患者説明業務支援サービス「DICTOR®」
医師の業務効率化へ。
患者説明用動画を、お手元ですぐに作成。

声と顔を一度登録するだけで、医師本人の姿で説明する動画をテキストから生成。術前説明・検査説明・入退院時の患者対応を効率化し、安心感のある医療説明を実現します。

患者説明業務支援サービス「DICTOR®」
医師の業務効率化へ。
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声と顔を一度登録するだけで、医師本人の姿で説明する動画をテキストから生成。術前説明・検査説明・入退院時の患者対応を効率化し、安心感のある医療説明を実現します。

医療現場でこんなご要望はございませんか?

医師一人当たりの説明業務件数が多く、業務負荷を軽減したい

患者さん・ご家族との情報共有を確実に行いたい

若手育成・教育現場にもっと時間を割きたい

医療現場での説明業務の課題とは

医療現場において「患者説明」は、インフォームドコンセントの確保に欠かせないプロセスであり、診療行為の一環として極めて重要です。しかし、限られた人員と時間のなかで、すべての患者に対して十分な説明を行うことは現場の大きな負担となっています。特に、高度化・多様化する医療行為、家族説明の必要性、外国人患者への対応など、説明業務の負荷は年々増しています。
トッパンは、こうした現場の課題に対し、北海道大学病院との共同研究を通じて、説明業務の質と効率を両立するWebアプリケーション「DICTOR®(ディクター)」を開発しました。本記事では、DICTORがどのように医療機関の説明業務を支援し、医師の働き方改革や医療DXの推進に貢献するかをご紹介します。

インフォームドコンセントに求められる丁寧さと精度

インフォームドコンセントは、患者が診療内容を理解し、納得して治療に臨むために必要不可欠なステップです。医師は説明責任を果たすため、患者の理解度や不安にも配慮しながら丁寧な説明を行うことが求められます。


属人化と時間的負担

現場では、医師や看護師による説明の内容や方法にはばらつきがあり、属人性が避けられません。同じ内容を複数回説明する必要がある場面も多く、医療従事者の時間的負担は年々深刻化しています。


外国人患者や家族説明の難しさ

外国人患者の受診増加に伴い、説明内容の多言語対応や文化的配慮も必要です。患者本人だけでなく、家族への説明も求められる場面では、さらなる時間と労力が必要となります。

医療DXがもたらす「説明業務」変革の可能性

医療現場では近年、診療の質向上や業務効率化を目的としたDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みが広がっています。電子カルテやオンライン診療の導入に加え、業務の一部をデジタル技術で支援・標準化する流れが加速しており、患者対応の場面にもその波が及んでいます。

DICTOR®の基本機能

なかでも、患者説明に関する業務は属人性が高く、実施のタイミングや表現方法が医療従事者ごとに異なるケースが少なくありません。また、説明内容の多さや繰り返し対応が求められる場面も多く、限られた人員と時間のなかで対応することは現場の負担となってきました。

こうした背景を踏まえ、説明業務の標準化・効率化を図るために、事前説明の動画化や説明内容の記録整備といった手法が注目されています。あらかじめ共通の内容を整理・保存しておくことで、説明の質を一定に保ちつつ、業務の負荷を軽減することが可能になります。
また、患者側にとっても、わかりやすい説明を自身のタイミングで繰り返し確認できる環境が整うことで、理解度の向上や不安の軽減につながることが期待されます。医療機関にとっては、信頼関係の構築や満足度向上にもつながる重要な取り組みの一つといえるでしょう。

北海道大学病院の導入事例と実証効果

北海道大学病院で行われた実証結果をご紹介します。

麻酔科
麻酔説明動画についての意見集約
麻酔説明は通常、麻酔医と患者の面識がないなかで実施されますが、デジタルクローンによる説明について、およそ9割(89名)の患者から「麻酔医への親近感がわいた」「麻酔の理解が深まった」「他の施設でも同様の説明動画が欲しい」との意見が得られました。

医療現場
入退院センター
動画導入で「対面説明時間40%削減」を実証
説明動画なし183名と説明動画あり151名の使用調査(計334名)では、説明動画の導入により患者待ち時間が約4分、対面説明時間(対面着座業務時間)が40%短縮。対面着座時にデジタルクローンによる説明動画を視聴してもらい、その間に他の事務作業を行うといった運用上の工夫も見られ、時短以上の効果を確認しました。 患者ケア、教育現場

「DICTOR®」の特徴

1
アプリ不要、Web完結のシンプル導入 DICTORは、アプリのインストールや特別な機材は不要。Webブラウザだけで、説明動画の作成から配信までを完結できる医療向け説明支援ツールです。初回に医師やスタッフの顔動画と音声を登録するだけで、その後はテキスト入力により本人の声と顔で説明する動画が簡単に作成できます。また診療科ごとの導入はもちろん、施設の規模を問わず、小規模なクリニックから大規模病院まで柔軟にご対応可能です。

DICTORは、アプリのインストールや特別な機材は不要。Webブラウザだけで、説明動画の作成から配信までを完結できる医療向け説明支援ツールです。初回に医師やスタッフの顔動画と音声を登録するだけで、その後はテキスト入力により本人の声と顔で説明する動画が簡単に作成できます。また診療科ごとの導入はもちろん、施設の規模を問わず、小規模なクリニックから大規模病院まで柔軟にご対応可能です。

2
本人の顔と声で伝える、医療従事者の“デジタルクローン”による説明 DICTOR最大の特徴は、医師や看護師本人の顔と声を用いた動画説明ができる点です。テキストや画像を入力するだけで、まるで本人が話しているかのような自然な説明動画が完成します。患者にとっては「誰が話しているのか」が見えることで、より安心感と信頼感が高まり、説明の理解度も向上します。

DICTOR最大の特徴は、医師や看護師本人の顔と声を用いた動画説明ができる点です。テキストや画像を入力するだけで、まるで本人が話しているかのような自然な説明動画が完成します。患者にとっては「誰が話しているのか」が見えることで、より安心感と信頼感が高まり、説明の理解度も向上します。

3
簡単操作でテキストから動画を作成・更新 動画の作成は、定型文の選択または自由入力で行い、作成後の修正も柔軟。医療情報の変更や法改正があっても、テキストを打ち変えるだけで対応可能です。動画編集スキルは不要で、現場のITリテラシーに左右されない運用が可能です。

動画の作成は、定型文の選択または自由入力で行い、作成後の修正も柔軟。医療情報の変更や法改正があっても、テキストを打ち変えるだけで対応可能です。動画編集スキルは不要で、現場のITリテラシーに左右されない運用が可能です。

4
多言語対応で外国人患者への対応も強化 英語・中国語・韓国語に対応しており、多言語での説明動画を作成可能です。外国人患者への対応が求められる医療機関でも、スムーズかつ信頼性の高い説明を提供できます。

英語・中国語・韓国語に対応しており、多言語での説明動画を作成可能です。外国人患者への対応が求められる医療機関でも、スムーズかつ信頼性の高い説明を提供できます。

ご利用シーン

  • ICによる患者説明の補助

    説明の定型部分を事前に視聴。対面説明時間を短縮するとともに、質疑応答の深度を高め、より充実したコミュニケーションへ。
    麻酔説明、病状説明、術式説明、輸血説明、臨床研究・治験、血液・画像検査等。
    定型の説明から、個別性の高い分野まで、動画をカスタマイズしたり組み合わせたりして視聴してもらうことで広くカバーします。

  • 入院・検査前後の患者説明

    検査の流れや注意点を分かりやすく説明。説明項目の多い入退院案内にも対応可能です。入退院説明、クリニカルパス説明、他科受診説明、患者家族手続き説明、休薬指示等。直接医療行為に関わらない分野でも、説明は多岐にわたります。患者さん、またそのご家族がスムーズに手続きを行ったり来院通院、入院生活を送ったりできるようDICTORがサポートします。

  • 院内教育・指導

    研修医や医学生向けの教育コンテンツ作成にDICTORを活用。内容の均一化を図り、院内教育をサポートします。また、院内スタッフへの説明では入職オリエンテーションや新システムの使い方を動画化。ルールやマニュアルを動画にすることで、業務の標準化を推進します。

  

説明業務の質と効率の両立に向けて
─ DICTORによる支援のご提案 —

DICTORは、単なる動画作成ツールではなく、医療現場における説明業務全体のデジタルシフトを支援するソリューションです。患者説明を支援する新しい医療DXツールとして、説明品質の向上と業務の効率化を後押しすることを目指しています。
説明の標準化・記録化・共有を可能にする設計により、医師やスタッフの負担を軽減しながら、説明の質と量の両立を目指した体制づくりをサポートします。
Web完結型で導入しやすく、医師の働き方改革や患者満足度の向上にもつながる選択肢の一つとして、皆さまにご活用いただければ幸いです。
導入やご相談をご検討中の医療機関様は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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