スマートウィンドウ「LC MAGIC」の解説ポイント
調光の原理
調光フィルムとは電源のON/OFFで透明・不透明が切り替わるフィルムのことです。(下記画像イメージ)
調光フィルムの切り替え方法は動作原理によって複数ありますが、
TOPPANはその中でもPNLC方式という原理を使って LC MAGICを製造しております。
PNLC方式は通電によって液晶の配向が変わる方法で、
液晶分子の配向が均衡になるか、不均衡になるかといった動きで透明/不透明が切り替わります。
製造のこだわり
LC MAGICはロール状態で作製され、そのあと用途に応じたサイズにカットし動作に必要な電極を形成します。
製造環境としては下記のような特長があります。
1.国内自社工場で生産
2.チリや埃が付着しないクリーンルームで生産(クラス100)
3.印刷で培われた塗布・ラミネート技術を応用
4.エレクトロニクス業界で培われた高度な品質管理
TOPPANは確かな品質、安定の供給体制をお約束します。
※動画はLC MAGICの採用事例です。(近江鉄道「八日市駅」のイベント展示)
施工イメージ
弊社では展示スペースにてデモ品をご確認頂き、
実際のノーマルモードとリバースモードの電源ON/OFF時の感覚を掴んで頂くことが可能です。
サイト上でも2つのモードの電源ON/OFFによる透明・不透明の違いを掴んでいただくため、下記コンテンツをご用意しました。
活用シーン
LC MAGICは車載・建材を中心に様々な用途で活用いただけます。
主な活用シーンは以下の通りです。
開発品のご紹介 〈ノーマルブラック〉
電源OFF時に可視光線透過率5%の「黒色」となるLC MAGICの新グレード「ノーマルブラック」です。
既に自動車をはじめ航空機や鉄道などモビリティ業界向けの量産とサンプル出荷を開始しており、
国内量産車への採用実績もございます。
LC MAGICのオプション・部材
様々な利用シーンに合わせてオプションを選ぶことができ、LC MAGICの機能を拡張できます。
また、LC MAGIC設置の際に必要な部材もご紹介します。
- 映像投射スクリーン対応
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プロジェクターのスクリーンとして利用が可能です。
従来のリアプロジェクションタイプに加えて、フロントプロジェクションタイプも実現しております。
フロントプロジェクションは、液晶調光フィルム業界で初めてTOPPANが実現。
スクリーンの背面にプロジェクタを置けない環境にも対応可能です。
- カラーバリエーション
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ブラックのカラーバリエーションを用意。使用する空間のイメージに合わせて選択可能。ブラックの透過率については、段階的に複数ラインアップ。
- 自社設計の専用電源
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難燃性筐体、漏電遮断機能を内蔵した安全・安心設計です。
市販の壁面スイッチとの組み合わせにより、LC MAGICのON/OFF操作が可能で、
使用方法に合わせて電源をお選びいただけます。
※電源はフィルムの幅や長さにより駆動できる面積が異なります。
- 分割駆動
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透明導電膜を特殊な方法で切断できます。
切れ目がないようなデザイン性と個別の駆動制御が可能なことが特長です。
- デザイン分割
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ご希望のデザインに合わせて加工が可能です。
- 工事・施工
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LC MAGIC付きガラスの設置工事や既存ガラスへの水貼り施工に加えて、自己粘着シートを使ったスピード施工が可能。
- 電極
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電子機器に採用されているフレキシブルプリント基板を電極部に採用。取り扱い易く、狭額縁のサッシ枠内にも収めることが可能。
- 外周封止
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LC MAGIC 外周端部を専用材料で保護して出荷。専用設備による加工で高精度・高信頼性を実現。