メタバースに店舗出店をするメリット5つ
メタバースといえば、アバターを活用してゲームやイベントなどを楽しむイメージがありますが、現在は他の分野でも活用が進み、バーチャル店舗をメタバースに立ち上げ、EC販売を行う動きも活発になってきています。そこで今回は、メタバースに店舗出店をすることの可能性やメリットをご紹介します。
メタバースとは？ビジネス活用の可能性
メタバースとは、現実世界とは異なる3次元の仮想空間、およびその空間で提供されるサービス全般を指す言葉です。アバターを使用しメタバース空間へ参加し、空間を超えて多くの他ユーザーと交流する、仮想空間上に作られたサービスを楽しむことを目的として活用されています。
メタバースは以前から主にゲームの世界で普及しており、一部の層で楽しまれていましたが、コロナ禍によって現実空間が行き来できなくなったことを受け、一般層に普及が進みました。ゲームだけでなく、イベントやショッピング、仕事空間としての利用も進んでいます。
メタバース空間に店舗展開を行うメリット5つ
一般企業にとって、各事業をメタバース空間に進展させることは、今後、さまざまな可能性が期待できます。特にメタバースに店舗を展開することは、注目を集めている手法の一つです。メタバース空間に店舗展開を行うメリットは多数あります。主なメリットを5つご紹介します。
1.新規顧客層の獲得につながる
メタバース店舗は、新規顧客の獲得につながります。遠方もしくは忙しくてリアル店舗へ足を運べないという人も気軽に来店できるのが魅力です。
2.ECよりも商品を擬似体験しやすい
ECでは試着や試用がむずかしいですが、メタバースではバーチャルでの試着や試用といった擬似体験が可能であることから、EC利用に不便さを感じていた顧客を惹きつけることも可能です。
3.ECよりもコンバージョン率が高まることもある
メタバース店舗は新しく、顧客にとって魅力的な点や、擬似体験のしやすさなどから、ECよりもコンバージョン率が高くなる可能性もあります。
4.ブランディングがしやすい
ECサイトではほとんどの場合、2次元での表現に止まりますが、メタバースでは3次元で店舗や商品をリアルに再現できます。さらに現実では不可能な表現もできるため、ブランド表現の幅が広がります。バーチャル店舗では、より一層、顧客にブランドの世界観に没入してもらえるというメリットがあります。
5.実店舗と比べて出店コストが抑えられる
実店舗を新規出店するには、賃料やリフォーム費用、設備投資などさまざまなコストがかかりますが、メタバース出店であればそれらのコストは不要です。そのため、出店コストが抑えられる可能性があります。
メタバース店舗ではファンを増やすことも可能
メタバースに店舗を出店することは、さまざまなメリットがあることをお伝えしましたが、顧客にとっての数多くのメリットから、ファン増大につながるというさらなるメリットも期待できます。
メタバース店舗は、ブランドの世界観の表現の幅が広がることで、ファンを増やせる可能性もあります。またECと比べて利便性は劣らないため、よりファンを惹きつけることができるでしょう。
実際に、次のようにメタバース上でファンを誘引した企業の事例もあります。
●ジーンズショップの事例
あるジーンズショップでは、メタバースにバーチャル店舗を出店しました。ジーンズなどの物品の販売のほか、店員のアバターから情報発信したり、ファンイベントを行ったりしてファンを惹きつけました。
●Webサイト・システム企画制作会社の事例
ある制作会社は、オリジナルキャラクターを展示するショールームをメタバース上に作り、キャラクターを3D化したものや商品を展示しました。既存ファンを惹きつけたほか、新たなファンの創出にもつなげました。
バーチャルショールームについては、下記記事もご参照ください。
バーチャルショッピングモール「メタパ」とは
凸版印刷では、「メタパ」というリアルとバーチャルを融合したバーチャルショッピングモールの提供を行っています。
ユーザーはアプリ上のメタバース空間にあるバーチャルショッピングモールでアバターを介してショッピングが可能です。また友人や家族と同時接続をすれば、一緒にショッピングを楽しむこともできます。
企業・店舗は仮想空間上でバーチャル店舗を出店することができ、ECサイトへの連携をワンストップで実現できます。また音声チャット機能もあり、まるでリアル店舗のようにユーザーへの接客が可能であるため、ファンマーケティングやブランディング施策としても有効活用できます。
初心者でも運用しやすく、サポートも行っておりますので、これからメタバースに店舗を出店したいとお考えの企業や店舗にとって最適なサービスです。
まとめ
メタバースに店舗を出店することには、さまざまなメリットがあります。特にブランディングが行いやすいことから、ファンを増やすファンマーケティングにも活用できます。
凸版印刷の「メタパ」は、手軽にバーチャル店舗の出店ができ、ファンマーケティングなどのお手伝いも可能です。詳細をお知りになりたい方は、ぜひサービス紹介ページをご覧ください。
2022.12.05