レシートキャンペーンとは?基礎知識からメリット、事例まで徹底解説!
近年、多くの企業でSNSなどを通じたレシートキャンペーンを目にする機会が増えてきています。そこで、レシートキャンペーンの導入を検討している企業や担当者の中には、メリットや実施方法に不明点があり、実施できていないケースもあるでしょう。本記事では、レシートキャンペーンの基礎知識からメリット事例まで徹底解説します。
レシートキャンペーンとは?
まずはレシートキャンペーンの概要と主な流れを解説します。
レシートキャンペーンの概要
レシートキャンペーンとは、商品の購入時に発行するレシートを利用した応募キャンペーンです。
特定の商品をあらかじめ指定しておき、キャンペーン応募者に購入してもらいます。その後、応募者は購入時に受け取ったレシートを写真で撮影し、画像を指定の方法で送信することによって応募が完了します。応募には必ず指定の商品を購入する必要があるため、「マストバイキャンペーン」とも呼ばれています。
従来のレシートキャンペーンといえば、ハガキにレシートを貼り付けてポスト投函することで応募する方式が一般的でした。しかし現在においては、PCやスマートフォンから手軽にインターネットを通じて応募する方式に移り変わっています。
ハガキにレシートを貼り付けてポスト投函するのは手間ですが、レシート撮影後にPCやスマートフォンから写真を投稿すれば手軽に応募ができるようになったことから、参加ハードルも下がっています。
レシートキャンペーンの種類
レシートキャンペーンは応募方法によって次の3つの種類があります。
・専用WEBサイト
企業の公式サイトのキャンペーン専用ページから応募する方法です。レシートの写真はスマートフォンなどで撮影し、PCやスマートフォンからレシート写真を送信すれば応募完了です。手軽にできるため、多くの購入者にとって便利な方法といえます。
・SNS
LINEやX(旧Twitter)などのSNSから応募する方法です。撮影したレシートは、SNSのチャットやダイレクトメールで送信します。応募条件として、フォローやリポスト・いいねを設けているケースが多くあります。
・ハガキ
ハガキにレシートを貼り付け、住所や名前などの必要事項をハガキに記入して郵送する方法です。アナログな方法ではありますが、インターネットを使っていない層をターゲットとする場合に有効です。
レシートキャンペーンの主な流れ
レシートキャンペーンは主に以下のような流れで実行されます。
・利用者側
1.キャンペーン対象商品を店舗で購入し、レシートを受け取る
2.レシートを撮影する
3.専用サイトなどからレシート写真を送信する
4.抽選に当選すれば賞品がもらえる・割引が受けられるなど特典が得られる
・主催者側
1.レシート審査の審査条件を設定
2.レシート収集・審査
3.抽選
4.当選者へ当選連絡
レシートキャンペーンの効果的な活用方法
レシートキャンペーンの効果的な活用方法をご紹介します。
購買を促進したい商品について実施する
レシートキャンペーンは、マストバイキャンペーンであるため、購買を促進したい商品がマッチします。例えば、メーカー対象商品を一つ購入することで応募可能なキャンペーンのほか、「メーカー対象商品を〇点以上購入で応募可能なキャンペーン」といったように、複数買いを条件として企画するのも有効です。
またトライアル購入を設定すれば、新規ユーザーの獲得につながります。
アンケートを組み合わせて顧客の声も合わせて収集する
レシートキャンペーンで購入してもらった商品の感想を回答してもらうアンケートを組み合わせることも有効です。これにより、商品に対する顧客の声も合わせて収集することができます。
ハガキ応募のキャンペーンをデジタル化したいシーンに活用する
これまでハガキ応募のレシートキャンペーンを行っていた場合に、デジタル化したいといったケースもあるでしょう。その場合には、専用WebサイトやSNSを通じたレシートキャンペーンを選び、デジタル化を進めることができます。
SNSのフォロワーを増やしたいときに活用する
X(旧Twitter)やLINEなどのSNSを日ごろから運用しており、フォロワーを増やしたい場合にレシートキャンペーンを活用する方法もあります。応募条件の一つに公式アカウントフォローや友だち登録を指定しておけば、フォロワー獲得につながります。
レシートキャンペーンのメリット
レシートキャンペーンのメリットとして、利用者と主催者で次のことが考えられます。
利用者のメリット
・手軽に応募できて、特典が得られる
利用者にとっては、スマホ一つで手軽に参加できることがまず大きなメリットです。上述したように、レシートキャンペーンはWEBサイト、SNSなどで参加でき、キャンペーン専用アプリのダウンロードは特に必要ありません。利用者が日常的に使用しているツールで応募が完了し、手間がかからずに特典が得られるため、キャンペーンの参加も継続もしやすいでしょう。
主催者のメリット
・参加のハードルが低く、多くの応募者を募ることができる
主催者のメリットとして大きいのは、利用者が参加するハードルが低いことから、多くの応募者を募ることができる点にあります。魅力的な特典や仕組みによって購買意欲を高められれば、商品やブランド認知度の向上、売上拡大も期待できます。
また、応募者が多くなるとキャンペーンの効率性が向上し、販売促進における人的・時間的コストの削減も見込めるでしょう。
・キャンペーン実施と同時に商品購入を促せる
レシートキャンペーンは、マストバイキャンペーンであることから、商品の購入を促せるというメリットは大きいものです。なかなか購買につながらない商品や、特に購買促進を行いたい時期の商品などをリピートキャンペーンに選定することで、販売促進につながります。
レシートキャンペーンの事例
レシートキャンペーンは、すでに多くの企業が実施していますが、それぞれ独自性があったり、工夫をしていたりとさまざまなキャンペーンが見られます。ここでは3つの事例をご紹介します。
化粧品ブランドの名入れ景品のキャンペーン
ある化粧品ブランドは、製品の一つであるフェイスパウダーにオリジナルの名入れをするプレゼントキャンペーンとして、レシートキャンペーンを実施しました。
利用者はキャンペーンサイトに訪れ、対象商品を購入したレシートを撮影し、賞品の届け先と希望の名入れ文字を登録して応募します。応募を締め切った段階で抽選を行い、当選者には希望した文字が刻印されたオリジナル景品がプレゼントされます。
この「賞品に名入れを行う」というプレミアム感が、多くの応募者を惹きつける可能性のあるキャンペーンといえます。このキャンペーンは抽選、コール受付から、景品の手配までを外部会社に委託して実施した事例です。
食品メーカーの継続購入促進プレゼントキャンペーン
ある食品メーカーは、自社商品である冷凍餃子の50周年記念として継続購入促進プレゼントキャンペーンをレシートキャンペーンとして実施しました。
従来はハガキ応募のみでの実施でしたが、より応募のハードルが下がるWEB応募も取り入れたのです。50周年記念ということで賞品を豪華にし、Wチャンスも設定したことによって、参加意欲の向上につながり、多数の応募者を集めることができました。
またレシート解析システムによって有効レシートを判別し、作業負荷軽減にもつなげました。
菓子メーカーのコラボ商品キャンペーン
ある菓子メーカーは、代表的な菓子商品と人気アニメとコラボしてキャンペーンを実施しました。対象商品を2点以上購入したレシートを撮影することを応募条件にしました。
賞品は思わず応募したくなるような限定コラボステーショナリーを選定。アニメとのコラボでターゲット層を惹きつけたほか、2点以上購入と指定したことで、さらなる購買促進につながりました。
まとめ
レシートキャンペーンは手軽に実施でき、商品購買も流せる有効なキャンペーン方法といえます。
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2024.04.18