パフォーマンスマーケティングサービス コラム

【事例】東京書籍株式会社様 | 高校生の英語学習をサポートする動画コンテンツ制作|テンプレートからの制作で高品質・30本/4ヶ月の大量納品を実現

  • 取材ご協力者
  • 東京書籍株式会社
  • 玉井尚登様

明治42年の創業以来、「教科書」事業を柱に日本の教育を支えてこられた、東京書籍株式会社様。

同社は、教育制度の改革や教育メディアの多様化といった時代の変容に応えるべく、活字分野にとどまらず映像やソフト開発、Web配信サービスまで事業領域を拡大。質の高い最先端の教育用デジタルコンテンツを提供されています。

今回は、教員向け授業用動画 の制作にあたり、動画コミュニケーションサービス「movring」をご利用いただきました。ご利用の背景と得られた効果について、同社 編集局 英語編集部 玉井 尚登様にお話を伺います。


目次
1.“高品質の動画コンテンツを、教育現場に届けたい”
   短納期・大量制作の厳しい条件下で「movring」の利用を決断
2.テンプレートからの制作とプロフェッショナルの丁寧な対応で、
  スピード・高品質・作業のしやすさのすべてが実現
3.「movring」の活用の幅を広げながら、生徒の英語学習と教育現場を支えていきたい


1.“高品質の動画コンテンツを、教育現場に届けたい” 短納期・大量制作の厳しい条件下で「movring」の利用を決断

――まずは、動画コミュニケーションサービス「movring」をご利用いただいた経緯からお聞かせください。

まず背景として昨今の教育現場では、プロジェクタ・電子黒板などのハードウェアの導入や、デジタル教科書・eラーニング・学習用ソフトウェアの採用など、デジタル化が急速に進んできています。

そうした中で特に現場からのニーズが高まっていたのが、教科書内の各ユニットの概要をまとめた動画コンテンツでした。これは、各ユニットの学習に入る前にあらかじめ学習内容を伝えることで、生徒の興味を惹きつけて積極性を高める役割を持つものです。

この現場の声を受けて、英語編集部でも急遽制作中の教員向け指導書に動画コンテンツを盛り込むことにしました。

しかし、指導書の制作スケジュールに合わせて全30ユニットに対応する動画を高品質でお届けするには、制作をすべて自社でまかなうのは現実的ではありません。そこで、内20本の制作を外部の企業様に依頼することにしたのです。

――「movring」ご利用の決め手となったポイントは何でしたか。

以前全社向けに説明会を開いていただいたことがあり、当時からわれわれとしても「movring」に興味を持っていたため、外注先検討の際にすぐに選択肢にあがりました。

動画制作のプロフェッショナルでありながらも、1本3万円からというリーズナブルな価格でご依頼できる点は、非常に魅力的なポイントでした。また6月頃にお問い合わせし、10月末には20本の動画を指導書の制作に合流させなければいけない、という厳しいスケジュールに対し「間に合わせます」と応えてくださったことが大きな決め手となりました。

【参考】


2.テンプレートからの制作とプロフェッショナルの丁寧な対応で、スピード・高品質・作業のしやすさのすべてが実現

――実際に「movring」をご利用いただいたご感想や、得られた成果についてお聞かせください。

非常に品質高く作っていただけたこと、業種や使用シーンに応じたテンプレートと音楽が豊富に用意されていたため、思い描いているイメージに近い動画に仕上がったことがよかったと思っています。

出来上がりを拝見し「これだけの品質を実現していただけるなら」と、内製する想定でいた10本分についても追加でご発注させていただきました。またテンプレートを利用して制作を進めることで、作業の明確化・固定化ができた点も非常に大きかったですね。

「何をどうすればよいか」といった進め方が確立されていることで、継続的に制作する際に効率化が図れますし、私以外の者が担当になった場合の引き継ぎもスムーズに進みます。

さらにテンプレートを通じておよそのイメージが共有できるため、ゼロベースで動画制作を外注する場合と比べて意図とズレたものが出来上がってしまうリスクが少なく、修正のやりとりも少なく済みました。こうした簡潔さ・作業負荷の少なさをふまえ、今後につながる取り組みだったなと振り返ります。

――ありがとうございます。制作過程におけるコミュニケーション面ではいかがでしたか?

スケジュール的にご無理をお願いしているにも関わらず、非常に誠実にご対応いただけたことが印象に残っております。当初は、リーズナブルな価格のサービスだからこそ、われわれの持つ完成イメージとご対応いただける範囲のすり合わせが難しい部分もあるのではと不安もありました。

しかし、困ったことがあれば、他社様の事例も交えながら対応可否の線引きを細かくご説明いただくなど、コミュニケーションエラーが起きないように細心の注意を払ってくださったので、安心して制作を進めることができました。

また丁寧に進めていただきながらもやりとりは非常にスムーズで、最終的にはお願いしたスケジュールよりも早くご納品いただけたことも、ありがたかったですね。


3.「movring」の活用の幅を広げながら、生徒の英語学習と教育現場を支えていきたい

――最後に、今後の展望と凸版印刷に期待されることがあればお聞かせください。

今回のわれわれの経験をふまえて、同様の短期・大量制作を予定している社内の他部署でも「movring」を活用したいという声が出ています話。 今後は、さまざまな部署で幅広く協業させていただけたらと思います。

また英語編集部としては、今回制作いただいた動画がこれから現場の方々のもとに届けられるので、反響を見ながら「この取り組みをどうブラッシュアップしていくか」「今後どのように動画活用を広げていくか」について模索していきたいと思っています。

教育現場のデジタル化は効果的でありながらも、やはり現場の先生方の視点に立つと、デジタルコンテンツ活用のハードルは少なからずあるはずです。凸版印刷様のお力もお借りしながら、生徒の皆さんに英語に親しんでもらえる学習機会を提供すると同時に、教育現場の方々をしっかりとサポートしていきたいと思います。

2024.04.12

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