会では、実際に車に搭載されている製品の液晶調光フィルム「LC MAGIC™」や中小型TFT液晶ディスプレイ、車載アプリケーション向けに応用可能なTOPPANの部材・製品・技術のいくつかを出展いたしました。

 本記事では同じく出展した空中ディスプレイ「La⁺ touch™」について、展示会の様子と、実際に空中ディスプレイ「La⁺ touch™」を体験して頂いた来場者の方の声を御紹介いたします。自動車製造工場での空中ディスプレイの活用イメージについても触れておりますので、工場での課題解決のきっかけになれれば幸いです。


3.展示会の様子

ブースのデザイン

 今回のブースは黒を基調としたデザインとなっています。La⁺ touch™を来場された方に間近で体験していただけるように、広い通路側に設置いたしました。また、壁前面には説明ボードを日本語版・英語版の2種類を用意し海外からの来場者にも特長を分かり易くするための工夫をしました。

空中ディスプレイ「La⁺ touch™」のブース

 空中ディスプレイはコンテンツが異なるもの2種3台用意しました。1つは工場向けのコンテンツで、進捗入力等ができる数値入力画面や図面確認の用途でお使いいただける3D正方体をご用意しました(写真A)。もう一方は、受付等の様々な場所で非接触操作を実現できるPOSレジ体験コンテンツをご用意しました(写真B)。

写真A:工場用コンテンツ、写真B:POSレジ体験コンテンツ。※写真Aは実際の展示はシルバーの什器に入っています。

3日間の様子

 連日、多くのお客さまがLa⁺ touch™の展示を体験されました。説明をお聞きになりたいお客様が後方まで広がりお待ちいただくこともありましたが、貴重なお話を聞くことができました。

 La⁺ touch™を体験されたお客様からは、「どのようなシチュエーションで空中ディスプレイを使うのか」、「どこかに採用されているか」等の質問が多く寄せられ、オイルミスト環境や粉塵環境などの特殊環境下の工場関係者等よりニーズが多いことを説明させていただきました。また「空中に映像が浮く仕組みを教えてほしい」との技術的に質問される方もいらっしゃいました。自動車のコックピット開発に携わるお客様からは「非接触ジェスチャーでの操作が今後増えるだろう。もっと浮遊感が出て感触があると現実的になる、楽しみ。」と期待していただけるお声もいただきました。

 3日間を通して、お客様の課題や「こうしたい、ああしたい。」のニーズを、展示品デモンストレーションを通し、直接お聞きしながら弊社のコンセプトやサービスをさまざまな角度でご紹介することができました。

自動車への空中ディスプレイの活用が注目される理由

最新技術の進歩により、自動車への空中ディスプレイの活用が現実的なものとなっています。
空中ディスプレイはデザインの自由度を向上させ、新しいユーザーエクスペリエンスの提供ができる可能性があります。
空中ディスプレイは顧客にとって魅力的な機能となり得る為、競争が激しい自動車業界において、他の企業と差別化を図る為にも非常に注目されています。
近い未来、空中ディスプレイは車両の重要な機能の一つとなっている可能性があります。


4.TOPPAN空中ディスプレイ「La⁺ touch™」

 TOPPANの空中ディスプレイはマイクロレンズ方式を採用し、独自の光学設計技術と組み合わせ、スリムなボディで高品質な空中映像を生成する空中ディスプレイ「La⁺ touch™」を開発しました。

TOPPAN空中ディスプレイ「La⁺ touch™」の特長

①平行表示かつ薄型による省スペース化
 独自の光学設計により光学プレートとディスプレイが平行に配置でき、スリムなボディを実現しました。
②独自の光学設計技術を生かした見やすい空中映像の生成
 ディスプレイ分野で培ったノウハウと光学技術を掛け合わせて高輝度・高精細、ゴースト像を抑制した空中ディスプレイを実現しました。
③身長によらず見やすい広い視野角に空中映像の生成
 左右方向各15度ずつの視野角は維持したまま、上下各30度の視野角を実現しました。

従来空中ディスプレイとTOPPAN空中ディスプレイ「La⁺ touch™」の比較


まとめ

 今回は1月に出展した第16回オートモーティブワールドの様子を中心にご紹介しました。
TOPPAN空中ディスプレイ「La⁺touch™」の特長は下記3点です。
 ①平行表示かつ薄型による省スペース化
 ②独自の光学設計技術を生かした見やすい空中映像の生成
 ③身長によらず見やすい広い視野角に空中映像の生成
 
上記の特徴を生かし、自動車産業に向けては下記の価値をご提供いたします。
・オイルミストや粉塵環境など特殊環境下での非接触デバイス操作を実現
・厚手の作業手袋等の着脱の不要により作業効率向上
・デバイスのメンテナンス頻度や時間を削減

 空中ディスプレイは色々な方法で利用することが可能であり、また新しい自動車空間を創出する大きな可能性を秘めています。

 実際に空中ディスプレイを触ってみたい、さまざまな用途での使用を想定して実際に空中ディスプレイに画面を移してみたい等のご要望・ご興味がある方はお問い合わせからお気軽にご相談ください。

◎◎

◎◎

2024.04.04