遠隔コミュニケーション

ウェアラブルデバイス「IoANeck™」
|IoA仮想テレポーテーション®

新型コロナウイルス感染流行をきっかけに、密集を回避する「新しい生活様式」への変容が進む中、博物館や企業のショールームなど、体験施設の運用方法の変更が迫られ、遠隔による施設案内・商談に対応できるサービスのニーズが高まっています。Web 会議システムやライブ配信などを用いた方式が模索されていますが、遠隔地のユーザーに現地ならではの体験を提供できるレベルに到達できていません。このような課題に対して、凸版印刷は簡単に遠隔体験サービスを導入できる「IoA 遠隔体験サービスパック」の提供を開始します。これは、自分がそこにいるかのような感覚で遠隔体験を可能にする「IoA 仮想テレポーテーション®」技術と、「IoANeck™」の製品版を組み合わせることで、これまでの対面接客の運用に近い形でのコミュニケーションが可能になりました。


ウェアラブルデバイスとは?

ウェアラブルデバイスとは、手首や腕、頭などに装着するコンピューターデバイスです。代表的なウェアラブルデバイスの例として、腕時計のように手首に装着するスマートウォッチ、あるいはメガネのように装着するスマートグラスが挙げられます。CPUやメモリなど、コンピューターを構成する部品の小型化が進んだことがウェアラブルデバイスの背景にあり、新たなコンピューターデバイスとして多くのメーカーにより開発が進められています。

ウェアラブルデバイスの用途は幅広く、受信したメールを読む、あるいはSNSに投稿されたメッセージをチェックするといったスマートフォンと同様の使い方のほか、ジョギングやスイミングなどといった運動を記録する、あるいは心拍や脈拍、睡眠時間などを捕捉して健康維持に役立てる、現実世界のモノに仮想空間の情報を重ね合わせて表示するなど、さまざまな領域での利用が考えられています。

「IoANeck™」製品版について

ウェアラブル端末の商用活用の事例として最もよく見かけるのは、医療・ヘルスケア分野と産業分野です。
医療分野主な事例では、腕時計型デバイスによる脈拍や体温等のリアルタイム計測とデータ蓄積による病気の早期発見、症状悪化の通知です。
産業分野ではゴーグル型のカメラデバイスによる、現場視察のオンライン化が進められています。特に海外拠点の生産物品質保持での活用が注目を浴びています。

凸版印刷では、ウェアラブルデバイスのリアルタイムに五感を共有できる特徴を、営業活動に活かせないかと考えました。

ウェアラブルデバイスを活用して、遠隔コミュニケーションをより円滑にできないか。 IoANeck™ はそんな発想から誕生した遠隔コミュニケーションツールです。
IoANeck™ は、送信側デバイスで見たものを、ウェアラブルデバイスを使用して遠隔地にいる受信側ユーザーが、リアルに体感できるツールです。
博物館や観光地を体感できるツールとしての需要の他、ビジネス目的だと工場などの現地視察、オフィス見学などに活用いただいております。
視界の共有だけでなく、遠隔地で見ている側から進行方向や視界の向きを指示できるので、双方向コミュニケーションを図りながら視察や商談を進められるのが大きなメリットです。

そんな遠隔コミュニケーションツールのIoANeck™ 。
ここではその詳細を一部ご紹介します。
より詳細をご覧になりたい場合は、お気軽にお問合せください。

① IoANeck™ 一台で複数拠点と繋がり、「新しい生活様式」に合わせた遠隔体験を実現
② 遠隔地のユーザーの意思をハプティクス(※1)を使って、分りやすく伝達
③ 連続した施設案内(90 分程度)の装着に耐えられるよう、人間工学に基づき筐体を設計

「IoANeck™」は、前面に搭載された端末から映像やさまざまなコンテンツの送受信が可能です。装着した人が見たり聞いたりしたものを、遠隔地にある画面を通じて臨場体験できるデバイスです。このデバイスはクラウドを介して、複数人がアクセスすることができます。また、装着部分に振動機構を搭載し、遠隔地で画面を見ている人が、コントローラーを通じて「IoANeck™」を振動させることで、進行方向や向きの指示を出すことができます。これにより、騒音下でもコミュニケーションを図ることができます。

※1 ハプティクス
利用者に触覚を主とした力、振動、動きなどを与えることで皮膚感覚フィードバックを得るユーザーインターフェース技術です。

IoANeck™ 外観

IoANeck™ の主な機能

「IoANeck™ 仮想テレポーテーション®パック」について

以下をサブスクリプション形式(月額制)で提供します。
① 遠隔体験用デバイスIoANeck™ 1台
② 遠隔体験用クラウド5 ユーザーアクセス権(配信1:視聴4)
③ 運用サポート・保守サービス ※ご契約内容に基づき提供をさせていただきます。

提供価格

IoA 遠隔体験サービスパック 提供価格

導入シーン・期待効果

ニュースリリース

2021.03.31

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