パッケージのユニバーサルデザイン~誰もが使いやすいパッケージを実現 パッケージの専門家による
ユニバーサルデザイン・コンサルティング
1900年の創業以来、お客さまと商品パッケージ開発を共にしてきた知見をもとに、誰もが使いやすい人に優しいパッケージの開発を支援いたします。
パッケージのユニバーサルデザイン~誰もが使いやすいパッケージを実現 パッケージの専門家による
ユニバーサルデザイン・コンサルティング
1900年の創業以来、お客さまと商品パッケージ開発を共にしてきた知見をもとに、誰もが使いやすい人に優しいパッケージの開発を支援いたします。
こんな課題をお持ちの企画・マーケティング・開発部門の方へ
商品のユニバーサルデザインについての課題を知りたい
誰もが使いやすいパッケージを開発したい
選び間違いなどのヒューマンエラーを防止したい
わかりやすい裏面表示、取り扱い説明書を作りたい
作業効率が上がるパッケージを作りたい
当事者の意見を取り入れたパッケージを開発したい
ユニバーサルデザイン視点を取り入れたパッケージのデザインマニュアルを開発したい
パッケージデザインの改善に科学的アプローチを加えたい
TOPPANのパッケージのユニバーサルデザイン
TOPPANは、科学的アプローチにより抽出したユーザーの課題を体系化し、パッケージデザインについてユニバーサルデザイン対応指針を独自に設定しています。指針に基づいて、ユニバーサルデザイン診断やワークショップ、ユニバーサルデザイン改善提案等のメニューを多数ご用意しています。
お客さまのご要望に合わせてご提案いたします。
高まるユニバーサルデザインの必要性
社会の中でユニバーサルデザインの必要性はますます高まっています。
年齢や性別、身体的な特徴に関わらず、すべての人が平等に過ごすことのできる社会の実現を目指し、多様性を尊重するためさまざまな工夫が凝らされています。
パッケージデザインにおいても誰もが使いやすいパッケージが求められています。
例えば、パッケージが開封しにくくないか、表示が見やすくわかりやすいか、などの視点でのデザインが求められます。
すべての人が公平で過ごしやすい社会のために、ユニバーサルデザインは非常に重要です。
パッケージデザイン実績
パッケージのユニバーサルデザインの実績をご紹介します。
フィルムを筒状に加工し、先端にプラスチックの注出口を取り付けたチューブ型パウチ容器です。胴部に従来のラミネートチューブ容器よりも薄いフィルムを使用し粘度の高い中身の特性にあわせた注出口で、軽い力で絞りやすく、高齢者や子どもにとっても最後まで使い切りやすい構造となっています。従来品と比較し、プラスチック使用量を50%以上削減することで環境にも配慮。また、キャップを閉める際に“カチッ”と音が鳴る構造とすることで、しっかりと閉じたことを確認できます。
人工肛門を造設した患者(オストメイト)が腹部に装着する袋「ストーマパウチ」に貼り付けるための、オリジナルデザインラベルを開発しました。ストーマパウチは透明に近い素材が主流ですが、着替えなどの際に排せつ物が見えることが患者のストレスの一因となっています。デザイン学校生の協力の元、花や風景、キャラクターなど41種類の絵柄ラベルを作成することで、好きなラベルを選べる楽しさを付与するとともに、経時での色褪せにくさや、入浴時の剝がれにくさなどを考慮した材質選定を行いオストメイトの方のQOL向上に貢献しています。
液だれを防止し、用途に応じて注ぐ量も選べる「液だれ防止機能キャップ」を付与した液体紙容器です。このキャップの開発で、公益社団法人日本包装技術協会が主催する第47回木下賞「改善合理化部門」を受賞しました。容器本体はサイド部のエンボス加工と「持つ位置ガイド」表示で持ちやすくなっています。使用後は折りたたみ線で簡単に小さくたたむことができ、廃棄ごみの容積を約1/2にすることができます。従来の同容量帯PETボトル比でプラスチック使用量を60%以上削減し、環境にも配慮しています。
開封後に必要な内容物を取り出して、すぐに閉じて保存できる「再封保存性」を高めた「粘着式リクローズ機能」をもつ食品一次容器。再封性能に優れ、ラップフィルムや小分け袋を使用せずに内容物の乾燥等の品質劣化を防ぐため、フードロスの削減に貢献します。
開封するとシールの一部が容器に残ることで「開封済み」が一目でわかる改ざん防止機能付きの安全・安心なパッケージです。
開け口の左右どちらの方向から開封しても段差ができることで、様々な年代の方にとってチャックを開けやすいパウチです。
また、ミシン目中に逸脱防止線を設けることでカット部がミシン目からそれずに開封することができます。
キャップにバネ構造を採用することで、簡単に片手で開閉が可能。中栓形状を工夫し、シートのセットしやすさと切りやすさを両立させました。また、従来のボトル型衛生ウェットシート容器にはない、高いインテリア性と生活になじむ優しい形状により、生活に除菌習慣を取り入れやすくしています。
視覚障がい者や外国人を含む全ての人を対象に、薬の情報や開封方法が視覚的・触覚的に伝わる「やさしく使いやすい」パッケージです。開封口が触ってわかり、錠剤が取り出しやすい前開き構造でリクローズ可能。服用時に必要な情報(用法・用量)を内面に大きな文字でわかりやすく記載。QRコード読み取りによる多言語の自動音声読み上げで用法・用量等を伝える「アクセシブルコード」を導入し、印字場所はデボス(凹)加工により触って位置が分かるようになっています。
容器本体の四面になめらかな凹みが施されたことで高齢者から手の小さい子どもまで持ちやすく、全体を見ると「よつ葉」にちなんだクローバー型の容器になっている、使いやすさとデザイン性を兼ね備えたパッケージです。
また、カップ容器については、プラスチック樹脂にサトウキビを原料とするバイオマス樹脂を一部使用、年間約9.5トンの化石燃料由来プラスチックの削減が見込める環境配慮型のパッケージです。
おでかけ中でも手軽に手指の衛生を守る、携帯できる消毒剤とハンドソープ。ストラップでつり下げることができ、気が付いた時にすぐに消毒をしたり、石鹸の用意のない水道でもハンドソープで手を洗うことができます。
半透明の優しい色合いとシンプルなデザインのシリコン製のストラップは、長さも3段階に調節可能でどんなバッグやベビーカーにも取り付けやすいように配慮されています。
レンジ加熱対応スタンディングパウチの自立性と、開封時の開口性を高めた「いただきパウチ」。湯せんなど火を使わずにレンジで加熱でき、器への移し替えなしでそのまま食べることができます。
単身・高齢世帯の増加などの社会環境変化を背景に、調理や洗い物の手間の削減など「食の簡便化」のニーズが高まっており、調理済みの食品をすぐに手軽に食べたいという「即食ニーズ」に対応しています。
調理時の湯気による水蒸気で中身がキャップの取り出し口に付着してしまう問題を、特殊な加工を施すことでスムーズな振り出しを可能にしました。また、ヒンジキャップの密封性を向上させ、中身が固まるのを防いでいます。ワンアクションで開封でき、くぼみのある瓶形状で持ちやすいボトルです。
閉めるときにロックがかかる機能に加え、“カチッ”という操作音・手ごたえが感じられるパッケージ。操作する楽しさや安心感、開閉の心地よさを感じられます。
100種類以上の漢方製剤を番号と色で識別でき、医療従事者と患者さんの双方にとって、わかりやすい、間違えにくい、使いやすいパッケージ。誤認の防止と作業負荷を軽減。安心・安全に貢献します。
注ぎ口を充填口と分離させ、中央部に設けることで持ちやすく、容器に差し込みやすい詰め替え用スタンディングパウチ「PALM POUCH®(パームパウチ)」。安定して素早く最後まで詰め替えることができます。
キャップが180°回転することで“カチッ”と閉まり、音でしっかりと閉じたことを確認できるチューブです。
子どもが素手では開けられない誤飲防止パッケージ。ハサミで切らないと開封できず、開封後は両側から押すことで、簡単に電池を取り出せます。
パウチのサイド部分に縦方向の空気を注入することで自立性を向上した「エアホールドパウチ®」空気の柱があることにより持ちやすく、片手で安心して取り扱えます。
具材を入れてひと手間加えた手作り感を実感できるチャック付きパウチ「蒸できスマデリバッグ®」。GL BARRIER活用により電子レンジ対応が可能になりました。火や調理器具を使わず電子レンジ加熱で安全、かつ簡単においしく調理ができ、後片付けも簡単です。茹でる/煮るなどをせず、電子レンジ調理にすることで、CO₂排出量・水の使用量を押せることができ、環境にも配慮しています。
頭部のミシン目を前後に折り曲げて手で引き裂くだけで簡単に分別できる「オルカット」、特殊加工で簡単にキャップをねじ取ることのできる「トルキャップ」によりリサイクル性を向上させることができます。
TOPPANのユニバーサルデザイン7原則(2001年制定、2010年4月改定)
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1.さまざまな人々の身体・知覚特性に対応しやすくなっている
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2.視覚・聴覚・触覚など複数(多重)の方法により、わかりやすくコミュニケーションできる
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3.直感的にわかりやすく、心理的負担が少なく操作・利用できる
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4.素材・構造・機能・手順・環境などへの配慮があり、安全に利用できる
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5.より少ない力での取扱いや、移動・接近が容易など、身体的負担が少なく操作・利用できる
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6.適正な価格での提供、社会への充分な供給が可能である
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7.心地よさ・楽しさ・美しさなどへの配慮があり、感性に響く魅力が感じられる
ご支援の流れ
貴社の状況に合わせた最適なご支援方法をご提案させていただきます。
まずは弊社営業担当、または「お問い合わせ」ボタンよりご相談ください。
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STEP 1
ヒアリング
まずは、お客さまのご要望についてお聞きし、必要な情報を整理します。
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STEP 2
プロセス設計
お客さまのご要望に応じた開発プロセスのステップを設計します。
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STEP 3
課題発見
ユニバーサルデザインの視点からパッケージの課題を抽出します。抽出には課題に応じた手法を用います。
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STEP 4
開発方向性の策定
抽出された課題を検討し、解決のための開発方向性を策定します。
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STEP 5
検証
開発の方向性に基づくプロトタイプを作成します。調査を行い、作成されたプロトタイプの有効性を検証します。
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STEP 6
仕上げ・ルール化
検証結果に基づき調整を行い完成させます。また、必要に応じてルール化を行いマニュアルを作成します。
よくあるご質問
お客さまからユニバーサルデザインについてよくお寄せいただくご質問です。
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ユニバーサルデザインの課題はどのように見つけますか?
実際に起きている事象、ヒアリング、様々な手法による調査、パッケージのプロの知見から課題を抽出いたします。
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開発にはどのくらいの期間・予算がかかりますか?
お客さまのご要望・課題により、最適な開発プロセスステップをご提案いたします。 ご都合、ご予算に応じて柔軟に対応させていただきますので、まずはご相談ください。
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これから開発するものでもご相談できますか?
はい。すでにあるパッケージの改善だけではなく、新規開発品のコンサルティングも承ります。
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パッケージ以外でもご相談できますか?
はい。パッケージ以外にも出版、印刷、映像、空間演出まで、各方面の知見でご相談に応じさせていただきます。
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ユニバーサルデザインについて教えていただくことはできますか?
基本的な考え方から、パッケージのユニバーサルデザイン事例のご紹介までさせていただきます。体験会などの研修プログラムも実施可能です。