インスタントウィンとは?
仕組みやメリット、手順まで総まとめ
最近、キャンペーンに関係したインスタントウィンという言葉をよく耳にするようになり、キャンペーンとしての導入を検討されたことがあるかもしれません。そもそもインスタントウィンとはどのような意味があるのか、またどのようなメリットがあるのでしょうか。
本記事は、インスタントウィンキャンペーンの概要からメリット、事例をご紹介します。
インスタントウィンとは?
まずはインスタントウィンの概要をご紹介します。
インスタントウィンとは「すぐに結果が分かる懸賞システム」
インスタントウィンとは、抽選したその場で「当選」か「落選」かがわかる懸賞システムのことを指します。特徴として、その場ですぐに当落がわかることから利用者が手軽に参加できたり、購買促進につながったり、SNSの公式アカウントの拡散力を高める効果が期待できます。
インスタントウィンを採用したキャンペーンの例
インスタントウィンは新しいキャンペーン手法ではありません。実は古くから行われてきました。その代表がアイスキャンディーの棒や、菓子の購入時にもらえるスクラッチカードなどです。
アイスキャンディーを食べ終わった後、棒に「あたり」と書いてあれば、何らかの景品が当たるか、無料でアイスキャンディー1本と引き換えができます。また菓子の袋の中に同封されているスクラッチカードをこすって「あたり」の文字が出てくれば、景品が当たるといったものもあります。
また、キャンペーンサイトでシリアルナンバーを表示しておき、PCやスマートフォンの専用応募サイトからそのシリアルナンバーを入力して応募する方式のインスタントウィンキャンペーンもあります。
近年はSNSが用いられることが多く、商品に貼付されているQRコードをスマートフォンで読み取ってSNSのキャンペーン投稿を通じて応募することで、即時抽選を行えるようなタイプがあります。
インスタントウィンの種類
インスタントウィンには、仕組みの違いによって以下の3種類があります。
・オートリプライ型
オートリプライ型とは自動でSNSのリプライ(返事)が応募者に届き、当落通知を行う方式です。人がメッセージやメールを送信するのではなく、システムで自動的に行う仕組みであることから、インスタントウィンならではの即時性が実現できます。
・オートDM型
SNSでインスタントウィンキャンペーンを行う際には、オートDM型もあります。これは応募した後にリプライはなく、当選者のみ、その場でDM(ダイレクトメッセージ)が送られてくる仕組みです。
・ログイン認証型
ログイン認証型とは、SNSで応募した後もリプライはなく、専用のウェブサイトに応募者がログインして認証を受けた後に当落画面が表示される仕組みです。
インスタントウィンキャンペーンのメリット
インスタントウィンキャンペーンのメリットを利用者と主催者それぞれで見ていきましょう。
利用者のメリット
・すぐに当落結果が出る
利用者にとっては、すぐに当落結果が出るというメリットがあります。抽選結果を待っている間は、待ち遠しかったり、そのキャンペーン応募への意欲が低下しまったりすることもあります。そうした中、すぐに結果がわかるというのは、端的でキャンペーンの応募ハードルを下げてくれます。
・気軽に参加しやすい
気軽に参加しやすいのもメリットといえます。自動で当落がわかるため、初めから終わりまで人と接点を持つことなく参加できます。
・面白い企画が多く楽しめる
インスタントウィンキャンペーンは個性的で工夫された面白い企画で実施されることも多いため、利用者にとってはいつもの購買行動の楽しみをプラスすることができるでしょう。
主催者のメリット
・参加のハードルが低いため多くの応募者を募ることができる
主催側にとっては、利用者が参加するハードルが低いことから、多くの応募者を募ることができるというメリットがあります。
・SNSキャンペーンの場合はフォロワー増加に
SNSを活用するインスタントウィンキャンペーンの場合は、自然と拡散したり、フォロワーが集まったりすることで認知拡大につながります。
・新規顧客開拓・既存顧客のファン化が見込める
参加ハードルが低く、当選者には景品をプレゼントできることから、新たに興味を持ってくれた新規顧客の開拓や、既存顧客のファン化が見込めます。
・抽選や当選通知の工数を削減できる
一般的なキャンペーンは、応募の締め切り後に抽選作業を行い、当選者には当選通知や景品の送付などを行う必要があります。インスタントウィンキャンペーンの場合は、それらの一連の作業が不要であるため、工数の削減につながります。
インスタントウィンキャンペーンの流れ
インスタントウィンを採用したログイン認証型のXキャンペーンの流れを通じて、キャンペーンがどのような流れで進んでいくのかを確認しておきましょう。
●利用者側
1.企業の公式アカウントをフォローして、キャンペーンツイートにリツイート
2.抽選ページにアクセスしてログイン・認証
3.抽選結果を見る
4.DMでクーポンが届く
●主催者側
1.インスタントウィンツール上でキャンペーンツイートを予約設定
2.抽選ページを設定
3.設定した時刻に自動でツイートされ、利用者に応募方法を案内
4.利用者が抽選ページから応募
5.利用者が入力した情報から当選者を自動決定
6.当選者には、DMでクーポンを自動送付
このように、インスタントウィンキャンペーンはツールによって自動化されていることが多く、利用者側も主催者側もスピーディーかつスムーズに進めていくことができます。
インスタントウィンの事例
インスタントウィンのキャンペーン事例を一つご紹介します。
大手飲料メーカーのインスタントウィン事例
ある大手飲料メーカーは、対象商品のコーヒーを指定したインスタントウィンキャンペーンを実施しました。利用者は、対象商品を購入したら、商品についているシリアルナンバーを指定のWEBサイトに入力します。そのWEBサイトにて欲しい商品を選択するとゲームに挑戦でき、その場で抽選結果がわかります。
対象商品の購入が応募条件となるため、購買促進につながるだけではなく、シリアルナンバーをデジタルインセンティブとして用意したことで、応募者を多数募ることができました。商品を必ず購入する必要があるという仕組みにしたことや、デジタルインセンティブをつけたこと、その場で抽選結果がわかるというインスタントウィンの要素を取り入れたことなど、応募者を惹きつける要素が多い好例といえます。
インスタントウィンの事例をさらに詳しく知りたいという方は、インスタントウィンの成功事例を複数紹介している以下の記事も合わせてご覧ください。
まとめ
インスタントウィンは古くからあるキャンペーンの方式ではありますが、近年はSNSやシステムで自動化しながら、手軽に実施するスタイルが一般的になっています。ユーザーによる購買行動において、商品・サービスが溢れる昨今では、いかに接点をつくるか、そして購買体験の向上が求められます。それに対して、インスタントウィンキャンペーンは有効なマーケティング手段の一つといえるでしょう。
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2024.04.15