コラム

地域を結ぶ新しい答えを!
未来へつなぐソリューションをご紹介!

TOPPANでは、ICT・DX関連の技術やノウハウを活かして、地域の課題解決や、地域と人の新しい接点づくり、これからの生活やくらしを豊かにするソリューションを創出しています。
今回はその中でも、「Posre®(ポスレ)」「ピタマチ™」「TransBots®(トランスボッツ)」「地域ファンサービスプラットフォーム」の、4つのサービスをピックアップしてご紹介します。


ideanote vol.152 地域を結ぶ、未来へつなぐ/日本文化とテクノロジーから新たな価値を共創する

❶まちの情報集約・発信をDXでサポート 「Posre®(ポスレ)」

PosRe®は、SNSなどの各種チャネルから住民の声や災害情報などを収集し、自治体職員が効率的に管理、多くの住民へ効果的に情報発信ができる自治体DXソリューションです。住民からのお問い合わせ対応に関して、情報の収集、対応内容の職員間の情報共有や進捗の管理、住民への情報公開までを一元的に管理し、自治体職員の業務を支援します。

まちの安全や景観を守るメンテナンス・見守り業務をDX化

例えば、住民が街中で道路の破損を発見した場合、住民アプリやLINEからその場で破損写真と位置情報を投稿。自治体の職員は、投稿内容を確認し対応。住民に対して、対応状況などの情報をWebサイトにて公開が可能。住民と自治体職員の双方にとって使いやすく、コミュニケーションがスムーズになり、住民サービスの向上にもつながります。
PosRe®に投稿された情報は自動的に集約され、一覧化された状態で投稿内容とその対応状況を一括管理。チャット機能を用いて、案件ごとに関係部署とコミュニケーションで進捗状況の確認もできます。進捗状況の確認も随時更新することで、一つのツールで管理を集約することが可能です。

まちの安全や景観を守るメンテナンス・見守り業務をDX化

SNS連携で詳細情報まで伝わりやすい

住民からの要望投稿には住民アプリやLINEを使用。投稿された内容は、自動的に集約され担当職員へ通知が届きます。

SNS連携で詳細情報まで伝わりやすい

地域をつなげる ONE POINT!
地域から生まれた住民の声と自治体をつなげるサービスです。

PosRe®は「ICT KŌBŌ® IIZUNA」での地域の方々の意見を基にできた自治体の業務を効率化するDXソリューションです。
「要望集約」を手軽に実現するとともに、ZETAネットワークによるIoTを活用して、さまざまなセンサーからデータを収集。水害対策での水位監視や、獣害対策での罠作動状況などのデータを細かい位置情報とともに効率的に管理。住民の方への発信までをデジタル上で一括対応できるサービスです。

住民の声と自治体をつなげるサービス

❷実現したいくらしと地域をマッチング 「ピタマチ™」

ピタマチ™は、移住促進に取り組む自治体が、移住希望者と直接コミュニケーションを取れるマッチングサービスです。移住を考え始めた「移住関心層」への情報提供と、自治体からの情報発信の場をつくり、ミスマッチをなくしながら、移住の機会創出を支援します。

「理想のくらし診断」をもとにユーザーにおすすめ地域をレコメンド

「理想のくらし診断」では、64枚のイメージ画像から選択を繰り返すことで移住希望者の理想のくらしを判定。診断結果は「子育て環境」「利便性」「はたらき方」などの3つの軸とキーワードが表示されます。具体的な移住希望が描けていない方の気付きとなり、それらの情報をもとにレコメンド機能にあって希望条件に近いおすすめの地域を知るきっかけとなります。

(上)理想のくらしのイメージに近い写真を選ぶ。(下)移住先探しで重視したいことが「3つの軸とキーワード」で表示される

関心層に向けて地域からのアプローチが可能

自治体側から移住支援制度やイベント、セミナー等の移住関連情報などを紹介するだけでなく、メッセージを送信してアプローチすることが可能です。まずはユーザーが登録したキーワードや属性情報をもとに配信先を絞り込み、メッセージを一斉配信。登録者とのやりとりはマイページで行うので、煩雑な個人情報の管理をせずにコミュニケーションを図ることができます。

(左)地域紹介ページ・トピックス投稿コンテンツに問い合わせボタンを設置(中央)どのような内容が知りたいかユーザーが選択(右)担当者がチャットで対応

地域をつなげる ONE POINT!
移住関心層ときめ細かなコミュニケーションができるツールです。

ピタマチ™のメインターゲットは、移住を考え始めた人です。移住関心層に適切かつ幅広く移住候補先を提示することで、自治体の知名度に依存しない偶然の出会いを生み出すことができます。また、「認定NPO法人 ふるさと回帰支援センター」との協業を行っているため、対面相談を希望するユーザーのフォローが可能で、より効果的なアプローチを実現します。

ピタマチのメリット NPO法人と連携

東京・有楽町の交通会館に44都道府県1政令市の相談員が常駐し、移住を希望する方に、より具体的な地方暮らしの情報を提供するとともに、各種ご相談に応じています。


❸ロボットの活用があたりまえな社会に
「TransBots®(トランスボッツ)」

人口減少や超高齢社会を背景に、労働力不足を補うロボットへの期待が高まっています。TOPPANはこれまで培ってきたVR技術とCV(ComputerVision)技術を応用して、複数の異種サービスロボットの遠隔制御・管理を実現するデジタルツイン・ソリューションTransBots®を開発し、2024年のサービス開始を目指しています。

デジタルツインでロボットを一元制御・管理

人手不足の解決策の一つとして、ロボットの活用が注目され、現在では受付や清掃などさまざまな業務で導入されています。しかし、ロボットの普及が進むと、異なる種類の機体をそれぞれ制御する必要が生じ、管理が煩雑になります。TransBots®はVR空間でのロボットの制動を実空間のロボットとリアルタイムに連動することで、異なる種類のロボットの一元制御・管理を実現します。
また、多機能コンソールによりさまざまなアプリケーションを提供します。例えば、AIによる人物認識機能では、事前に登録した人物を走行中のロボットが自動認識し、画像データをクラウド上に記録することで、対象人物の位置を特定し、追跡することが可能です。

TransBots®のAIによる人物認識機能

AIによる人物認識機能

地域をつなげる ONE POINT!
TransBots®でさまざまなロボットサービスがつながり、社会を動かす。

TransBots®の各種機能は製造、オフィス、医療、物流、警備、介護などのさまざまなシーンで活用されることが期待されます。
例えば、複数の異種ロボットが混在して活躍することが想定されるオフィスでの遠隔一括管理や、多拠点間ロボットの連携、工場のクリーンルームなどでの遠隔点検・遠隔監視、医療分野での遠隔診療、介護分野での見守りなどが挙げられます。TransBots®の機能を拡張することで、さらなる活用が期待されています。

活用が考えられる分野

❹新しい形の地域との関わりをつくる
「地域ファンサービスプラットフォーム」

TOPPANでは、地域のファンと自治体、地域事業者、地域金融などをつなげる施策を支援しています。継続的にコミュニケーションの接点をつくる「地域ファンサービス プラットフォーム」や、地域を中心に関連する情報やサービスを集約した「関係人口ポータルサイト」の構築など、地域経済の活性化のための仕組みを創り出します。

地域をつなげる ONE POINT!
「地域ファンサービス プラットフォーム」で継続的につながる。

「地域ファンサービス プラットフォーム」では、TOPPANのコンテンツマーケティング力やデジタルマーケティングのノウハウを活かして、地域のファンと継続的な関係を構築する仕組みを形成します。
①地域のファン開拓、②地域のファン化、③地域のファン育成と、それぞれの段階における施策により、一貫したサポートが実現可能です。これにより、継続的な接点を確保し、関係人口の拡大や地域経済の活性化を支援しています。

地域とファンを繋げる 3STEP

地域をつなげる ONE POINT!
「関係人口ポータルサイト」で、地域とファンの接点をつくる。

地域に関するサービスや情報はメディアごとに点在しているため、地域事業者や自治体側からみると、関係人口と常につながるような要となる明確な接点を持てていないという課題があります。
「関係人口ポータルサイト」では、その地域の情報やサービスを一つに集約。地域情報の発信に加えて「特産品の販売」「ふるさと納税の受付」「ワーケーションの予約受付」など、決済機能が伴うようなサービスも提供しています。

「関係人口ポータルサイト」で、地域とファンの接点をつくる。

3つの特長

❶地域からの情報発信が可能
ブログ記事投稿、メルマガ、SNS連携などによる情報発信が可能です。

❷決済機能で特産品販売やふるさと納税にも活用
特産品の販売、ふるさと納税の受付、地域イベントの予約など決済を伴う機能も実装可能です。

❸サイト運用の経験がない方でも簡単に利用可能
サイト運用にプログラミングなどの専門的なスキルがほぼ不要です。

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2023.06.06

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