メタバース関連

3Dアバター活用メリット・ビジネス活用シーンご紹介

従来、ゲームの世界でよく利用され、近年は仮想空間やメタバースという領域でも利用されるようになったアバターですが、近年は技術の進化もあってより進化を遂げ、3D化してよりリアルに近いコミュニケーションができるものも増えてきました。
また、日常的な業務やビジネスシーンでの導入・活用事例も増え、ビジネスにおいても注目を浴びることが増えてきました。3Dアバターは特に利用できるシーンが多くあります。
今回は、3Dアバター活用のメリットやビジネスでの活用シーンをご紹介します。


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3Dアバターとは?

3Dアバター活用のメリットとは?イメージ

3Dアバターとはどのようなものなのでしょうか。概要をご紹介します。

●アバターとは?
アバターとは、主にインターネット上の仮想空間の中で表現する自分自身の「分身」となるイメージのことを指します。自分自身の身体や顔などをできるだけ現実に近いイメージに表現したり、動物やマスコットキャラクターのような現実世界には存在しないイメージを用いたりすることもあります。アバターを活用することで、VR(バーチャルリアリティ)やメタバースなどの仮想空間において、意思表示や行動、会話を行うことができ、あたかもその空間に存在しているかのような感覚が得られます。

●3Dアバターとは?
アバターの中でも、3DCGを用いたアバターを「3Dアバター」と呼びます。従来の2Dのアバターと比べ、立体感や躍動感を表現でき、複雑な表情や動きが再現できます。また精巧な衣装や装飾品を身に付けることもできます。

●活用シーン
3Dアバターはゲームやメタバース、仮想オフィスなどのビジネスシーンでも活用が進んでいます。特に最近では多くの企業でテレワークが進んだこと、写真から現実の人間の顔をモデルにした3Dアバター作成も可能なことから、店舗業務や接客対応、商談等にも活用されるようになってきました。
店頭にモニターを設置し3Dアバターを投影し、スタッフは遠隔地からアバターを介してお客様への案内やサービス提供を行います。詳しくは下記のコラムでも紹介しておりますので、合わせてご参照ください。

接客だけにとどまらず、3Dアバターのビジネス活用は特にハイブリッドワークやリモートワークの概念が一般的となった昨今、雇用や働き方改革推進、DX推進などの点で注目されております。
遠隔地から3Dアバターを介してサービス提供や商談を行うことができるため、在宅ワークの推進、さまざまな理由から出社を伴う就労が難しい方の採用に繋がるなど、企業と従業員、双方にとってのメリットにもつながり、今後3Dアバターの積極的なビジネス活用は拡大する可能性が高いと思われます。

3Dアバターを使った「ビジネス活用」「生産性向上」「働き方改革」実現の方法

3Dアバターをビジネス用途で活用するシーンは多くある中で、「ビジネス活用」「生産性向上」「働き方改革」における活用方法をご紹介します。

3Dアバター活用のメリットとは?イメージ

●ビジネス活用
インターネット上の仮想空間であるメタバースでは現実世界の疑似体験ができますが、3Dアバターを用いることで、よりリアリティを感じ、深く追求することができます。例えば遠隔で行う国内外の会議や、災害シミュレーションなどがそれに該当します。

事例)
・国内外から参加するグローバル会議
グローバル企業の取締役会など、グローバル全体会議の仮想空間で3Dアバターを利活用す
ることで、よりリアルな感覚で議論が行えます。

・災害シミュレーション
企業の防災訓練などの災害シミュレーションの際に、社員一人一人が避難の際の動きをリアルに体験することが可能です。

●働き方改革
個々人の事情に応じた多様で柔軟な働き方を目指す「働き方改革」を推進するに当たり3Dアバターを用いることで、時間・空間の制約を乗り越えることが可能です。
仮想空間で開催するイベントや行事への出席を3Dアバターで行うことで、移動にかかる時間を削減できます。化粧品、日用品メーカーなどでは仮想空間おけるバーチャルショールームや、ファッション業界の仮想店舗における接客、案内を3Dアバターで行うことが可能です。

事例)
・社長の新作発表会等へ3Dアバターを用いて登壇
広報や新製品発表会を行う際に、社長が遠隔から3Dアバターを用いて登壇することで、あたかも社長が中心となって出席していることを演出することが可能です。録画録音データを使用すれば、時間も問わずこのような演出を行えます。

・議員、県庁等の会合へ遠隔から登壇
県知事や市長の挨拶など、多忙でありながら他の人に代理を依頼できない人の3Dアバターを用いた登壇の例もあります。

●生産性向上
日々、繰り返し行う必要のある、定型的な説明を伴うビジネスにおいて、3Dアバターを用いることで生産性向上につなげられます。
例えば、営業担当者による提案書やプラン紹介などテンプレートに沿った説明シーンや、医者から患者への対症療法や手術方法などの専門性が高いものなどの、定型的な説明シーンなどに活用できます。

事例)
・医療分野における医療説明
医師が患者に対して行う医療説明を3Dアバターで代替することで、遠隔から実施でき、移動や交通費などのコスト削減、生産性向上につながります。頻出する説明は録画録音データを使用し、時間の効率化を図ることもできます。

・一般企業・金融機関等の営業担当者による説明
営業担当者が顧客に対し行うプラン説明をアバターで代替する方法です。

まとめ

3Dアバター活用のメリットとは?イメージ

3Dアバターは、ビジネスの世界では幅広いシーンで利活用することが可能です。今回ご紹介したシーン以外にも、今後、利用できるシーンは増えていくでしょう。

3Dアバターをビジネス活用する際に、手軽に利用できるのが、TOPPANの3Dアバター自動生成サービス「メタクローン®アバター」です。

メタクローンアバターは、一枚の顔写真から、短時間でフォトリアルな3Dアバターを自動生成することができるサービスです。ビジネス用途のリアルなアバターを作成したい際にお勧めです。

詳細については、ぜひサービスページをご覧ください。

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2023.03.17