【徹底解説】メタバースのビジネス活用！商空間としての活用メリットは？

仮想空間において新しい体験のできるメタバース。ゲームやイベントなど、一部の層で親しまれてきてきましたが、現在、ビジネス活用も進んでいます。特に、商空間としての活用にも注目が集まっています。そこで今回は、メタバースに店舗を出店して商品を販売するなどの、商空間としての活用メリットをご紹介します。

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メタバースとは、「超越した」とう意味の「メタ＝meta」と、「宇宙・世界」という意味の「ユニバース＝universe」を組み合わせた造語です。現実世界とは異なる3次元の仮想空間や、その空間で提供されるサービスを指します。
VR（バーチャルリアリティ）技術を用いて仮想空間を表現し、VRゴーグルと呼ばれる機器を装着することで、より没入感を持って「超越した世界」に入り込み、何らかの体験を提供する方法が取られます。

そんなメタバースは、近年、ビジネス活用の可能性が広がっています。

例えばメタバースを活用したゲームやアプリの提供、メタバース内でのイベント開催のほか、メタバース内に店舗を創設することによるEC販売や、仮想空間での疑似観光や旅行の提供、仮想オフィスや会議空間としての利用、バーチャルな世界における教育利用など、さまざまな分野において、ビジネス活用が着々と進められています。

メタバースは、このようにさまざまなビジネス活用が進んでいるなか、「第三の商空間」としての利用についても期待が高まっています。第一はリアル店舗、第二はECサイト、第三はメタバース内にバーチャル店舗を立ち上げ、そこで物品やサービスの販売を行うという位置づけです。

メタバース内における店舗販売は、すでにメタバース内に実装され、販売が実現しています。

例えば、凸版印刷が提供するアプリ「メタパ」を利用すると、仮想空間上に構築されたバーチャル店舗でのショッピング体験を提供することができます。すでにさまざまな店舗が出店しており、EC拡販につなげています。一般ユーザーはアバターを通して利用することができ、同時接続機能により、友人や家族とともにショッピングを楽しむこともできます。
店員もメタパの店舗内にアバターを介して存在することができ、リアル店舗さながらの接客もできる点が、店舗としては大きなメリットです。
先日はジーンズショップが出店し、実際に商品を販売しているほか、店員のアバターから情報発信ができる機能などを用いて、メタパ上でファンイベントの実施も行いました。

メタバースを第三の商空間に見立てた店舗販売や顧客とのコミュニケーションの可能性は、大いに広がっています。

メタバースで店舗販売を行うことで、さまざまなメリットが得られます。

遠方でリアル店舗には訪れられない顧客や、衣料や家電製品などを実際に手に取って確認したい顧客は、メタバース店舗であれば手軽に訪れ、バーチャルの世界で商品を疑似的に試すことができます。こうした可能性から、「新規顧客の獲得」や「ブランディング」、「店舗出店や運用のコスト削減」、「既存ECより高い購買率」などが期待できます。

特に「ブランディング効果」が高く期待できる点は、メタバースの魅力です。メタバースにおける店舗では、リアル店舗などに活用されているブランドイメージや世界観などを3Dによって再現できます。ECサイトの2Dでは再現したり、創作できなかった空間を実現できるメリットがあります。また、リアル店舗では実現できなかった表現も可能になることから、メタバースでの店舗ではよりブランドの個性を出すことも可能です。

先に述べた事例のように、顧客を集めて「メタバース上でイベントを実施」することができる点も、特徴的なメリットといえます。

凸版印刷が提供する「メタパ」は、リアルとバーチャルを融合したバーチャルショッピングモールです。一般ユーザーはアプリをスマートフォンにインストールして利用することができます。

メタパでは、アプリの仮想空間上で、企業・店舗がバーチャル店舗を設置することができます。アプリからECサイトへの連携をワンストップで実現できるので、購買機会を逃しません。

またユーザーは同時接続機能により、友人や家族とともにショッピングを楽しむ感覚も味わえるので、リアル店舗でのショッピング体験に近く、ECでは提供できなかった新たな価値も提供します。

音声チャット機能でリアル店舗のようにユーザーへの接客も可能であるため、ファンマーケティングやブランド構築にも寄与します。

メタバースのビジネス活用が進むなか、メタバースに店舗を出店する新たな商空間の可能性が生まれています。
すでに凸版印刷の「メタパ」では多数の店舗が作られており、バーチャルショッピングを提供しています。メタパについて詳細なサービス内容は下記のサービス紹介ページをご覧ください。

2022.12.01