コラム

e-platchデータ閲覧アプリのご紹介

工場における設備保全に関連する各種機器のデータの計測や、
収集したデータをどのように管理するかはしばしば問題になります。
例えば、計測した数値を紙に記録するような場合は記載ミス、書類紛失などのリスクがあります。

一方、点検した結果をエクセル等でデータを管理している場合も、
データの見方や管理方法が属人的になっていることも多く、
誰にでも簡単に確認・管理できる方法が求められています。

このような工場現場における悩み事を解決することを目的としたe-Platchアプリの活用により、
センサーの計測値や設置箇所、異常状態をブラウザで管理でき、どこからでも確認が可能です。

また、収集したデータのダウンロードも可能であるため、
必要に応じて書類としてプリントアウトして保存するなどの対応もサポートできます。
本コラムでは、点検データの自動収集を通して効率的な
工場運営をサポートするアプリケーションe-Platchについて詳細に説明します


<目次>
■e-platchアプリの特徴について
・特徴① データ損失のリスク回避
・特徴②高いセキュリティ性
■e-platchアプリの主な機能紹介
・機能①点検対象の計測値をグラフ画面でまとめて表示
・機能②異常発生時のアラート通知
・機能③複数拠点の一元管理
■まとめ


■e-platchアプリの特徴について

e-Platchアプリには、
① データ損失のリスク回避
② 高いセキュリティ性

という特徴があります。

特徴①データ損失のリスク回避

工場のデータ管理においては、災害発生時のデータ損失についてのリスクを考慮するべきです。
このような点においてe-platchのようなクラウドアプリであれば、
お客様はアカウント情報を管理するだけで、リスクを低減することが可能です。
サーバーなどの設備購入等の初期費用や、導入後の保守も必要なく、
災害発生時などのデータ損失リスクを回避出来るため、データをお手軽且つ安全に管理できます。

②高いセキュリティ性

e-platchはクラウドサービスですが、多くの企業や自治体が安心して利用できるために、
万全なセキュリティ管理体制を構築/運用しており、
クラウドセキュリティの国際標準規格※「ISO/IEC27017:2015」を取得しています。

また、クラウド上で構築されているアプリであるため、
アップデートでの機能改善や、遠隔でのサポートが容易であり、
セキュリティ面の定期的な更新はもちろん、機能面の追加・改善も継続的に実施予定です。

※JIS Q 27001:2014 (ISO/IEC 27001:2013) 認証を前提として、
 その適用範囲内に含まれるクラウドサービスの提供もしくは利用に関して、
 ISO/IEC 27017:2015のガイドラインに規定される、
 クラウドサービスの情報セキュリティ管理体制を満たしている組織を認証する仕組みです。


■e-platchのアプリの主な機能紹介

e-platchのアプリには様々な機能がありますが、
主な機能として下記の3つについてご紹介させていただきます。

・機能①点検対象の計測値をグラフ画面でまとめて表示
・機能②異常発生時のアラート送信
・機能③複数拠点一元管理

機能①点検対象の計測値をグラフ画面でまとめて表示

アプリ上で管理している計測値の推移を任意の期間で区切ってグラフ形式で確認が可能です。
例えば計測した値が規定値(上下限値)を逸していた場合に、
数値が規定値を外れた理由や、正常な状態に戻すために実施した作業内容を
コメントとして記録することが可能です。
また、このような対応により現場で正常な値を再度計測した場合などにおいては、
再計測した数値を入力することで、修正することも可能です。

また、事前に画像やPDFを取り込み、建物や部屋などの名前を設定しておくことで、
設置している棟や階などを確認することが可能です。

取り込んだフロアマップにセンサーの位置をアイコンで示す機能も搭載しており、
センサーの設置位置をマップ上で視覚的に確認することが可能です。  

他にも、e-Platchはブラウザで閲覧可能なアプリケーションですが、
エクセル形式で報告書をダウンロードし、オフライン・ローカルで閲覧・保存することが可能です。

報告書内ではセンサーの測定値時刻情報、コメント履歴、
および平均値・最大値・最小値の情報を確認することが可能です。

また、設定画面上だけでなくグラフ画面上でも上限値(グラフ内の赤線)、
および下限値(グラフ内青線)を設定することが出来ます。
入力した値に基づき、異常発生時には任意のメールアドレスでアラートを受け取ることが可能です。

機能②異常発生時のアラート通知

下記のような異常発生時には対象者に対してメールで通知します。

① 計測対象の異常発生時
② 機器の電池交換推奨時
③ 通信断絶時

また、e-Platchアプリ上で、機器ごとに通知する担当者を設定することが可能です。
この機能の活用により、担当している機器の異常のみを確認することや、
特に注意して確認するべき異常値を工場全体で確認することができます。

機能③複数拠点の一元管理

前項では異常発生時のアラートメールについて説明しましたが、
ログイン後に表示されるダッシュボードでは、
複数拠点に設置されている全ての機器の異常発生数を確認することが出来ます。

e-platchではセンサーを「○○拠点/△△棟/センサーA、センサーB・・・」
のように二つの階層で管理することが可能です。

これにより複数拠点のセンサー情報を拠点ごとに分類することで
各階層においてどれだけの異常があるかを簡単に確認することができます。
(例:画像はA棟、B棟、C棟と3つの棟を管理しており、A棟に上下限値を超えた項目が2つある)
さらに、ダッシュボード画面から各拠点をクリックすると
それぞれの異常な状態のセンサーのリストを確認できます。


e-Platchはこのように点検業務特化した機能を用意していますが、
今後も継続的なアップデートを予定しており、APIの実装も予定しています。


■まとめ

今回は点検支援サービスe-platchのデータ閲覧アプリについて紹介をさせて頂きました。
e-platchデータ閲覧アプリは、点検に特化したアプリケーションです。
また、直感的でシンプルなユーザーインターフェースにより、
新しいシステムへの抵抗がある方や、普段は点検作業を実施していない方でも、
誰でも簡単に利用することが可能です。
アプリケーションの導入により、データの活用方法の検討が可能です。
計測したデータを基に電力や水資源、薬液の利用量を調整することで経費の削減を実現したり、
異常の早期発見により、機会損失や無駄な費用流失の事前予防を実現したり、
工場における効率化を様々な形でサポートします。

TOPPANは点検にまつわるお悩みを解決するサービス「e-Platch」を提供しています。
計測器の点検業務において改善にお悩みの方は是非TOPPANにご相談ください。

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2024.04.04

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