コラム

SNSプロモーションとは?メリットから課題の解決策まで一挙解説!

SNSを使用して商品やサービスの認知拡大や新たな顧客層を獲得するためにプロモーションを行う方法は、近年、多くの企業が取り入れています。しかし、取り組みながらもなかなか効果が上がらないとお悩みの方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、SNSプロモーションのメリットから効果が上がらないときの課題別の解決策をご紹介します。


SNSプロモーションとは?普及の背景をご紹介

SNSプロモーションとは、SNSを活用して商材の認知や販売促進を行うことをいいます。
近年、よく利用されるSNSには、X(旧Twitter)、Instagram、LINE、TikTokなどがあり、各企業がさまざまな趣向をこらして取り組んでいます。
例えば、自社商品・サービスの認知拡大やブランディング、新たなフォロワー獲得による見込み顧客の獲得など、さまざまな目的で広告配信やキャンペーンの実施、自社アカウント運用などが行われています。

こうしたSNSプロモーションが普及している背景には、SNSユーザーの拡大が大きく関係していると考えられています。総務省が令和5年5月に公表した「令和4年通信利用動向調査」によると、SNSを利用している割合は全体の80.0%で、令和3年の78.7%からやや増加しました。
年齢別にみると13~19歳の利用割合が一番高く、全体の92.0%がSNSを利用しています。次いで20~29歳の91.7%となりました。また70~79歳の利用割合は63.9%と、年々増加しています。

このようにSNSは幅広い年齢層のユーザーに活用されており、年々利用率が上がっていることが、企業プロモーションへの活用が進んでいることに関係していると考えられます。


SNSプロモーションのメリット

SNSプロモーションには、さまざまなメリットが期待できます。具体的にどのようなメリットがあるのか、確認しておきましょう。

ユーザーに直接リーチしやすくリアクションも直に得られる

SNSの大きな特徴は、ホームページやWEB広告と比べてユーザーと直接コミュニケーションが取りやすいという点にあります。またリアルタイムに交流できることもあります。それにより、直接リーチしやすい点や、リアクションを直接感じやすい点は、マーケティング実施側としては大変参考になります。また、ポジティブ・ネガティブ両方のリアクションを活かし、次なる施策や商品開発に活かしていくことも可能です。

高い拡散力を見込める

SNSによっては、コメントやシェアなどの拡散機能が備わっているため、一般的なWEB広告よりも高い拡散力が期待できます。WEB広告やホームページなどの複数の方法と併わせてSNSを活用することで、大きな成果につながると考えられます。

WEB広告を見ないユーザーへの認知向上

SNSを用いて情報発信することで、普段からWEB広告をあまり見ないユーザー層に対してもアプローチでき、商品・サービスやブランドなどの認知度向上が期待できます。

ターゲティングが容易

SNSの企業アカウントでは、ターゲットを絞って広告配信が行えるなど、ターゲティングが容易に行えるメリットがあります。なぜならSNSのユーザーアカウントには年代や居住地、趣味嗜好などのプライベートな特徴が詰まっているためです。さらに、ユーザーがフォローしているアカウントや検索履歴などからも、ユーザー像が明確になります。プロモーション策定時にもターゲティングを確実に行うことで、伝えたい相手にピンポイントで情報を伝えやすくなるでしょう。

比較的、安価に行えるプロモーション手法

SNSは、比較的、他の広告と比較して低コストで施策を実施できるのもメリットです。特にテレビ広告やラジオ広告などの従来の広告形態は、多額の費用がかかりますが、SNSのアカウント自体は無料で開設できますし、施策によっては高い効果を生み出します。うまく運用すればコストパフォーマンスの良い手法となるでしょう。


ケース別課題解決策

SNSプロモーションで効果が出ない!ケース別課題解決策

SNSプロモーションは多数のメリットがある一方で、実施しながら効果が出ないといった課題は随時、生じるものです。よくある課題と、ケース別の解決策をご紹介します。

【ケース1】フォロワー数が伸びない

SNSで自社アカウントを運用していても、なかなかフォロワー数が伸びないというケースです。

これにはさまざまな要因が考えられます。この場合、どういう理由でユーザーがフォローするに至っていないかを知ることが先決です。そもそもSNSの自社アカウントへアクセスがないのか、アクセスはあってもコンテンツの質が見合っていないため興味関心がわかないのか、更新頻度が低いためフォローして継続的にアカウントをチェックしようという意欲がわかないのか、など理由はさまざまに考えられます。それぞれの要因に対して、対策を取りましょう。

解決策 
・導線を増やす、アカウントの認知拡大を行う
アクセスがない場合、まずはSNSアカウントの認知拡大や誘導を行うことが必要です。商品パッケージやホームページ、プレスリリースなどでSNSアカウントの存在を知らせたり、ホームページやECサイトに直接SNSアカウントへのリンクを張って誘導したりするなどの方法が考えられます。

・ターゲットの嗜好性をよく調査し、好まれるコンテンツを制作する
コンテンツが見合っていない場合、フォローしてほしいターゲットユーザーを細かく分析し、有益なコンテンツを投稿、発信することが重要です。例えば、若者層であれば流行のネタ、主婦層であれば家事や育児に役立つネタなどが考えられます。また、漫画やイラストを取り入れて気軽に面白く読めるコンテンツも、「フォローして見たくなる」コンテンツとなり得るのでおすすめです。

・更新頻度を高める
更新頻度が低い場合、更新頻度を高めるために人員を増やす、SNS運用代行会社やコンテンツ制作会社に依頼するといった方法も考えられます。

【ケース2】商品の売上やサービスの契約数アップにつながらない

SNSで多くのフォロワーを獲得し、反響も多い一方で、商品の売上やサービスの契約数アップに直接つながっていないケースです。

解決策 
・売上につながるコンテンツを作る
解決策としては、売上につながるコンテンツを作ることが一案です。例えば、インフルエンサーを起用し、商品を体験したエピソードをプライベート感のある写真や漫画などで面白く投稿したり、体験した感想を投稿してもらうキャンペーンを実施したりすることが考えられます。

・ECサイトへ誘導する
SNSの中には、外部へのリンクを張ることができるものもあるため、ECサイトや商品紹介ページなどに直接誘導する方法も考えられます。その場合、「手に入るのは今だけ! オンラインショップはこちら→リンク先」など、気になる誘導文言を付けると効果的といえます。

・ECサイト向けの機能を利用する
例えばInstagramでは、投稿からECサイトへ直接遷移させそのまま購買につなげることができる機能があります。ユーザーがInstagramで商品を見つけ、気になったらECサイトへ遷移して商品を購入するまでの導線を作ることが可能です。

【ケース3】インフルエンサーを活かす方法がわからない

インフルエンサーに協力してもらい、SNSにおいてユーザーを惹きつけることはよく行われており、有効な方法といえます。しかしなかなか成果につながっていかない課題はよくあります。成果とは、売上アップや、フォロワー数増加、ECサイトへのアクセス数増加などの目に見える効果のことを指します。これらがインフルエンサーマーケティングによって得られないという課題です。

解決策 
・フォロワー層と商品のミスマッチをなくす
売上につながらない理由として考えられるのは、インフルエンサーのフォロワー層と商品とのミスマッチです。いくらフォロワー数が多く、影響力の大きいインフルエンサーを起用しても、自社商品をあまり欲しいと思わない層が多ければ成果につながりません。
起用するインフルエンサーのフォロワー属性や嗜好をよく分析し、マッチするかどうかを見極めることが肝心です。

・インフルエンサーと投稿内容の認識をよくすり合わせる
インフルエンサーにイメージ通りの投稿をしてもらうために、投稿内容の認識をよくすり合わせておくことが重要です。


まとめ

SNSプロモーションは、大きな効果が期待できる手法です。一方で課題が生まれることもあるため、適切に解決していくことが重要です。

TOPPANでは、SNSプロモーションのお手伝いをさせていただくサービスを複数ご提供しております。例えば、複数のSNS漫画家の中からご選定いただき、SNS漫画を制作するサービス「SNSマンガプロモーション」や、SNS運用代行、SNSキャンペーンなどをご提供する「ソーシャルメディアマーケティングサービス」がございます。

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2023.10.03

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