コラム

DM発送代行のメリットとは
-効果的なDMを送る方法なども解説-

DM発送の代行サービスを利用したいと考えているものの、初めての利用であるという場合は、特に慎重にサービス内容の確認から選定までを行いたいものです。そこで今回はDMに関する基礎知識、効果的なDMを送るコツ、DM発送代行で知っておきたいトラブル事例や注意点をご紹介します。


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DMとは?

DMとは「Direct Mail(ダイレクトメール)」の略で、主に個人宛にプロモーションやマーケティング目的で送られる、はがきや封書による紙の印刷物や、電子メールのことを指します。

●DMの種類
DMには、さまざまな種類があります。郵送物で多く使われるものには、はがきやポストカード、圧着はがき、封書、OPP封筒使用の封書があります。
はがきとポストカードは手に取るだけで情報を目にしてもらいやすいので、ポピュラーです。圧着はがきは圧着部分を開くことで閲覧でき、はがきよりも多くの情報量を載せることができるメリットがあります。封筒よりも開きやすいので、読んでもらいやすいでしょう。
封書は、封筒にチラシやカタログ、新商品サンプルなどを封入する方法です。ロイヤリティの高い
お客さまに対して最適です。OPP封筒使用の封書は、透明や半透明のフィルム状の封筒を使用する封書で、チラシやカタログなどの封入物を封筒を開ける前からアピールしやすいのがメリットです。

DMでアプローチするメリット

DMでアプローチするメリットは何でしょうか。主に情報を伝えたいお客さまに対し直接アピールできる点、お客さまによって伝えたい情報を変更し、セグメントやパーソナライズが可能な点などがあります。

メールマガジン等Web系DMには出来ない「形状や素材」で他社との差別化が図れます。
まだまだコロナ禍において対面でのセールスが難しい中、非対面で直接アピール出来るDMは、その効果が改めて見直されています。

さらに、DMは行動喚起を促せる点もメリットです。DMに記載されているQRコードからWebページへアクセスしたり、DMに掲載されていた内容を踏まえて問い合わせや購入、来店などのアクションを起こしたりする行動につながれば、売上アップにも貢献します。

DMでアプローチするデメリット

一方で、DM でアプローチを行うデメリットもあります。

①DM が開封されずにそのまま破棄される可能性がある
開封率については後述しますが、DM は開封されずにそのまま破棄されることも多く、せっかく手間暇をかけて DM を企画して送付したとしても、反響がほとんどなかった、という結果になることもあります。もちろん工夫次第でDM の効果は全く異なってきますが、開封されずにそのまま破棄されている DM も数多く存在するでしょう。

②DM 作成に時間やコストがかかる

③住所や氏名といった個人情報を入手する必要がある
メールアドレスを知っているユーザーに対して、web 上でメール文面を作成するだけで送付できるメルマガなどの施策と比較すると、 DM は送付に必要な時間や情報が多くなってしまう特徴があります。加えて、DM の製作や印刷に時間とコストがかかる点や、 DM 送付のために住所や氏名といった個人情報や企業情報を取得する必要がある点も、DM でのアプローチと他の施策を比較した際のデメリットと言えるかと思います。

DM の一般的な効果

マーケティングや販促の施策としてDM を送る以上、開封や反響といったレスポンスについても、ある程度の基準を持って企画を進める必要があるかと思います。
一般社団法人日本ダイレクトメール協会が行った「DM メディア実態調査 2021 」によると、DM のレスポンスとして、79 %のユーザーが DM を開封し、21 %のユーザーがインターネットで検索したり、実際に店頭に出向いたりといった行動を起こしていたことがわかりました。
もちろん、母数となるユーザーの興味関心にマッチしたDM を送れば開封率は高まりますし、同じ DM でも特定の地域などにばらまく形で送付をすると、開封率は数%ほどに下がってしまう可能性も考えられますので、開封やその後の行動ユーザーを増やす為には、後述する効果的な DM を送るポイントをしっかりと抑えて送付することが重要となるかと思います。

効果的なDMを送るポイントとは

効果的なDMを送るためには、ポイントが必要です。主なポイントをご紹介します。

●目的に応じてターゲットを絞り込む
目的を明確にするのを大前提として、DMを送付するターゲットを絞り込むことが重要です。目的例としては、店舗への来店促進、WEBサイトへのアクセス誘導、問い合わせセンターへの連絡促進、オンラインでの商品やサービスの購入促進、知人への紹介誘導、資料請求・会員登録への誘導などが挙げられます。

●行動しやすい仕組みづくり
DMの目的とターゲットを定めたら、お客さまが思わず行動したくなるようなオファーを考えます。いかに行動喚起させるかが成果を出すポイントです。オファーの例として「DMを持参すれば購入代金から○%OFF」や「DMを見せると豪華特典をプレゼント」といったことが挙げられます。
DMそのもののデザインや体裁、はがきや封筒の素材、サイズ、キャッチコピー、文章表現など、
効果的なクリエイティブも重要です。

●最適なタイミングで送付する
DMを送付するタイミングは開封・閲読率やアクション率に影響を与えます。ターゲットのニーズをよく分析し、それに合わせたタイミングで送付することで、成果を出していくことが可能です。

2023.07.12

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