培ってきた光学設計技術を駆使し空中映像タッチにより非接触操作を実現

空中に映像を生成し、センサで指の動きを検知するディスプレイです。TOPPANがこれまで培ってきた独自の
光学設計技術と構造設計技術を駆使し、光学素子とセンサと組み合わせることで空中ディスプレイを実現しました。

空中ディスプレイとは？原理と特徴

空中ディスプレイとは空中に生成した映像を操作パネルとして利用できるデバイスのことを指します。　　　　　　　　　　　　　　
空中ディスプレイは非接触操作の為、高い衛生レベルを維持でき、画面を汚損・破損する危険性が低いといったメリットがあります。
空中映像の手法は「マイクロレンズ方式」「２面直交リフレクタ方式」「２面コーナーリフレクタ方式」「再帰反射方式」の　　　　
先行４方式があります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
例えば「マイクロレンズ方式」では、多数の微小レンズを同一平面上にアレイ状に配置したマイクロレンズアレイを用いて、　　　　
空中映像を形成します。そして表示素子から出射された光線は微小なレンズアレイにより集光され、空間に実像として結像されます。


【空中ディスプレイのメリット】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
空中ディスプレイを用い、非接触操作とすることにより下記４つの価値をご提供いたします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　・デバイスやご自身の手を汚さず、衛生的な機器操作を実現　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　・オイルミストや粉塵環境など特殊環境下でのデバイス操作を実現　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　・厚手の作業手袋等の着脱の不要により作業効率向上　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　・デバイスのメンテナンス頻度や時間を削減　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


【空中ディスプレイの課題】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
空中ディスプレイには下記の課題があります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

①ボディが大型になってしまう　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　映像を空中に生成するには光学プレートに合わせてディスプレイの配置位置が決定します。　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　多くの製品は光学プレートに対して４５度に配置するため、大型になってしまいます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

②ぼやけた映像のため目が疲れやすい　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　光学プレートを介すことにより、輝度の低下やゴースト像が発生してしまう課題があります。　　　　　　　　　　　　　　　　　

③身長によっては見にくいことがある　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　空中ディスプレイは上下左右の視野角が狭く、正面に立たないと視認できない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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　　　空中映像の平行表示による快適な操作性と省スペース化を実現した　　　空中ディスプレイ

世界で初めて、筐体に対して平行に空中映像を生成することを実現しました。
平行に空中映像を生成しているため既存のタッチパネルと同じ感覚で使用でき、高い操作性を有します。
また、従来の筐体に対して斜め約45°に映像が出現するタイプに比べて、大幅な薄型化に成功しました。
このため既存のタッチパネルなど装置からの置き換えが容易となります。

　　　TOPPAN 独自の技術による高い映像品質と広い視野角を備えた　　　空中ディスプレイ

当社独自の光学設計技術により、『高輝度』で『高精細』、かつ空中映像で問題となる『ゴースト像の抑制』を実現した
鮮明で見やすい空中映像を生成します。他社対比で３０度以上の広い上下視野角を実現して、目線の高さに関わらず　　
多くの人に使い易いデバイスを提供します。