TOPPANのBX(ビジネス変革)支援
ユースケース紹介③
保険金融B社[契約サービスBX]
TOPPANでは、企業の経営課題に対応したBX(ビジネス変革)支援事業を強化しています。
今回は、出版社の契約サービスBXにおけるユースケースをご紹介します。
<ユースケース概要>
■クライアント:生命保険会社B社様
■目的・狙い:YZ世代向けのデジタル・ダイレクト保険商材の売上拡大を狙いたい
■保険商品の売り上げ拡大に向けた、デジタルマーケティング&プロモーション施策の実行を伴走
■プロジェクト概要:当該商品全体の事業戦略およびプロモーション戦略の立案・実行
(事業戦略/プロモーション戦略/金融リテラシー向上戦略)
生命保険会社B社の課題
金融グループとしての信頼感と保険商品の開発力に強みを持つ同社は、若年世代層に対してのデジタル・ダイレクト商材の売上拡大に向けて、以下の課題を抱えていました。
●YZ世代の資産形成の後押しをしたい。
●デジタルネイティブ世代をターゲットとするため、利便性とお客様体験を追求した、高い水準のUI/UXを持つスマートフォンプラットフォームが必要。
●若年層向けデジタルプロモーションで何を、どのように進めたらよいかが分からない。
●当該商品を正しく理解してもらうため、若年層の共通課題である金融リテラシー向上のための取り組みも必要。
契約サービスBXプロジェクトの経緯と、推進にあたっての要求事項
B社常駐のTOPPANスタッフの日頃の業務品質と対応スピードが高く評価され、本プロジェクトの相談~提案~受託につながりました。
本プロジェクト推進にあたってのB社の要求事項は、
●「御用聞き」ではなく、「新たな気づきを与えてくれる」担当者がほしい
●決裁者(役員)を説得するためのアウトプット(役員向け報告書)を作成してほしい
●自分自身が「事業オーナー」である意識で業務に従事できる担当者がほしい
というものでした。
「支援」ではなく自らが「推進」していく立場として、ご担当者や役員の方々と意思を持って意見交換を繰り返し、本質的な目標を達成するためにお互いの「やれること」ではなく「やるべき」戦略・戦術の検討を重ねることを意識しました。
また、従来の金融業界のイメージとは大きく異なる「即断即決」の猛烈なスピード感も、B社の特徴です。TOPPANとしてもアジャイル型の組織編成やチームによる対応などで、業務品質と共にスピード感を常に意識しました。
実施概要
本プロジェクトでは、TOPPANは以下の取り組みを推進しました。
●toCマーケティングのノウハウに長けたメンバーをプロジェクト化し、商品のマーケティング戦略から契約のためのオウンドチャネルの設計・開発・運用を行います。
●デジタルマーケティングの技術を用いて、オンラインセールスを確立し、データによる顧客理解の向上を進めています。
①事業戦略
当該商品単体の収益拡大に留まらず、他商品・ビジネスとのシナジーも考慮したうえで、当該商品の事業全体の構想を策定。
業界環境・競争環境の把握 クライアントビジネス理解
マーケット調査・分析 事業全体構想の策定
②プロモーション戦略・実行
当該商品の認知・契約獲得に向けた戦略を立案し、金融リテラシーのレベル別に打つ施策を計画し実行。
ターゲット調査・分析 プロモーション戦略立案
施策選定基準の策定・評価 各施策の計画・実行
③金融リテラシー向上戦略
当該商品をより理解してもらうため、また若年層の共通課題である金融リテラシー向上の取組みとして、提供サービスを検討。
金融リテラシー実態調査 サービス構想案の策定
コンテンツ制作・評価 サービス要件定義
本プロジェクトの成果
上記の取り組みを通じて、若年層向けの商品企画および、デジタルマーケティング&プロモーション施策の実行を、伴走にて支援しました。
また、並行して若年層の課題である金融リテラシー向上に向けたオウンドメディアのコンテンツ開発を支援し、今後の施策実行のための基盤整備が完了しました。
現在も常駐対応にて、プロジェクト進行中です。
まとめ
いかがでしょうか。今回はTOPPANのBX(ビジネス変革)のユースケースとして、保険金融B社様の事例をご紹介しました。
あらためて、BXの3つの要素である「CX」「DX」「EX」に置き換えると、以下のような成果につながりました。
●CX:オウンドメディア/Webサイトを立ち上げ、契約への不安を取り除く金融リテラシー向上メディアを立ち上げ
●DX:顧客と直接契約・コミュニケーションが可能なダイレクト販売チャネルの開発
●EX:新商品のマーケティング戦略立案を常駐伴走型でサポート、toCマーケティングのノウハウを注入
BXにおいては、この3つの循環が、成功のカギとなります。
デジタルを活用したBX(ビジネス変革)を推進したいお客さまは、ぜひTOPPANまでお気軽にご相談ください。
2023.10.02