販促キャンペーン事例を種類別に8つご紹介!
実施の目的や成功ポイントも解説
「販促キャンペーンのアイデアに困っている」
「販促キャンペーンの成功事例を知りたい」
などの課題を抱えている方もいるのではないでしょうか。
販促キャンペーンを企画する際には、ユーザーの興味を引くことが重要になるため、幅広い選択肢の中から、最適な手法を選びたいものです。
今回は、販促キャンペーンの概要から目的、種類別の成功事例、成功のポイントまで、販促キャンペーンの企画立案や実施に役立つ情報を解説しています。ぜひお役立てください。
<目次>
1.販促キャンペーンとは?目的を解説
2.販促キャンペーンの種類別の成功事例
3.販促キャンペーンの成功ポイント
4.まとめ
1.販促キャンペーンとは?目的を解説
販促キャンペーンとは、商品・サービスの売上拡大や新規顧客獲得などの販売促進を目的として、期間限定のイベントやプロモーションを行うマーケティング施策の一種です。近年はオンラインでの販促キャンペーンが定着しており、常時、様々な企業が実施しています。
●販促キャンペーンの主な目的
販促キャンペーンの主な目的には、次のものがあります。
・自社商品の販売促進・売上拡大
・商品・ブランドの認知度向上
・顧客体験価値の提供
販促キャンペーンであることから、どの場合も自社商品やサービスの販売促進や売上拡大の目的がベースとなるでしょう。また認知度向上や顧客に価値のある体験を提供することも主な目的といえます。
2.販促キャンペーンの種類別の成功事例

販促キャンペーンの種類別に成功事例をご紹介します。
(1)レシートキャンペーン
レシートキャンペーンとは、商品を購入したレシートを撮影した写真をWebフォームやLINEなどに添付して応募してもらう手法です。
ある飲食チェーン店は、期間限定メニューの購入レシートを撮影して公式XのDMに送信して応募すると、抽選でオリジナルの皿をプレゼントするキャンペーンを実施しました。応募・当落確認共に公式X上で手軽に確認できるようにし、応募のハードルを下げています。
(2)キャッシュバックキャンペーン
キャッシュバックキャンペーンとは、一定の条件のもと、消費者に購入金額の全部または一部を返金する手法です。
ある生活用品メーカーは、洗剤を購入後、その効果に満足しなかった場合に700円を上限として返金するキャンペーンを実施しました。応募方法はハガキとWebフォームの両方を設け、「ご満足いただけなかった理由」をアンケート形式で記入してもらう形を取り、改善にも役立てています。
(3)クレジットカード利用キャンペーン
クレジットカード利用キャンペーンとは、クレジットカード決済を促進するキャンペーンです。
ある百貨店は、自店舗のクレジットカードの決済促進のために、5,000円以上のクレジットカード決済利用によるレシートを撮影し、応募フォームから応募することで、その場でスロット抽選が行われるキャンペーンを実施しました。クレジット決済促進と共に集客や客単価アップにもつなげています。
(4)シリアルキャンペーン
シリアルキャンペーンとは、商品に貼付されているシールなどに印刷されたシリアルナンバーを購買証明として、応募・抽選を行う手法です。
ある食品メーカーは、商品貼付シールのシリアルナンバーを指定のWebサイトに入力するとその場で抽選結果がわかるキャンペーンを実施しました。手軽に応募できる仕組みづくりが成功のポイントとなりました。
(5)来店促進キャンペーン
来店促進キャンペーンとは、実店舗への来店促進を目的としたキャンペーンです。
ある美容室は、リピーター創出を目的に、2回目の来店を促すための次回来店時に使えるレシートクーポンを発券する施策を実施しました。このキャンペーンを実施した店舗は、未実施傳保店舗と比べて再来店率10%アップの成果を出しています。
(6)アプリ利用促進キャンペーン
アプリ利用促進キャンペーンとは、SNSなどのアプリの利用を促進し、自社公式アカウントフォローなどを促す手法です。
あるベビー用品ブランドは、LINEインスタントウィンキャンペーンを実施しました。LINEの公式アカウントに友だち追加した後、プレゼントが当たるくじを引けるもので、その場で当選結果がわかるようにしました。友だち追加を促すほか、1日1回チャレンジできるため、ユーザー定着も期待できます。
(7)SNSフォロワー限定キャンペーン
SNSフォロワー限定キャンペーンとは、自社のSNS公式アカウントのフォロワー限定で実施するキャンペーンです。
ある食品メーカーは、Instagramの公式アカウントをフォローし、コメント機能から応募し、DMで届くアンケートに回答すると当選確率がアップするフォロワー限定キャンペーンを実施しました。チャットボットによる即時抽選で参加ハードルを下げています。
(8)コンテスト型キャンペーン
コンテスト型キャンペーンとは、写真や作品などを応募してもらい、審査を行って入賞者を決め、賞品をプレゼントするコンテストを伴うキャンペーンです。
ある写真プリントサービス企業は、InstagramとXでフォロワー向けに写真とエピソードを投稿するコンテスト型キャンペーンを実施しました。後日、Webサイト上で入賞者を発表し、賞品をプレゼントする流れにしました。参加型のキャンペーンによりユーザーの積極性を引き出し、ブランドへの愛着やロイヤリティ醸成に寄与しています。
3.販促キャンペーンの成功ポイント

販促キャンペーンを成功させるためには、次のポイントを押さえることが重要です。
●目的とターゲットの明確化
目的とターゲットが曖昧なままだと期待する効果が得られずに終わってしまうことが多いです。まず販促キャンペーンの目的とターゲットを明確にしましょう。自社の持つどのような課題を解決するのかをはっきりさせ、ターゲットに対してどのような訴求を行うのかを決めていきます。例えば、認知度拡大であれば既存顧客ではなく一般消費者がターゲットになります。
●ターゲットにとっての魅力的なインセンティブ設計
目的を達成するために、どのような魅力のある特典を用意すべきかを検討します。ターゲットにとって魅力のある設計を行いましょう。
●応募のハードルを極力下げる
できるだけ多くの人に参加してもらうために、キャンペーンを設計する際に、応募までのハードルを極力下げることを念頭に置くことが大切です。SNSで手軽に応募できる、シェアするだけなど手間を削減しましょう。
●期間限定を効果的に活用する
販促キャンペーンの特徴として、「期間限定」という点が挙げられます。応募期間を1ヶ月などに設定して緊急感を与えることで、ユーザーの参加を促します。
●店舗とオンラインを連動させる
レシートキャンペーンなどの店舗で購入する体験を通じてオンラインでの応募が可能になるなどのオフラインとオンラインの連動施策は、より応募のハードルを下げることにつながります。
●効果測定を実施する
販促キャンペーンを実施した後は、必ず効果測定を行い、期待した効果が得られなかった際には、原因を突き止め、次回の施策の際に改善策として活かすことがポイントです。この効果測定と改善を繰り返すことで、販促キャンペーンの最適化が可能になります。
4.まとめ
販促キャンペーンは、販売促進、売上アップに有効な施策ですが、様々な種類があることから、最適な手法を選ぶことが大切です。
またキャンペーン実施の際には目的とターゲットの明確化や魅力的なインセンティブ設計などに加えて、効果測定の体制をしっかりと整えておくことで、成果を高めることが可能です。
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2025.09.08