パフォーマンスマーケティングサービス コラム

インスタントウィンの成功事例5選!
効果的なキャンペーンのポイントとは?

インスタントウィンキャンペーンを企画する際、自社に適した仕組みでより成果を出すためにはどのような点を考慮すればよいのでしょうか。今回はインスタントウィンキャンペーンの成功事例とともに、効果的なキャンペーンにするためのポイントを解説します。
 


インスタントウィンキャンペーンとは?

まずはインスタントウィンキャンペーンの概要を確認していきましょう。
 

インスタントウィンとは?

インスタントウィンとは、抽選したその場ですぐに当選か落選かがわかる懸賞システムの一種です。

アイスキャンディーの棒についていた「あたり」や「はずれ」もインスタントウィンの一種です。その他にも、キャンペーンサイトでのシリアルナンバーをPCやスマートフォンの専用応募サイトから入力することで景品が当たるという形式もインスタントウィンキャンペーンです。
 

インスタントウィンキャンペーンのメリット

近年、特にSNSを通じてインスタントウィンキャンペーンが活発に行われており、さまざまなメリットが期待できます。例えば、集客やSNS投稿の拡散、SNSにおけるフォロワー増加、新規顧客開拓、既存顧客のファン化のほか、抽選や当選通知の工数削減などが挙げられます。

インスタントウィンの基礎知識については、以下の記事で詳しく解説していますので、合わせて確認しておきましょう。


インスタントウィンキャンペーンの成功事例5選

インスタントウィンを取り入れたキャンペーン事例を5つご紹介します。キャンペーンを成功に導くための企画や運用方法について学んでいきましょう。
 

成功事例1.コンビニエンスストアのケース

あるコンビニエンスストアは、新CMのWeb公開記念に合わせ、コンビニ店舗で使える「QUOカードPay」というデジタルギフトが当たるキャンペーンをX(旧Twitter)上で実施しました。1,000名にQUOカードPay100円分をプレゼントするフォロー&リツイートキャンペーンです。

キャンペーン応募の流れとして、まず利用者は公式アカウントをフォローし、キャンペーン投稿をリツイートします。その後、動画の概要欄にある応募URLから応募することで抽選結果がすぐに得られる仕組みです。

このキャンペーンを繰り返し行うことで、フォロワー増加や認知度アップに成功しています。さらに動画概要欄に応募URLを添付することで、動画視聴を促し、動画のエンゲージメント向上の効果を狙いました。
 

成功事例2.ハンバーガーチェーンのケース

あるハンバーガーチェーンは、公式アプリの認知拡大を目的とし、人気のバーガー商品の半額クーポンを1,000名にプレゼントするインスタントウィンキャンペーンをX(旧Twitter)上で実施しました。

利用者は公式アカウントをフォローし、キャンペーン投稿を指定の時間までリツイートします。すると結果がすぐ届き、当選すれば半額クーポンが獲得できます。

人気の高いバーガーが半額で食べられることに多くの人々の興味関心を惹きつけ、インスタントウィンにすることで応募ハードルを下げたことから、9日間に1,000万回を超えるインプレッション(表示回数)を獲得しました。

抽選結果の見せ方に工夫が効いている一例といえます。このキャンペーンの目的は公式アプリの認知拡大であるため、動画で公式アプリについての情報を伝えながら、後半で抽選結果を発表する形式をとっていました。
 

成功事例3.家計簿アプリ企業のケース

ある家計簿アプリを開発・提供する企業は、Xキャンペーンにおいてインスタントウィンを取り入れました。フォロー&リツイートキャンペーンとし、公式アカウントをフォローして投稿をリツイートしてもらった後、指定URLにアクセスしてもらい、抽選結果がわかるようになっています。

投稿では「総額220万円が当たる」というキャッチコピーを取り入れたことやインスタントウィンの採用によって16万インプレッションに迫る数値を叩き出しました。
 

成功事例4.食品メーカーの場合

ある食品メーカーは、プロ野球球団とコラボしてキャンペーンを実施しました。ターゲットはプロ野球チームが好きなユーザーで、抽選で9名に選手サイン入りユニフォームをプレゼントしました。

投稿をフォローし、複数のハッシュタグの中から選んでツイートすることで、結果がすぐにリプライで届く仕組みです。ハッシュタグ投稿を参加条件に入れることで、ハッシュタグの拡散などを狙っていました。

これにより、コラボによる新規ユーザーの獲得にもつながり、商品や企業名の認知拡大に成功しました。
 

成功事例5.飲料メーカーの場合

ある飲料メーカーは、コーヒー商品のインスタントウィンキャンペーンを実施しました。

利用者は該当商品を購入し、商品についているシリアルナンバーを指定のWEBサイトに入力します。欲しい商品を選んでゲームに挑戦した後、その場で抽選結果がわかるという仕組みです。

この事例は、ゲームの後に抽選結果が得られる仕組みにした点に特徴があります。さらに、シリアルナンバーというデジタルインセンティブを取り入れることで、多数の応募者を募ることができました。


効果的なインスタントウィンキャンペーンを開催するポイント

上述の成功事例から、効果的なインスタントウィンキャンペーンを開催するためのポイントを確認していきましょう。
 

商品貼付のデジタルインセンティブによる実施

商品に貼付したシリアルナンバーなどのデジタルインセンティブによるキャンペーンの実施は、有効な取り組みの一つです。商品の購買を促せるほか、多くの応募者を募ることができる、一石二鳥のキャンペーンといえます。
 

集客以外の目的も合わせて設定する

成功事例の中には、ただ集客する目的だけでなく、アプリの認知拡大や動画エンゲージメントの向上などの集客以外の目的も合わせて設定している例がありました。このように、インスタントウィンキャンペーンは参加のハードルが低いことから、集客の先にある目的を設定することで、キャンペーン効果の幅が広がります。
 

応募者を惹きつけるアピールも重要

キャンペーンのSNS投稿に応募者を惹きつける魅力的なメッセージやキャッチコピーを掲載することもポイントといえます。

キャンペーンを知らないユーザーに取ってもらいたい最初の行動は、キャンペーンに関する投稿や情報の「クリック」です。日常的に触れるような情報の中で、ユーザーの興味をかきたて、思わずクリックしたくなるようなコミュニケーションが重要です。
 

キャンペーン実施の手間と時間を大幅に削減するシステムを利用する

キャンペーンを実施する際に、抽選作業や景品発送等を外注してくれる企業やキャンペーン運用管理システムなどを活用して、キャンペーン業務の効率化を目指すことも重要です。

キャンペーンで取り扱うデータ量や運用にかかる工数は規模に比例して多くなり、ミスも発生しやすくなります。自社内だけ、かつ手作業では、運用負荷が大きく、再現性のある運用体制とはいえません。システムを活用して作業を自動化したり、一部の工程を外注企業に依頼したりすることで、自社が取り組むべき点にだけリソースを投下し、安定したキャンペーン運営を実現できるようにしましょう。


まとめ

インスタントウィンキャンペーンの事例を5つご紹介しました。どれも成功につながった事例であるため、その要因となった取り組みを抽出し、自社でインスタントウィンキャンペーンを実行する際の参考にしてみてください。

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2024.04.15

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