サービス・地方創生

【導入事例】JR東日本グループが手掛けるTAKANAWA GATEWAY CITY に透明翻訳ディスプレイを導入!
新たな街で提供する多言語・ユニバーサル対応とは?

 TOPPANは、様々な方との窓口対応をサポートするサービス「VoiceBiz® UCDisplay®」を提供しています。この「VoiceBiz® UCDisplay®」は、透明翻訳ディスプレイを用いて、受付窓口での双方向多言語コミュニケーションを支援するだけではなく、発話が難しい方などとのユニバーサルコミュニケーションもサポートします。
 一方で、JR東日本グループ様では、駅や案内拠点などでの多言語対応・ユニバーサル対応のサービス強化の一環として、この「VoiceBiz® UCDisplay®」の導入を進めています。今回は、TAKANAWA GATEWAY CITY内にある「TAKANAWA GATEWAY Travel Service Center」の窓口における活用状況と今後の展望についてお話を伺いました。


Q. そもそも、TAKANAWA GATEWAY CITYとは?

導入事例|TAKANAWA GATEWAY CITY 様が透明翻訳ディスプレイ「VoiceBiz® UCDisplay®」を導入!

 TAKANAWA GATEWAY CITYは、延床面積約84万5,000㎡を誇る国内最大級の複合施設です。2020年3月14日の高輪ゲートウェイ駅暫定開業を皮切りに、段階的に開発が進められ、2025年3月27日にまちびらきをしました。この街は、「新たなビジネスと文化」を生み出し、「循環型社会のモデル」を構築・発信する拠点として、100年先の心豊かなくらしに向けた「地球益」の実現を目指しています。
 また、TAKANAWA GATEWAY CITY内には、2025年3月27日に新・観光拠点「TAKANAWA GATEWAY Travel Service Center」がオープンしました。この施設では、旅のきっかけや地域の魅力を発見できるインタラクティブでイマーシブなサービスを提供しています。

Q.導入前の多言語対応 ~英語以外の対応に課題

 JR東日本グループ様における各拠点では英語対応ができるスタッフを配置し、インバウンド対応への強化を図っていました。しかし、近年では英語圏以外の国からの来日観光客も増加しており、英語以外における多言語対応の更なる強化を目指しています。

 「英語以外のお客さまについては、特に中国語・スペイン語のお客さまへの対応が今後の課題となっております。」
 「当施設は新しい施設でございますので、最新のテクノロジーを積極的に取り入れ、お客さまに最先端の体験を提供したいと考えておりました。」

 そこで、既にJR東日本グループ様の他の施設でも導入実績がある「VoiceBiz® UCDisplay®」を活用して、今まで以上にスムーズで高品質なサービスの提供を目指すこととなりました。

Q,導入のポイント ~ディスプレイの見やすさと翻訳能力の高さ

導入事例|TAKANAWA GATEWAY CITY 様が透明翻訳ディスプレイ「VoiceBiz® UCDisplay®」を導入!

 まず、ディスプレイの視認性(サイズ感やカラー画面の見やすさ)が重要なポイントとなりました。
「窓口において、お客さまにとって視認性の高さが非常に重要でした。このディスプレイは、その点においてちょうど良いサイズだと感じています。」

 また、翻訳能力も高く評価されています。JR東日本グループの他の施設での導入実績があることから、音声認識精度と翻訳精度の両面で信頼性が高い点が大きな決め手となりました。
 さらに、「VoiceBiz® UCDisplay®」はユニバーサル対応にも優れています。障害者差別解消法に基づく合理的配慮の提供という観点や、2025年10月に開催される東京デフリンピックへの対応を考慮しても、文字入力などの機能を使用してコミュニケーションも取れることから非常に有用性の高いツールであることが導入の決め手となりました。

Q.導入の効果 ~日本政府観光局認定「カテゴリー3」の取得へ

導入事例|TAKANAWA GATEWAY CITY 様が透明翻訳ディスプレイ「VoiceBiz® UCDisplay®」を導入!

 実際にご導入いただき、同施設からは高評価をいただいております。
 「来訪されたお客さまから大変高評価をいただくことが多いように感じます。あるお客さまは、今まで見た翻訳サービスの中で一番素晴らしいと感動されておりました。」
 「ディスプレイの見やすさに加えて、高齢のお客さまにとっても操作が簡単であることが素晴らしいです。」
 「翻訳の精度や速度についても申し分ないものだと思います」
 「翻訳画面で使っていない時間は、当社の新幹線や観光列車のご案内を流しており、サイネージとしても効果を発揮することができていると思います。」

 なお、同施設では、「VoiceBiz® UCDisplay®」を導入したことも合わさり、日本政府観光局が定める外国人観光案内所の認定制度においてカテゴリー3を取得しています。

※カテゴリー3:常時英語による対応が可能。その上で、英語以外にも2言語以上での案内が常時可能な体制がある。全国レベルの観光案内を提供。原則年中無休。Wi-Fiあり。国際空港等交通の要衝や著名な観光地等、外国人来訪者の多い立地。

Q.今後の展望

 最後に「VoiceBiz® UCDisplay®」に今後期待することを伺いました。
 「今後、更なる多言語化が進むことが予想されると思いますので、対応言語を随時増やしていただけると嬉しいです。」
 「車椅子の外国人観光客の方も増えてきているように感じます。車椅子の方にとっても、今まで以上に対応しやすいサービスになると嬉しいです。」

ありがとうございました。
TOPPANでは上記のような課題を受け、更なる機能向上を進めてまいります。

今回紹介したような外国人対応やユニバーサル対応に関して同じような課題をお持ちの方は、是非ともTOPPANへお気軽にお問い合わせください。

2025.07.29

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