コラム

効果的な人材教育を実現する
完全習得型デジタル教材 「コア・ラーン」

コア・ラーンは現場で活きる知識を育む学習システムです。人それぞれの苦手分野を分析し、個々に応じた出題で完全理解を促します。間違えた解答を分析し、その結果を元に最適な問題を多角的に出題することで知識の定着を目指します。学習者に合わせたスピードで且つ、効果的に知識の習得へ導きます。実業務に繋がる基礎知識(コア)を鍛え、自信をもって現場で活躍できる人材を育成します。

管理者は、学習者の進捗を様々な角度から閲覧することができ、学習者一人ひとりの学習傾向を把握することが可能です。身につけてほしい知識の習得方法、人材教育方法にお悩みの企業様はぜひコア・ラーンをより効果的な人材教育にお役立てください。本コラムはシステムだけでなく、学習理論に基づいた効果的なコンテンツづくりをはじめ、TOPPANの豊富な知識と事例も紹介します。

※掲載の企業名・所属先は2021年11月のセミナー開催時に基づいたものです


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コロナ後の企業教育の変化とは

Withコロナ時代に入り、各企業様で集合研修のオンライン化が進んでいます。しかし、Web会議システムによるオンライン講義方式や、デジタルテキスト・スライド等による自主学習方式では、学習者がどれくらい集中して聞いているのか、知識がちゃんと定着しているのかがわかりづらいと、課題を感じていらっしゃる教育ご担当者様は少なくありません。

これからご紹介する「コア・ラーン」は、こうした課題を解決し、参加者にしっかりと知識を身に着けていただくことができる、eラーニングサービスです。


「コア・ラーン」とは

「コア・ラーン」は、まず、御社のマニュアル、資料、データなどの教育素材を弊社がお預かりして問題化し、貴社オリジナルのデジタル教材を作成します。学習者の皆さんは、完成した教材で学び、反復学習を行うことで、知識を確実に定着させることができます。管理者の方は、学習の進捗状況がリアルタイムで確認でき、学習データの分析結果を得ることで、今後の教育の改善に役立てることもできます。

「コア・ラーン」デジタル教材作成のイメージ

「コア・ラーン」の特長とデータ分析方法

「コア・ラーン」の主な特長と、その機能を活用したデータ分析方法をご紹介します。

特長① 類題出題
一度間違えた問題については、全く同じ問題ではなく、類題がランダムに出題されます。そのため、答えの丸暗記では解けない仕組みになっています。

特長② 反復学習
知識を完全に定着させるため、1日後、1週間後、1か月後、と反復学習を重ね、毎回、満点を取ることで終了する仕組みです。繰り返して学習いただくことで、短期記憶を長期記憶として定着させます。

特長③ 履歴管理
管理者アカウントから確認できる進捗確認画面では、各学習者がどのジャンルの問題をどのように克服していったのか、色分けと数字で確認いただけます。色分けは達成度を、数字は学習者が取り組んだドリルの数を表しています。学習者一人一人はもちろん、支店や地域などグループごとの、得意・苦手領域なども把握できます。

特長④ マルチデバイス対応
PCのほか、スマートフォンでの利用も可能であり、複数のブラウザに対応しています。通勤途中や自宅、会社など幅広いシーンでご活用いただけます。

データ分析① コア・ラーン搭載機能:学習履歴CSV出力
管理者画面から、「学習履歴CSV出力」を、お客様ご自身で行っていただけます。総実施問題数や総実施時間、正答率の一覧などが出力できるので、社内報告等に便利です。

データ分析② オプション提案:汎用分析
弊社でデータをお預かりした上で、実施率、正答率、利用時間、実施日数など、学習の実施結果サマリーの一覧をご提供します。正答率の低い分野や問題をピックアップし、誤答内容内訳なども、分析が可能です。

データ分析③ オプション提案:カスタマイズ分析
弊社でデータをお預かりした上で、「コア・ラーン」以外のデータとのクロス分析などができます。たとえば、学習者タイプ分析を行い、フォローが必要な学習者を抽出したり、達成度の高い拠点と低い拠点を抽出するなど、ご要望に合わせたカスタマイズ分析も可能です。


オリジナルコンテンツ制作の流れとメリット

① 仕様策定
学習内容に応じて、適切な学習理論を活用し、仕様を策定します。たとえば、隙間時間で効率的に学べる「マイクロラーニング」、モチベーションアップを図るのに効果的な「ゲーミフィケーション」、実際に起こりうる課題場面を提示し、学習者に解決策を考えさせた上で、その結果を疑似体験し、理想的な対応を学んでいく「アンカードインストラクション」など、さまざまな仕様が可能です。

② 問題作成
お預かりした資料をもとに、問題・解答解説・参考資料など教材全体の作成が可能です。
策定した仕様に合わせて最適な表現手法を検討しています。動画やイラストなどの表現媒体もお任せください。スライド、アニメーション、実写ドラマなど、形式問わず対応しております。御社の帳票等を用いた実務シミュレーション制作も可能です。

③ システム登録
システム登録・動作確認も一貫して代行することで、ご担当者様のご負担を軽減します。

④ 結果分析(一部オプション)
たとえば、拠点ごとの知識理解度や、実施状況のレーダーチャートなどが作成できます。またドリル別正答率のマッピング、ドリル単位の正答率と分散分析により、簡単すぎる問題、難問、悪問などが発見でき、コンテンツのブラッシュアップが図れます。教育のICT化により、教育場面の PDCAサイクルを実現してまいります。


「コア・ラーン」の活用シーン・導入事例の紹介

●資格試験対策
金融系の科目の学習や、運行管理者資格の試験対策などに、多数ご活用いただいています。

●販売員への商品知識教育
進捗管理画面やオプション分析により、支店ごとの実績との相関を明らかにします。課題を明確化することで、より効果的な商品知識教育が実現します。

●工場での安全教育や技能継承
工場内での安全ルールの徹底学習のほか、これまで継承が難しかった独自の技能なども、動画や画像を用いたドリルにすることで、わかりやすく学習いただけます。その人独自のやり方なども動画にできるため、アーカイブ的な役割も果たします。

●動画教材によるスタッフ教育
教育用動画をドリルに搭載し、動画を見ないと終わらない仕組みを取り入れた教育方法です。閲覧を促すだけではなく、誰が見ているか・見てないかが一覧で可視化でき、ご好評いただいています。動画視聴後、確認問題で理解度もチェックいただけます。


コロナ後の企業教育のあるべき姿とは

eラーニングで最も重要な点は、学習の理解度やプロセスのデータを活用することで、付加価値を深めるところにあると考えています。単なるツールの導入ではなく、教育改革のためのDX化を、ぜひTOPPANにお手伝いさせてください。

コロナ後の企業教育のあるべき姿



藤沢 友己(ふじさわ ともき)
教育事業推進本部 顧客開発部
鳴海 眞祐子(なるみ まゆこ)
情報コミュニケーション事業本部 情報メディア事業部

2021.11.10

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