公共サービス・地方創生

地方自治体のデジタルサイネージ活用アイデアをご紹介!

近年、地方自治体はDXを推進していることもあり、デジタルサイネージの導入が進んでいます。デジタルサイネージとは、液晶ディスプレイなどを用いてデジタルコンテンツを効果的に伝えられる電子看板です。


地方自治体のデジタルサイネージ活用におけるよくある課題と解決策

地方自治体がデジタルサイネージを活用する際の、通常業務や観光案内における課題を見ていきましょう。大きく3つの課題があり、それぞれについての解決策をご紹介します。

地方自治体のデジタルサイネージ活用|TOPPAN

【課題1】接客・窓口対応に関する課題
●人手不足で窓口対応がままならない
●誘客・集客の施策がマンネリ化している
●外国人への多言語対応に苦慮している

自治体の市役所や区役所などの業務では、接客や窓口対応について上記のような課題があるかと思われます。特に人手不足が高じており、窓口対応に人手が回らないという課題や、外国人への多言語対応という喫緊の課題から、観光施設や見学施設などでの集客施策のマンネリ化があり、引きのある方法を探しているといった課題もあるでしょう。

これらの課題を解決する策の一つとして、デジタルサイネージ上を使用したアバター接客で対応を遠隔化・無人化しながら、惹きつけるといった方法があります。

例えばTOPPANのアバター接客システム「NARiKiRU®(ナリキル)」を利用すれば、市役所窓口や観光施設窓口の接客の課題を解決できます。NARiKiRU®は、遠隔から3Dアバターになりきることで、有人によるリモート接客・コミュニケーションを実現するシステムです。

デジタルサイネージの画面を介して、住民や施設利用者とリアルタイムで双方向対話ができ、有人ならではの会話を可能にした新たなコミュニケーションツールです。(※大型ビジョンの場合は、基本ワンウェイとなります)

アバターは付属キャラクターやオリジナルキャラクター小石川彩(有償)を活用できます。アバター接客は、老若男女問わず楽しめるので、マンネリ化している集客施策の一助となります。また、お客さまの心理的な警戒感を低減する効果もあるので、お客さまへの案内や情報収集をスムーズにすることも期待できます。

外国語対応については、TOPPANの「Botfriends®Vision」をおすすめします。これは多言語AIデジタルアシスタントであり、AIチャットボット技術とアバターを組み合わせた顧客への接客対応を自動化できるシステムです。

AIで自動応答できるほか、機械翻訳による多言語対応にて外国人対応をサポートします。またAI接客だけでは心もとない場合には、AI×有人のハイブリッド接客も可能です。


【課題2】観光案内に関する課題

●インパクトのある観光案内で、観光客に地域観光アピールを強化したい
●観光案内の多言語対応を図りたい
●地域観光の周遊率向上を図りたい
●表示した情報への反応率を収集して観光施策に活かしたい

観光案内に関する課題としては、上記のような課題が挙げられます。多言語対応のほか、インパクトや周遊率、反応率向上といった数ある課題を解決するアイデアとして、デジタルサイネージでコンテンツを効果的に情報表示するのはいかがでしょうか。

TOPPANの観光促進デジタルサイネージ「CONBO®」は、より観光案内を有意義なものにします。

CONBO®の特長は、まるでSNSのようなビジュアル重視の見た目で普段からスマートフォンでのSNSで慣れ親しんだイメージで利用者に閲覧してもらえる点にあります。観光情報を誰でも直感的に選べるよう、ビジュアル重視の構成としており対応言語がない利用者にも写真を介して観光情報を提供できます。また見た目のインパクトがあるので、観光客を惹きつけることができます。

このデジタルサイネージには、地域の観光スポットや名産品、イベント情報など、さまざまな観光案内を表示できます。あわせて、観光スポットや地域商業施設の二次元コードを掲載することにより、アクセス情報や運営時間のチェックが簡単にできるので、周遊観光を促すことができます。

さらに、事前に登録しておいたテキストを、TOPPANの高精度AI翻訳技術を使い自動で翻訳。5言語までプリセットで登録でき、利用者が好きな言語を選んで情報を閲覧できます。

また、各観光情報にはSNSのように「いいね」ボタンがついており、いつ、どのコンテンツをタッチしたのか、「いいね」のリアクションがどのくらいなのかなどのログを集めることも可能ですので、次なる集客施策に活用することができます。


【課題3】デジタサイネージ運用に関する課題

●よくタッチする箇所は損傷が激しく、メンテナンスや交換にも費用がかかっている
●窓口対応・観光案内などに役立つデジタルサイネージを導入したい

自治体関連の施設や観光施設などでは、すでにタッチパネル式などのデジタルサイネージの設置が進んでいます。また今後、デジタルサイネージの導入を検討している場合もあるでしょう。そのような場合、メンテナンス関連の課題を感じることもあるようです。今後導入する際にはできるだけ負担の少ないものを選びたいものです。

そこでおすすめしたいのが、TOPPANの「タッチレスサイネージ」です。タッチレスというのは、「非接触」で操作できるという意味合いになります。実はタッチパネル式のデジタルサイネージは、多くの人が指で操作を行うことで、清掃の手間が多くかかり、よく人がタッチする箇所は特に損傷が激しいため、交換の頻度が高くなることもあります。

タッチレスサイネージは、非接触型センサーを搭載しており、画面と赤外線センサーの間に間隔を設けることで、画面に触れることなく、タッチ操作が可能です。フレームを設置するだけでタッチレス化ができることから、既存のディスプレイへの後付けによっても実現可能です。

操作性についても問題ありません。画面上のポインタと音により、タッチ感が得られるので、違和感なく操作が可能です。

地方自治体のデジタルサイネージ活用|TOPPAN

まとめ

自治体に関連する施設や観光施設のデジタルサイネージに関する情報発信の課題と解決策をご紹介しました。是非この機会に、ご検討ください。

2025.02.28