コラム

企業におけるeラーニングの活用
~メリットや課題、活用例など~

近年、様々な規模や業種の企業が社員教育・人材育成の目的で、eラーニングを導入・活用しています。
そこで、今回は企業がeラーニングを導入することで得られる効果やメリット、また活用面での課題と対策、実際の導入活用事例など、分かりやすくご紹介したいと思います。


■企業におけるeラーニングの導入効果

企業におけるeラーニングの導入は、効率的な社員教育を実現し、業務パフォーマンスの向上につながります。オンライン学習プラットフォームを活用することで、時間や場所にとらわれない柔軟な学習環境が提供され、社員のスキルアップが促進されます。

また、コスト削減効果も期待でき、従来の集合研修に比べると経済的です。さらに、進捗管理や評価も容易に行えるようになるため、教育の質を維持しつつ、組織全体の成長をサポートします。eラーニングの導入は、企業の競争力の強化に貢献すると言えます。

■eラーニングを活用してオンライン研修を行うメリット

企業がeラーニングを活用してオンライン研修を実施することにより、前述の効率化やコスト削減といったことはもちろん、教育の質の均一化といったメリットもあります。
共通化されたeラーニング教材を用いてオンライン研修を行うことで、より多くの社員に同じ内容を教育できるため、教育の質の均一化を実現できるのです。
また、様々な手配や進捗管理といった工数も削減できるため、実施・管理者側の業務負担を軽減できるという点も大きなメリットと言えるでしょう。

■企業のeラーニング導入・活用における課題

企業がeラーニングを導入・活用する際、よくある課題としては、従業員の意欲を引き出しにくい点があり、各自が自主的に進めていく形のため、進捗のばらつきが出てくる場合があります。

また、その他、よくある課題としては、主に下記のような点も挙げられます。

・教育効果が見えない
・実技を伴う項目を教えにくい
・教材づくりに手間とリソースが割けない

こうした課題を想定し、あらかじめ対策を把握・検討しておくことも重要になります。

■企業がeラーニングを導入する場合の費用検討のポイント

企業がeラーニングを導入する際には、費用検討も不可欠です。
初期導入コスト、運用費用、そして従業員の学習効果を考慮することが重要です。特に、カスタマイズ可能なプラットフォームやコンテンツの質、サポート体制が費用対効果に直結します。
また、長期的な視点でのROI(投資対効果)も見逃せません。
これらの要素を総合的に評価することで、最適なeラーニングを選ぶことが可能です。

ビジネスの成長につなげるため、導入にあたっては慎重な費用検討が求められます。

■ますます広がる企業のeラーニング活用

近年、企業におけるeラーニングの活用が急速に広がっています。例えば、金融業界や銀行業界においては、新入社員研修の一環としてeラーニングが導入されるケースが増加しています。

金融機関における新入社員研修は、専門知識の習得が求められるため、従来は長期にわたる集合研修が一般的でした。しかし、eラーニングの導入により、場所や時間にとらわれずに学習が可能となり、業務と研修の両立が容易になりました。これにより、新入社員は実務に早期に適応し、即戦力としての活躍が期待されます。

また、eラーニングは個々の学習ペースに合わせたカスタマイズが可能であり、理解度に応じたフォローアップも容易です。特に銀行業界では、法規制や商品知識のアップデートが頻繁に行われるため、最新情報をタイムリーに提供できるeラーニングの利点は大きいと言えます。

企業のeラーニング導入は、単なる研修手段の変革に留まらず、組織全体の教育体制を進化させる重要なステップとなります。金融業界や銀行業界における新入社員研修の効率化と質の向上を目指す企業にとって、eラーニングは今後ますます欠かせないツールとなるでしょう。

■企業の研修・教育に最適なeラーニングサービスのご紹介

企業が社員教育・研修に活用できるeラーニングとして、おすすめしたいのが、TOPPANの完全習得型デジタル教材「コア・ラーン」です。

コア・ラーンは、知識を確実に理解・定着させるのに有効なeラーニングサービスです。テストで誤答した場合、同じ問題ではなく”類題”が出題されます。単純な暗記で終わらせず、確実に理解しながら学習を進めることができます。また、忘却曲線に沿った考え方で、適切なタイミングで繰り返し復習を促す機能を備えており、知識の定着をサポートします。
学習コンテンツは、動画やスライド、テキスト、画像などが搭載でき、自社に合わせて柔軟に組み合わせることができます。

管理者は、各学習者の進捗状況や習熟度をリアルタイムで把握することができ、分析・フィードバックが可能です。一人ひとりの理解度、進捗度に寄り添い、知識の確実な習得を目指したいときにおすすめです。

お客様に合わせたオリジナルコンテンツを作成・利用できることはもちろん、「金融機関向け」「情報セキュリティ」「ITパスポート」等の高品質なプリセットコンテンツもご用意していますので、スピーディーにご利用を開始いただくことも可能です。
是非、ご検討ください。

■企業向けeラーニングサービス導入活用事例のご紹介

上記ご紹介したeラーニングサービス「コア・ラーン」は多くの企業で導入・ご活用いただいており、銀行や信用金庫等の金融機関における財務関連知識の習得、営業・販促部門におけるOJTと組み合わせた活用、印刷工場における専門知識の習得等、各種活用事例もご紹介しておりますので、下記ページにて詳細をご確認いただき、ご参考にしていただければと思います。

2024.10.08

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