メールマーケティングに
代わるもの。
メールでしか
できないもの。

2017.4.25

多くの企業がメールマーケティングに取り組んでいますが、飽きてきたな…というご担当者もいらっしゃるかもしれません。メールマーケティングに代わる方法を模索している企業や、すでに新しい試みにチャレンジしている企業もあるでしょう。スマートフォンやSNSの普及で、メールマーケティングも変わってきています。

メールは、
Push型の情報提供手段

そもそもメールマーケティングとは、「保有している顧客メールアドレスに対して、その顧客の関心や興味が高いコンテンツをPush型で情報配信し、顧客の行動を喚起する」ことです。最近は、スマートフォンの普及によってメールに限定されず、さまざまなアプリを活用して行われることも増えてきました。

多くの企業がプロモーションに
活用する「LINE」

圧倒的な利用者数を誇るLINE

スマートフォンのアプリを介したPush型の情報発信で、まず挙げられるのは「LINE」でしょう。国内の会員数は、人口の半分を超える6,800万人以上にも達しています(※)。デイリーのアクティブユーザー率は71%(※)で、数あるSNSの中でも極めて高いアクティブ率を実現しています。また、特に若年層の間では、電話やメールを超えるコミュニケーション手段としてLINEが活用されています。

ビジネス利用のためのサービスメニューも

実際、LINEを使ったキャンペーン・プロモーションを展開する企業は少なくありません。公式アカウントをつくり「友だち」になってもらうことで、自社の商品やサービス、キャンペーンなどの情報を一斉配信することが可能です。

さらに、企業向けの「LINE ビジネスコネクト」を導入すれば、自社の顧客データと連携し、顧客一人ひとりにカスタマイズされた情報の提供や双方向のコミュニケーションなど、One to Oneマーケティングの展開ができるようになります。メールよりも開封率が高く、より確実に情報に触れてもらえるため、顧客のレスポンスも得やすくなります。

自社のさまざまな情報やシステムとLINEを融合させることで、多種多様なOne to Oneマーケティングを実践できる可能性が広がるのです。

LINE 2016年10月-2017年3月媒体資料より。
http://ad-center.line.me/

スマホアプリは、
メールマーケティングに
取って代わるのか?

自社アプリをつくり、情報をPush配信

自社でアプリを開発し、さまざまなプロモーションやマーケティングに活かす企業も増えてきました。

例えば、自社のアプリをダウンロードしてもらい、アプリを介して随時顧客に情報をPush配信するという手法です。アプリを開かなくても、スマートフォンの画面上にメッセージを通知するノーティフィケーション機能を利用することで、お客さまに気づきを与えることができます。

GPSによる位置情報を活用したサービス

企業のアプリを活用したプロモーションでは、セール案内のほか、クーポンの発行、ポイントの蓄積や残高確認などがベーシックな展開と言えるでしょう。

その他、スマートフォンのGPS機能を使って位置情報と連携させたサービスも、多くの企業が採用しています。欲しい商品の在庫があるのはどの店か、その店にはここからどう行けばいいのかを案内するといったサービスです。

スマホアプリは、コストの面などの課題も

アプリをダウンロードしたユーザーの個人情報をしっかり収集してデータベース化し、One to Oneマーケティングに発展させることができれば、メールマーケティングを大きく超える有効な方法となり得るかもしれません。しかし実践にあたっては、多くの開発・運用コストが必要となることがネックです。また、お客さまがPush通知をOFFにしてしまうと、情報が届けられなくなります。

ブラウザPush通知も登場

パソコンの画面上に、
タイムリーな情報通知が可能に

パソコンやモバイル端末のWebブラウザにPush通知を送るサービスも登場しています。お客さまが自社のWebサイトを閲覧していない時でも、ブラウザ上にさまざまな情報をPush通知して表示させるというものです。『その企業(ブランド)のファンで、何度もそのWebサイトを見る』というユーザーには、ブラウザPush通知は非常にありがたいサービスと言えるでしょう。

まだまだこれから発展する可能性

表示されるPush通知は短文であるため、アクセス先のコンテンツはユーザーにとって有益な情報でなければ離脱を招きかねません。また、基本的に対応ブラウザはChromeがメインであり(FirefoxやSafariも一部対応)、マイクロソフトのInternet ExplorerやEdgeはブラウザPush通知に対応していない点にも留意しておくべきでしょう。今後、どのような展開を見せるか、注目です。

それぞれの強みを活かして
使い分けを

これからのOne to Oneマーケティングの手法として、LINEを含め、スマートフォンのアプリを利用することは、高い効果を期待できると言えるでしょう。しかし、費用対効果を見定めておかないと、計画倒れになってしまうかもしれません。

他方、これまでのPush型の雄であるメールマーケティングは、HTMLメールを利用することで、画像や動画などを交えたリッチなコンテンツを、美しいデザインで表現することが可能です。コピー(文章)の量も自由に設定でき、関心や興味が深い顧客にじっくり読んでもらう内容にすることもできます。

スマートフォンのアプリなどが強みを発揮できるものと、メールが強みを発揮できるもの、的確に用途を使い分けて最適な方法を都度考えることが重要となるでしょう。