コラム

新築住宅にスマートホームを
導入するために必要なものは? 
~ポイントも解説!~

これから新築で住宅を建てるにあたり、スマートホームを導入をお考えではありませんか? スマートホームを実現するには、新築住宅に何を導入する必要があるのでしょうか。そこで今回は、新築住宅にスマートホームを導入するために必要なものから、スマートホームづくりを成功させるためのポイントまで解説します。


<目次>
■スマートホームとは?
■新築住宅にスマートホームを導入した方が良い理由
■新築住宅にスマートホームを導入するために必要なもの
■新築住宅にスマートホームを導入するときのポイント
 新築工事の際に導入しなければならないものを洗い出す
 デバイスの設置場所まで計画しておく
 セキュリティ対策の徹底
 スマートホームシステムを契約する
 省エネの家づくりも検討する
■まとめ


■スマートホームとは?

まずはスマートホームの概要とスマートホームで具体的にどのようなことができるのかを確認していきましょう。

スマートホームとは

スマートホームとは、家庭内の電化製品や住宅設備とインターネットをつなぐことで、便利で快適な生活を実現する家を指します。

IoT(Internet of Things/モノのインターネット)やAI(Artificial Intelligence/人工知能)などの技術を活用し、スマートフォンやタブレット、スマートスピーカーなどのデバイスを用いて、電化製品や住宅設備などの操作や設定を行うことができます。

スマートホームでできること

スマートホームでできることには、家電や照明の自動化や快適な環境づくり、ホームセキュリティの強化、健康的な生活の促進、省エネの実現など多岐に渡ります。

具体的には、次のようなことができます。

・デバイスや家電を音声でオン・オフする
・照明やエアコンなどをスケジュール設定により自動でオン・オフする
・エアコンやデバイスを温度や湿度計、GPSなどと連動してオン・オフする
・デバイスや家電を外出先からスマートフォンで遠隔操作する
・カーテンや電動シャッターをスケジュール設定により自動開閉する
・ロボット掃除機でセンサーにより自動で室内を清掃する
・調理器具に必要な食材を入れるだけでレシピ通りに自動調理する
・遠隔から鍵の開け閉めや監視カメラの確認をする
・洗面化粧台のミラーの前に立つだけで体重測定・可視化などの健康管理を行う
・システムで電力消費量を計測して管理し、省エネを実現する

このように、スマートホームは、生活をより便利かつ快適にできるのはもちろん、健康的な生活を目指したり、地域などの周辺環境に配慮した暮らしも実現することができます。その技術は進化を続けているため、今後はさらにできることが増えていくでしょう。


■新築住宅にスマートホームを導入した方が良い理由

新築住宅にスマートホームを導入した方が良い理由を4 つご紹介します。

コストの節約

スマートホームはエネルギー効率を向上させ、コストの節約を行うことができます。
例えば、各部屋の温度と湿度を検知し自動で室温を調節することができるシステムでは、必要な時にだけ動作させることで無駄なエネルギーを削減します。
また、スマートライトは人を感知し部屋に誰もいない時は自動で電気が消えるなど電力の消費を抑えることができます。

利便性

スマートホームは、照明、冷暖房、テレビ、カーテン、玄関の鍵など家のあらゆるものをスマートフォンやタブレットで遠隔操作することができます。これにより、家のどこにいても、また外出先からでもコントロールすることが可能になります。

セキュリティ

スマートホームのセキュリティシステムでは、ドアや窓のセンサー、セキュリティカメラなどを組み合わせて家のセキュリティレベルを高めます。

物件価値の向上

新築時にスマートホームの設備を取り入れることで、将来的に家を売却する際の価格を高めることにつなげることができます。


■新築住宅にスマートホームを導入するために必要なもの

新築住宅にスマートホームを導入したいと思ったら、どのような仕組みやデバイスが必要になるのでしょうか。主なものをご紹介します。

インターネット環境

スマートホームは、基本的にIoTで構成される家であるため、インターネット環境が必要不可欠です。インターネット環境といえばパソコンでインターネット接続するために有線LANや無線LANを敷く必要がありますが、スマートホームでは、通常、無線LANの一つであるWi-Fi環境を整えます。

これにより、家の中のあらゆるIoTデバイスなどがインターネットに接続できるようになります。各デバイスの同時接続も可能です。

スマートデバイスやIoT家電

デバイスWi-Fiを内蔵したスマートデバイスやスマートホーム対応のIoT家電が必要です。

スマートデバイスには、例えば、エアコンや照明、テレビなどの家中の家電やデバイスと連携ができ、一括リモコン操作できる「スマートリモコン」や、家電と連携し、音声操作や情報検索ができる「スマートスピーカー」、玄関ドアに取り付ける通信機能を持った機器と、スマホの専用アプリを連動させることで鍵の開閉や確認を遠隔から行える「スマートロック」などがあります。

スマートホーム対応のIoT家電には、ロボット掃除機やテレビ、エアコン、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、自動調理器などが挙げられます。

新築時に工事が必要なものもあるため、必ず導入したいと考えるデバイスについては事前にいつ工事・設置する必要があるのか必ず確認しましょう。


■新築住宅にスマートホームを導入するときのポイント

新築住宅にスマートホームを導入する際には、ぜひ理想のスマートホーム生活がスタートできるように、次のポイントを押さえておきましょう。

新築工事の際に導入しなければならないものを洗い出す

導入したいデバイスによっては、新築工事の際に導入が必要なものがあります。例えば玄関ドアのスマートロックや照明、住宅の床や壁に内蔵する健康管理デバイスなどは、後から取り付けるのがむずかしいため、設計の段階で計画しておく必要があります。

デバイスの設置場所まで計画しておく

新築住宅は、これから自分仕様に作ることができるので、スマートホームのデバイスや家電をどこに設置するのかについてもある程度、自由に決められます。生活導線に合わせて、使い勝手の良い設置場所を計画しておきましょう。また配線が必要なものについては、機器を設置する場所の近くにコンセントを設置するなど、配線のことも考えて新築設計時に反映させましょう。

セキュリティ対策の徹底

近年、サイバー犯罪が多発しており、世間一般でセキュリティの強化が重要視されていますが、インターネットで成り立っているスマートホームは特に狙われやすいため、十分な注意が必要です。導入するデバイスや家電のセキュリティ面の事前確認や、パスワードの強化、暗号化通信の利用、不正アクセス対策など、セキュリティ対策を徹底して行いましょう。

スマートホームシステムを契約する

スマートホームを実現するには、スマートホーム全体を管理したり、効率的に環境を構築したりできるスマートホームシステムに契約するのがおすすめです。ホームセキュリティや自動化をまとめて制御できるスマホアプリなどが用意されており、利便性を高めてくれます。

省エネの家づくりも検討する

スマートホームづくりの際には、近年、国内で推進されている省エネの家づくりも意識しましょう。スマートホーム自体、自動で必要なときに家電をオン・オフできることなどから、エネルギーの無駄遣いを減らすことが可能です。また家庭内エネルギーの一元管理や可視化のために『HEMS(ヘムス/Home Energy Management System)』と呼ばれる、家庭で使用するエネルギーを管理するシステムを導入することもおすすめです。これにより、家庭の電力の最適化を図ることができます。


■まとめ

スマートホームは、生活を便利かつ快適にしながら、健康増進や省エネなどに役立つ次世代の家です。これから新築住宅を建てる際には、自分好みの便利な機能を備えるスマートホームを作っていきましょう。

スマートホームにぜひおすすめしたいのがTOPPANのIoT健康管理サービス「cheercle®(チアクル)」です。

洗面化粧台のミラーの前に立つだけで、体重や体脂肪、肌温度などを取得し、ミラーやスマートフォンで身体データを確認することができます。
TOPPANは1956年より建装材印刷事業を開始し、60年以上に渡って意匠性や機能性、環境適性に優れた建装材を提供してきました。その技術とノウハウを活かし、高い意匠性と機能性を兼ね備えた空間に溶け込むデザインを実現します。新築住宅のデザイン性にこだわりたい方にもおすすめです。

新築住宅に導入されたい場合には、住宅設計時から導入計画を行い、下地施工等が必要となります。
施工要領等もご用意ございますのでご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

2023.12.27

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