大学の混雑解消は「見える化」で!
施設利用の満足度を高める方法
大学の食堂や図書館における「混雑」は、学生の満足度低下や運営効率の悪化を招く大きな課題です。この大学の混雑解消の切り札となるのが、混雑状況の「見える化」です。
本記事では、可視化がもたらすメリットや施設別の活用事例を解説。さらに、手軽に導入できるTOPPANの「nomachi」を用いた、快適なキャンパス環境の作り方をご紹介します。
大学構内の「混雑」が学生生活に与える影響
大学生活では、特定の施設や時間帯に発生する混雑がさまざまな問題を引き起こしています。
食堂では昼食時に空席を探す学生が列をなし、食事の時間が限られてしまいます。図書館や自習室が満席で学習に集中できる場所を見つけられず、学習機会の損失につながっているのです。
ラーニングコモンズや個別ブースも利用が集中し、グループワークや個人作業を行う場所がない状況が生まれています。こうした混雑により学生の満足度は低下し、キャンパスライフの質が損なわれる要因となります。
大学施設における混雑可視化の3大メリット
IoT技術を活用した混雑状況の可視化は、大学施設の運営を改善する有効な手段です。TOPPANの混雑状況可視化サービス「nomachi」などのシステムを活用することで、学生と大学運営側の双方にメリットをもたらします。
食堂、図書館、ラーニングコモンズといった施設の混雑状況を可視化することによるメリットとして、以下の3つが挙げられます。
● メリット1:学生の満足度と利便性の向上
● メリット2:施設運営の効率化と業務負荷の軽減
● メリット3:施設利用の平準化とリソースの最大活用
以下では、それぞれについて解説します。
メリット1:学生の満足度と利便性の向上
リアルタイムの空き情報をスマートフォンやデジタルサイネージで確認できるため、学生は事前に混雑状況を把握できます。食堂で空席を探し回る時間や、満席の図書館へ無駄足を踏むことがなくなり、時間を有効活用できるようになるのです。
空いている時間帯に利用する、別の施設を選ぶなど、柔軟な行動が可能になります。こうした施設利用の快適性が向上することで、学生のキャンパスライフ満足度向上に寄与するでしょう。
メリット2:施設運営の効率化と業務負荷の軽減
混雑状況のデータを収集・分析することで、施設運営の最適化が可能になります。図書館のスタッフが利用状況を把握しやすくなり、予約管理などをシステム化することで業務負荷が軽減されるのです。
また、混雑が予測される時間帯に人員を厚くするなど、データに基づいたリソースの最適配置が実現できるでしょう。運営担当者は、従来の勘や経験に頼る運営から、データに基づいた効率的な運営へと転換できます。
メリット3:施設利用の平準化とリソースの最大活用
学生が混雑情報を基に行動することで、特定の時間帯への利用集中が緩和されます。混雑を避ける誘導により、従来は利用が少なかった時間帯や、高層階・地下などアクセスしにくい場所の施設利用が促進される可能性があるのです。
この結果、キャンパス全体の施設リソースを無駄なく最大限に活用できるようになります。施設の稼働率向上は、大学全体の投資効率を高めることにもつながるでしょう。
【施設別】大学における混雑「可視化」の活用シーン
混雑可視化の活用方法は、施設の種類や用途によって異なります。
ここでは、大学キャンパス内の代表的な施設における具体的な活用シーンを紹介します。
活用シーン1:食堂・カフェテリア
昼休みなどのピークタイムにおける食堂やカフェテリアの混雑状況をリアルタイムで可視化します。テーブルセンサーなどを用いることで、どのエリアに空席が多いかをフロアマップ上で表示できるのです。
さらに、混雑状況に応じてクーポンを発行するなど、比較的空いている時間帯への利用を促す施策(ダイナミックプライシング)への応用も可能になります。
活用シーン2:図書館・自習室
図書館全体の混雑度に加え、フロアごとやフリースペース、閲覧席などのエリア別利用状況を可視化します。テーブルセンサーやサイコロセンサーを用いて座席の利用状況を把握できるため、静かな環境を求める学生が確実に席を確保できるようになるのです。
事前に空席情報を確認することで、無駄な移動時間を削減し、学習に集中できる環境を提供できます。
活用シーン3:ラーニングコモンズ・個別ブース
グループワークエリアや個別ブースの利用状況を可視化し、空き状況をリアルタイムで発信します。可視化だけでなく、オンラインでの予約システムと連動させることで、学生の利便性をさらに高められるのです。こうした仕組みにより、アクティブラーニングや集中作業のためのスペースを効率的に提供できます。
活用シーン4:窓口・カウンター(教務課・情報センター等)
履修登録や各種手続き、PCサポートなどの窓口の混雑状況(待ち人数や待ち時間)を可視化します。窓口の混雑状況を発信することで、学生が空いている時間を狙って来訪できるように誘導できるのです。
窓口の混雑緩和と同時に、オンライン申請やFAQページへの誘導を強化し、業務効率化につなげられます。
大学の混雑解消を実現するTOPPAN「nomachi」
混雑可視化の実現には、適切なシステムやサービスの導入が不可欠です。TOPPANの混雑状況可視化サービス「nomachi」は、大学施設の混雑解消に効果的なソリューションとして注目されています。
「nomachi」とは?
「nomachi」は、小型センサーなどを活用し、飲食店、商業施設、オフィス、図書館などさまざまな場所の混雑状況や空席をリアルタイムで可視化するサービスです。
混雑状況を可視化することで、顧客満足度の向上と施設集客の改善を図るソリューションとなっています。スマートフォンやデジタルサイネージで情報を発信し、利用者の利便性を高めることが可能です。
大学導入に適した「nomachi」の3つの特長
●特長1:導入の手軽さ
小型センサーを活用するため、大掛かりな工事が不要で施設への負担を最小限に抑えられます。
センサー用の通信環境をお客様側で用意する必要もなく、専用通信機器が含まれているため、ネットワーク環境の整備にかかる手間やコストを削減可能です。
さらに、初期コストを抑えて導入できる月額レンタルプランが用意されており、予算が限られている場合でも段階的な導入が可能になります。
●特長2:多様なセンサーラインナップ
利用シーンや目的に応じて、センサーを選択可能です。
たとえば、図書館の座席には個別の利用状況を把握できるテーブルセンサー、フロア全体の混雑度を測定するにはサイコロセンサー、食堂では入退室する人数を計測する人数計測センサーやAIカメラなど、場所に応じて最適なセンサーを組み合わせることが可能です。
さらに、複数の異なるセンサーの情報を一つのWEB画面上でまとめて表示できるため、管理者も学生も一目で施設全体の状況を把握できます。
●特長3:迅速な可視化と柔軟な連携
最短2週間で導入が可能なため、新学期や履修登録時期など混雑が予想される時期に合わせた導入計画が立てられます。既存のフロアマップなどを活用し、オリジナルの可視化WEBページを短納期で納品できるため、デザインや開発に時間をかける必要がありません。
加えて、大学の既存ホームページやポータルアプリと連携するためのAPIが用意されているため、学生が普段使用しているシステムと統合することで利便性をさらに高められます。
「nomachi」導入事例:教育業界(図書館)
「nomachi」が実際に教育機関でどのように活用されているか、A大学図書館の事例を紹介します。この事例は、混雑可視化システムの導入を検討している大学にとって、具体的な導入イメージを持つ上で参考になるでしょう。
●課題:新図書館におけるフリースペースの利用状況可視化
A大学では、新図書館の設立にあたり、フリースペースの座席利用状況の可視化と予約サービスの導入を検討していました。従来は図書館全体の入館者数は把握できていましたが、フリースペースの座席がどの程度利用されているかを正確に把握できていませんでした。特に、各階ごとの混雑度が見えにくいという課題がありました。
●施策:用途に応じたセンサーと予約システムの導入
A大学では、フリースペースには「テーブルセンサー」を導入し、個別の座席利用状況を可視化しました。各階ごとの混雑度を把握するために「サイコロセンサー」を設置し、フロア全体の利用状況をリアルタイムで計測できるようにしました。個別ブースには「予約システム」を導入し、学生がオンラインで予約できる仕組みを構築しました。
●成果:学生への情報発信と業務負荷の軽減
導入により、学生はスマートフォンやデジタルサイネージでリアルタイムの空き情報を確認できるようになりました。学生からは「どの階が空いているか事前にわかるので、無駄な移動がなくなった」といった好意的な声が寄せられています。個別ブースや学習室の予約管理をシステム運用できるようになり、大学職員の業務負荷が大幅に軽減されました。
まとめ
大学構内の混雑は、学生の満足度や施設運営の効率に大きな影響を与えます。混雑状況の可視化により、学生の利便性向上、施設運営の効率化、施設利用の平準化という3つのメリットが得られるのです。
TOPPANの混雑状況可視化サービス「nomachi」は、導入の手軽さ、多様なセンサーラインナップ、迅速な可視化と柔軟な連携という3つの特長により、大学の混雑問題解決をサポートする有効なソリューションです。食堂、図書館、ラーニングコモンズ、窓口などさまざまな施設での活用が可能で、実際の導入事例でも学生満足度の向上と職員の業務負荷軽減という成果が確認されています。
2026.01.15