コラム

株式会社MiL様
デジタルプリントの
ベビーフードパッケージ
導入インタビュー

「デジタルプリント」採用のきっかけから、採用後の効果について
株式会社MiL 商品開発部門マネージャーの大島圭太郎氏にお話を伺いました。

※所属企業名・部署名は取材当時のものになります。


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スピーカー紹介

スピーカー紹介

デジタルプリントで今ある課題を解決できたことが決め手

吉原:「デジタルプリント」採用前に抱えていた課題や、採用のきっかけについて教えてください。

大島氏:私たちは、the kindestというブランドで主に「ベビーフード」を提供しているベンチャー企業です。「デジタルプリント」を採用する前までは無地のパッケージにラベル貼りする形で商品を販売していましたが、商品数がPB含めて100を超え製造ロットも増えてきたため、シール貼りは時間とコストがかかるという課題を抱えていました。通常の印刷パッケージの導入も検討しましたが、ロット数が大きく改版がしにくい点が気掛かりで…。「より良い商品を提供するには、どう改善すべきか」を模索していた中、たどり着いたのが「デジタルプリント」の導入です。

吉原:「デジタルプリント」を採用して良かった点はございますか?

大島氏:「デジタルプリント」はシールを貼ることと比べて品質管理の観点でメリットが大きいですね。シールだと貼り間違いや異物がシールとパッケージの間に入ってしまうというリスクがないとは言えないので。あとはコストの観点でも、通常の印刷パッケージと比べて単価は高いですが、シールを貼るコストを含めた包材のトータルコストとしては半分になりました。

吉原:無地袋への充填作業は、その過程で内容物がわからなくなるリスクがあります。ですが、印刷されたパッケージに充填できる「デジタルプリント」は商品の視認性が高く、人為的なミスが減り、作業効率も上がるとのお声をよくいただいております。

大島氏:その通りだと思います。販売計画に見合った小ロットでの発注が可能で、シールと比べるとコストもリスクも時間も抑えられる。「デジタルプリント」のおかげで、今ある課題を全て解決できたと感じています。通常の印刷パッケージと比べてリードタイムが短いことも我々にとっては大きなメリットでした。

吉原:MiL様の販売計画とリードタイムが上手くかみ合ったということですね。

デジタルプリント導入事例

事業の立ち上げ時にも活躍し、ベンチャー企業にとてもマッチするサービス

吉原:「デジタルプリント」採用後、社内の反応はいかがでしょうか?

大島:記載できる情報量が格段に増えたことで、以前まで泣く泣く省かざるをえなかった事項(例えば、保存方法の明記など)も反映でき、お客さまへの対応もしっかり行えるようになりました。そういう意味でお客さまにとってより使いやすい商品になり、問い合わせ対応が少なくなることも想定できますので好評です。
お客さまへのアンケートの実施しましたが、「商品への信頼感が増した」「デザイン的にも良い」と、ご好評いただいたことも自信につながりました。

吉原:ラベル貼りは印刷範囲が限られ、情報量に制限がかかります。「デジタルプリント」の導入で、お客さまへ責任感と安心感を与えるパッケージがお届けできたということですね。

大島:そうですね、間違いないと思います!

吉原:最後に、「デジタルプリント」を活用した今後の展開、取り組みをお聞かせください。

大島:今後は、新商品開発の際にも積極的に検討していこうと考えています。「包材」選びは、商品開発でぶつかる壁の一つ。最小ロットで進めたくても、シール貼りでは品質管理のリスクや貼るための作業所の手配も必要ですし、発注先も分かれるので手間がかかります。発注もオンラインで簡単にできるので、データのやり取りもとても楽です。
スピード感も求められる私たちのようなベンチャー企業にはとても合ったサービスだと実感しています。

吉原:通常の印刷パッケージでは、MiL様のようなSKU数が多い企業様の場合、テストマーケティングや小ロットからのスタートに多くのリスクが生じます。TOPPANの「デジタルプリント」が、その課題解決の一助を担えたことをとても嬉しく思います。今後もMiL様を始め、多くの企業様にとってより良いサービスをご提案できるよう尽力してまいります。
本日はありがとうございました。


デジタルプリント導入事例

ご協力:株式会社MiL様 https://mil-inc.com/

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2023.04.20