コラム

健康保険証(健康保険被保険者証)発行サービスのご紹介

2021年10月より、医療保険のオンライン資格確認がスタートしました。

これにより健康保険証の記号番号を利用して、オンライン上で医療保険の資格情報を確認することが可能になりました。
健康保険証の作成更新時に2桁の管理番号を表記することで、業務効率化を実現できます。
弊社でも管理番号表記の健康保険証の発行に対応しております。

また、健康保険証の交付に関しても、従来の事業主さま経由での交付だけでなく、保険者さまから組合員さまへの直接交付が可能となりました。

健康保険証の発行は、年間1,000万枚以上の製造・発行実績を誇る弊社にぜひご相談ください。

健康保険被保険者証(健康保険証)のオンライン資格確認について

健康保険証のオンライン資格確認の導入は
① 失効健康保険証の利用による過誤請求などの事務コストを大幅に軽減する
② 保険者における高額療養費の限度額適用認定証の発行などの業務を軽減する
などを目的としたものです。

健康保険証に「2桁の個人単位の番号」を付記することで「被保険者番号」と「資格情報」を1対1で対応させ、保険者をまたがって一元的に管理することができます。

保険証に記載されている管理番号や記号の持つ意味とは

保険証には、被保険者の名前などの他に、番号、2桁の管理番号、記号、保険者番号が記載されていますが、それぞれがどんな意味を持つのかを解説します。

・番号
番号とは、被保険者を示す番号のことです。同じ事業所内（保険者の管轄内）で割り振られる番号なので、同じ番号が複数の被保険者に割り当てられることもあります。また、扶養家族がいる場合は、その扶養家族にも被保険者と同じ番号が割り振られます。

・2桁の管理番号（枝番）
マイナンバーカードのICチップ、または健康保険証の記号-番号を用いて医療機関等がオンラインで資格情報の確認ができるようにするためのオンライン資格確認の導入に伴い、個人を識別するために追加された管理番号です。世帯単位で付番されている被保険者番号を「個人単位化」するために用いられます。

・記号
記号とは、同じ健康保険組合の中で、保険者（企業や自治体など）ごとに割り振られる番号です。そのため社会保険であれば企業ごとに、国民健康保険であれば自治体ごとに番号は変わってきます。協会けんぽの場合は、年金事務所の管轄により割り振られた番号が記載されます。

・保険者番号
社会保険の場合は8桁、国民健康保険の場合は6桁の数字で表記されます。番号にもそれぞれ意味があり、初めの2桁は医療保険制度の区分を示す法別番号（健康保険組合や、協会けんぽなど）、次の2桁は保険者の所在地のある都道府県、次の3桁は保険者ごとに割り振られる保険者番号、最後の1桁は検証番号（番号の誤りを検証する際に使用）となっています。
このうち、特に重要なのは社会保険の保険証に記載されている保険者番号の、最初の2桁の数字です。この数字は医療保険制度の区分を示す「法別番号」となっており、数字を見ることで、勤務先をある程度推測することが可能です。

健康保険証の直接交付が可能になりました

従来、健康保険証の交付は「事業主さまから組合員さま」に限られていましたが、2021年10月の健康保険法施行規則の改正により、「保険者さまから組合員さま」の健康保険証の直接交付も可能になりました。健康保険証の直接交付が可能になったことで、交付担当者さまのテレワークへの課題である「健康保険証作成業務、手渡しまたは郵送手続き業務」が解決されます。
※健康保険証の返却はこれまでどおり事業主さま経由です。