会議室のガラスパーテーションに工夫!
更に快適な空間づくりをしませんか?
開放感のあるガラス張りの会議室。室外からの光が取り入れられ明るくなり、かつ広々とした空間を演出できるため、デザイン性向上やオフィス内でのコミュニケーション促進に繋がります。
一方、ガラス張りの会議室では”透明”であることが課題となる場面もあります。
本コラムではその課題と具体的な解決策を取り上げます。
会議室にガラスパーテーションを導入予定/検討中の方に、空間づくりの工夫のきっかけを示せる記事になれば幸いです。
そもそもガラスパーテーションとは
ガラスパーテーションとはガラス製の間仕切りのことで、
透明で空間を広く見せられることから企業のオフィスの会議室や住宅などで多く利用されています。
ガラスパーテーションの活用でプライバシーを保ちながら明るい空間をつくることが可能です。
ガラスパーテーションが注目される理由
ガラスパーテーションは今大きな注目を集めています。
自然光を最大限に活用でき、かつオフィスや商業施設のインテリアデザインを向上させる点が注目される大きな理由です。
また、ガラスパーテーションはさまざまなサイズやデザインにカスタマイズ可能で、あらゆるニーズや空間にあわせて調整できます。
取り外しや再配置も比較的簡単にできるためレイアウトの変更も容易になります。
これらの理由から、ガラスパーテーションはオフィス、商業施設、公共施設などで広く利用され、注目を集めています。
ガラスパーテーションを導入するメリット
ガラスパーテーションを導入することで様々なメリットが得られます。
例えば、アルミやスチールのパーテーションを使用するよりも空間を明るく広々と見せるこ
とが可能で、おしゃれな雰囲気づくりに貢献します。
また、プライバシー対策としても優れた機能を持っています。視覚的なつながりを維持しつ
つも、透明と不透明を瞬時に切り替えられる為、視線を遮ることも可能です。
その他にもガラスはリサイクル可能な為環境に優しいといった点や清掃も簡単に行えると
いった点もメリットとして挙げられます。
ガラスパーテーションの課題: プライバシーの確保
ガラスパーテーションは開放的な空間を演出できることから応接室への採用が多く、時には社長室等の個室ブースであってもコミュニケーション促進の目的で開放感が重視され採用されます。
しかし、どちらの場合も機密性の高い会議やプレゼンテーション時には外からの視線や干渉を避け適度にプライバシーが守られる必要があり、”透明”であることはネックになります。
この課題に対してどんな解決策があるでしょうか?
課題解決へのアプローチ3選
課題解決へのアプローチ3つをメリット・デメリットと共に見ていきましょう。
1.ブラインド
天井やカーテンレールに取り付けます。
オフィスでは「ベネシャンブラインド」と呼ばれる羽根(スラット)が水平方向に並んだものが
よく使われています。
〈メリット〉
・耐久性があり、長期間使用できる
・他の2つに比べ比較的安価
〈デメリット〉
・埃がたまりやすく掃除が必要
・羽根(スラット)の隙間から光が漏れる
2.デコラティブフィルム
デコラティブフィルムとは、ガラス装飾用のデザインフィルムです。
窓にフィルムを貼ることで機能します。
〈メリット〉
・ドットやライン等の柄だけでなく石や和紙のような素材感も表現でき、デザイン性が高い
・直接窓に貼るだけなので取り付けが容易
〈デメリット〉
・フィルムを貼り付けた部分は透明に切り替えられない
・一般的に薄い素材で作られているため、比較的耐久性が低い
*使用環境やガラスの内貼り・外貼り等の施工状況に依り異なります。
3. スマートフィルム
電気のオンとオフで、透明・不透明の切り替えができるフィルムです。
〈メリット〉
・電圧の制御で透明度を段階的に変更できる
・透明/不透明の切り替えが瞬時にできる
・可動ドアへの設置が可能
〈デメリット〉
・電力供給のための電源が必要
・取り付けに専門知識を要することがある
最適なガラスパーテーションを選ぶためのポイント
ガラスパーテーションを選ぶ際には以下のような点を意識することが重要です。
〇目的と用途の明確化
オフィスの間仕切り、プライバシーの確保など目的によって適したタイプが異なる為目的や用途を明確にしておくことが重要です。
〇デザインと美観
透明ガラス、フロストガラス、カラーガラスなど、見た目のバリエーションがある中で空間のデザインに合ったガラスパーテーションを選ぶことが大切です。
〇取り付けの容易さ
設置が簡単であるか事前に確認することが大切です。また、将来的にレイアウト変更が必要になる場合、移動や再設置が容易なタイプを選ぶと便利です。
以上のようなポイントを総合的に考慮し、最適なガラスパーテーションを選ぶことが重要です。
ベストな解決策は?
課題解決の目的・窓の種類・予算などにより、選ぶべき商品は変わります。
ただ、来客時の利用を考えると
スマートフィルムの「目隠しをしながらも開放感を維持できる」、「透明/不透明の切り替えに時間を必要としない」、「遠隔操作が可能」といった特徴は目隠しをするための時間や手間を最小限にできるという点で大きなアドバンテージになります。
TOPPANはスマートフィルム(調光フィルム)を提供しております。
今回ご紹介したスマートフィルムのデメリットに対しても対応済みで、
現在は開発品など積極的に商品の幅を広げております。
LC MAGICのご紹介
LC MAGICの特徴をご紹介します。
1.国内自社工場で生産
・チリや埃が付着しないクリーンルーム(クラス100)で生産しております。
・印刷技術で培われた塗布・ラミネート技術を応用しております。
・エレクトロニクス業界で培われた高度な品質管理を行っています。
2.専門スタッフによる提案~デザイン・施工まで対応可能
電気を使うLC MAGICの取り付けには専門知識が必要ですが、弊社はフィルムのご提供だけでなく、
専門スタッフによる利用シーンや環境に合わせたご提案や、
空間をスタイリッシュに見せるデザイン~施工まで、設置を含めた一貫した対応も可能です。
3.「ノーマルモード」と「リバースモード」の2タイプを用意
電源OFF時に不透明 / 電源ON時に透明になる「ノーマルモード」に加えて、電源OFF時に透明 / 電源ON時に不透明となる「リバースモード」の2タイプを取り揃えており、用途に応じて使い分けることができます。
必要な時だけ透明にしたい場合は「ノーマルモード」を、普段透明であれば「リバースモード」を利用頂くことで必要な時だけの電力消費が可能です。
導入事例のご紹介
実際にご採用頂いたお客様さまの事例をご紹介します。
丸善インテック株式会社 様
「ブラインドやロールカーテンのような隙間が出来ない方法で目隠しを行いたい」とのご要望から、応接室にLC MAGICをご採用いただきました。
ポイント①
天井からフロアまで継ぎ目なく一枚で構成されたLC MAGICを全面に使用し、
透明時の解放感と不透明時のプライバシーへの配慮を両立
ポイント②
ダブルガラスパーティションの内側に施工し、
透明時にはダブルガラスの重厚感、不透明時にはパーティションとフラットに繋がる壁を演出
東海エレクトロニクス株式会社様
日本最大級である多目的スペースの壁面全面にLC MAGICをご採用いただき、開放的かつ機密性のある空間を演出いたしました。
ポイント①
カーテンの設置が難しい大きな面積のガラスに対しても、LC MAGICを貼合することで切替が可能です。
ポイント②
LC MAGICはプロジェクターのスクリーンとしてもご利用頂け、不透明時には4K映像などの高画質高精細な映像の投写も可能です。
(リア投射、フロント投射の両方に対応)
まとめ
いかがでしょうか?
オフィスの空間づくりには様々な方法がありますが、
今回ご紹介した3つの商品の比較を参考に素敵な空間作りの一歩を進めて頂ければと思います。
LC MAGICをご検討いただける企業様は下記よりカタログをダウンロードいただくか、お問
い合わせフォームよりご相談ください。
2024.08.09